こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。


昨日の続きです↓
《タロット占い・結果実例集⑱-3》



【結果検証】
鑑定から一か月後、Nさんからメールを頂きました。
ご本人の許可を得て掲載させて頂きます。
かなりの長文なので、覚悟して読んで下さい^_^;

以下、転載↓


あの日は、帰路につきながら
頭のなかがぐるぐるぐるぐる。。。
涙が出そうになりながら帰りました。
 
その後 不動産屋さんに行き、家を探しました。
母にも話しました。
母は了承してくれましたが、やはり
「出て行ってほしくない」というのが
ひしひしと伝わってきます。

息子は一緒に新しい生活を始めることを
了承してくれました。
父もすんなり了承してくれました。
 
ですがやはり母のことが気がかりです。
 
また、反対されたくなくて
家が決まってから話そうと思っていたのに
つい決心がつかず従兄や友人に話した結果、
結構な反対にあい、決心がゆらぎました。
 
みんな、「お母さん大丈夫?」と言います。
「お母さん病気になるよ」とも。
 
そうなんです。
他人から見ても私と母の関係はすごく深いんです。
 
でも、もう家を出るつもりでいろいろと計画して
契約するところまで行きました。
が、どうしても踏み切れませんでした。
キャンセルしてしまいました。

それは、家を出るのがいやというのではなく、
新しい家(賃貸のマンション)に
満足がいかないという理由です。

でもこれはやっぱり自分が家を出たくないから
理由をつけているだけなのです。
システムキッチンじゃないとか、
お風呂がせまいだとか、、、古いだとか、、、。
 
母は突然
「賃貸はもったいないから、
それならマンションを買ったら?」
と言い出しました。
「お母さんもお金を出すから少し広い目を買って 
年をとったらここの家は処分してそっちに行くわ」と。
 
賃貸のマンションが気に入らなかった私には
悪くない話でした。
友人にも
「賃貸ほどもったいないものはない、
買った方が絶対にまし」
と言われていましたし。
 
でも結局それはまた
母の人生の歯車にはいってしまうことになり
自分で切り開くことにならない。。
またマンションを買うとなれば
いろいろともっと深く考えなきゃいけなくなって
結局動けなくなってしまう。
 
そう思い、やはり今、
家をでようとまた決心しました。
幸い、契約寸前でキャンセルした物件は
一度はほかの人も予約をしたのですが
またキャンセルになったらしく、
私が借りようと思えば借りれる状態です。
 
昨夜は、先生のブログの
鑑定結果をたくさん読みました。
そして“自分もそうなりたい!!”と強く思い、
“明日の朝不動産屋さんに電話するぞ!”と
決意したのに、
今朝はまたしょぼんとして
なかなか不動産屋さんに電話ができませんでした。
 
母が心配なのです。
でもこれは 自分がこわいんです。
本当に家を出てやっていけるのか。
怖いんです。
 
私は社交的なわりに、あまりたくさん友人がいません。
ひとりでいることが多いのです。
群れているのは家族ぐらいなのに
それもなくなったらどうなるんだろう。。。と
心配なのです。
 
なのでこの家を出るということを考えると 
胸がざわつきます。
今までにない不安が押し寄せてきます。
 
そんな中、さきほど不動産屋さんにも電話をし、
例の物件もまだ空いていたので
電話でですが、申し込みました。
前回のこともあり、もう後戻りはできません。
 
電話を切ったあと、母に 
あの物件に決めたことを伝えました。
そこから 怒涛の反対にあいました(´;д;‘)

前回の時は物件を一緒に見学に行くほど 
折れてくれていたのに。。

話せば話すほど、私と息子が心配だと言いながら
自分自身が老いていくのに
娘に捨てられるという思いに、
とらわれているようです。

そして、どうやって仕事のあと
ご飯の用意をするのか、とか
息子のお弁当はどうする、とか 
「できるわけがない」と
決めつけて静かに怒っています。
 
私は、決して遠足に行くように
ウキウキして家を出るのではないこと、
本当は不安で仕方がないこと、
でもいつまでも両親の保護の元で暮らすのではなく
一度は自立することが必要なのだということ、
年をとったらちゃんと面倒を見ること、
分譲ではなく賃貸にするのは 
ちゃんと帰ってくる必要があるときには
帰ってくるためだということ、
などを伝えました。
 
病を患っている父と二人の生活は、
父が今落ち着いた状態であるとはいえ
母にとっては楽しいことなどひとつもなく、
気の重い話だと思います。

そこがわかっているからこそ、
私はずっと家にいたのですが、
でも今回、家を出ると決めてから
なかなか決心がつかなかったのは
母のためというよりは、
やはり自分が母から離れられないのだと
はっきりわかりました。
 
もうあともどりできない状態になり、
不安でいっぱいです。
でも先生に「あなたなら大丈夫」と
言っていただきました。

私は今とてつもなく大きな不安に
押しつぶされそうですが、
これを超えたらきっと 
新しい道が開けると信じています。

そしてそれが父の母の息子の
幸せに繋がっていくと信じています。
だから先生のところに
鑑定に行くことになったのだと思います。
 
しばらく母との冷戦は続くと思われますが、
未来を信じて、
新しい一歩を踏み出そうと思います。



転載、以上。


な、な、なんという葛藤

家を出ると決めてから、また止めて、
また決めて、また迷う。。。
Nさんにとって、実家を出るというのは、
こんなにもハードルが高いものだったのですね。

でも、この葛藤の中で、Nさんは
とても大切な事に気づかれました。
自分の本音、そして、
お母さんとの共依存状態です。

今までは、気づかないようにしてきた部分、
見たくなかった自分の姿です。

実家を出ると決めた事で、
その問題が浮き彫りになってきました。


正直に言って、私はこのメールを読んだとき、
“こりゃ無理だわ。。。”
と思ってしましました。
このお母さんから、逃れられる気が
しなかったのです

さて、Nさんは本当に
実家を出られるのでしょうか


つづく。



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