こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。


昨日の続きです↓
「『花の貴公子』は、やっぱりイケメンだった①」


フラワーデザイナー約300名を集めての
講習会にお招きしたのは、小松弘典先生


小松弘典

(写真は、小松先生のHPより転載)




作品はこんな感じでした↓
テーマはクリスマスです。



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小松先生は、デモンストレーションと
講習会の間に、
色々なお話をして下さいました。

一番印象に残ったのは、
自分がお花のレッスンをする際に、
いつも生徒さんに訊くことがある、
というお話。

なにを訊くかと言うと、
「この花のどこが美しいですか?」
だそうです。


一見、あまり可愛くない花材でも、
よく観察すると、美しい所が見えてきます。
たとえ形が綺麗でなくても、
ツルツル・モコモコなどの質感が面白かったり、
微妙な色合いが美しかったり。

そうやって、常に花材の美しい点を
見つける練習をしておくと、
人に会った時にも、
相手の美しい所をすぐに見つけられるように
なるそうです。

例えば、そんなに美人じゃないけど、
“肌のキメが細かくて綺麗”とか、
“口角が上がってて笑顔に見える”とか。

美しい所が見つかれば、
簡単に相手を褒める事が出来ます。
本気で美しいと思っている所なので、
お世辞やヨイショではありません。
だから、褒めても白々しい感じがしない。

褒められたら、相手も悪い気はしないし、
美しいところが見つかれば、
その相手を好きになりやすい。

つまり、お互いに好意的に接する事で、
うまくコミュニケーションが出来る
ということ。




“眉がボサボサやん
”とか、
“シミが目立つなあ~
”とか、
ついつい、人の欠点に
目がいってしまいがちな私には、
なるほど~
なお話でした。


そして、興味深い話が、もうひとつありました。

それは、人が甘いものを食べて、
快感を感じた時に、脳の中で出る物質が、
花を見た時に出る物質と同じものだ、
というお話。

人は、ストレスを感じた時、
それを緩和してリラックスするために、
脳に快感を求めるそうです。

だから、イライラしたら甘いものが
欲しくなる。
でも、甘いものを食べたら太る。
太った自分に、またイライラする。
これ、ストレス太りの悪循環です。

“でも、花を見た時にも、
甘いものを食べた時と同じように
脳が快感を感じるなら、
甘い物を食べる代わりに、
花を見ればいいんじゃないか”
と、小松先生は話されました。

ここでも、なるほど~
と思いました。

フラワービジネスもまた、ストレスの多い仕事です。
早朝から深夜までの、肉体労働。
時には徹夜もあります。
気も使います。

でも、私を含めて、花の同業者って
あまり太った人が居ない

それって、仕事中に花を見る事で、自然に
ストレスが解消されているのかもしれません。


これは凄く納得。
私自身、花を見ているだけで、
気持ち良くなってきますもん。


小松先生は続けて言われました。

“花には、そんな効果もあるという事を、
フラワーデザイナーである皆さんが
もっと周りに広めて、
お花の需要を高めていったらどうでしょう?”と。

伝えるべきは、花の活け方や技術だけでは
ないという事かも知れません。


いや~、花の貴公子は、
外面だけのイケメンでなく、
内面も素敵なイケメンでした



準備は大変でしたが、充実の1日を
ありがとうございました。

皆さま、甘いものが食べたくなったら、
代わりに花を買いに行きませんか
(^_-)-☆



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