こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。


昨日の続きです↓
「『条件付け』について②」


OSHO禅タロット・条件付け





この、羊の皮を被ったライオンは、
羊の中で育てられたために、
自分は羊だと思い込んで生きて来ました。

周りに他のライオンが居ないので、
自分だけが不自然な姿で居る事には、
気がつきません。


このライオンは、この先どうなるのでしょう?

実は、この後、羊の群れに、
老いたライオンがやって来ます。

そして、羊の皮を被ったライオンを、
池まで連れていきます。
水面に写った自分の姿を見たライオンは
驚きます。

“自分は、羊じゃなかった


そして、今まで感じてきた違和感や、
群れの中での居心地の悪さについて、
納得するのです。



このカードを引いた方は、
自分が本当はどう考え、
何を感じているのかを、まずは、
自分で感じてみようとしなければいけません。

それが、ありのままの自分を受け容れる、
第一歩です。



その際、世間や親の意向は、
一旦無視し、誰かから共感を得ようとは
考えないようにします。

周りの人達や親が、ありのままの自分を
受け容れてくれるかどうかは、相手次第で、
強要は出来ないからです。

大好きなお父さん、お母さんであっても、
受容れてくれるかどうかは、分かりません。


相手に自分の正直な気持ちを
伝えるべきかどうかは、
鑑定してみないと分かりません。

相手が、子供を受け容れられない親なら、
自分の正直な思いを伝えようとしても、
“話をはぐらかす”か、“否定する”か、
“怒りだす”か、のどれかになるでしょう。


その場合は、別の対処法が必要になります。
無理に受け容れてもらおうとすれば、
逆に傷つけられて、とても落ち込んでしまいます。

大事なのは、相手に理解してもらう事でも、
相手に変わってもらう事でもありません。

それは、草食動物である羊に、
ライオンが、なぜ肉を食べるのかを
理解してもらい、一緒に肉を食べようと
強要するようなもの。

そんな事は不可能です。


大切なのは、“外側”にいる相手に
分かってもらう事ではなく、
自分の“内側”にある思考・感情・感覚を、
自分で感じる事なのです。


さて、この『条件付け』というカードは、
ウェイト版で言うと、15番の『悪魔』に当たります。

自分の中のエゴイズムや弱点が、
条件付けによって、生まれてくるのかも
しれませんね。

その辺については、今はまだ、
しっくりくる答えを持っていない私ですが、
鑑定を通して、もうちょっと理解できたら、
いずれ、続きを書きたいと思います。


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