こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。


今日は、昨日の鑑定実例集
《タロット占い・結果実例集⑬-2》
の中にも出てきました、
OSHO禅タロットの「成功」というカードについて、
書きたいと思います。


ウェイト版では、「ワンド6」に当たります↓

ウェイト版・ワンド6




これは、勝利のパレードをしている場面ですが、
勝者が乗っている馬はニセモノです。
中に敗者が入っているハリボテ馬。
いずれ、謀反が起こり、
本当の勝利ではない事が分かる。。。

つまり、『かりそめの勝利』というようなカードです。


さて、OSHO禅タロットの「成功」についての
解釈ですが、おそらく、私のカードの読み方は、
一般的な解説書に出ているものとは
違うと思います。

でも、鑑定を通して私が感じている、
「成功」のカードの世界観は、以下のような感じです。

OSHO禅タロット・成功




このカードを引く方は、まだ、『道半ば』です。
ゴールには達していません。
100%出来た状態をゴールとするなら、
60%の出来、という感じ。

6割。
つまり半分以上は出来ている訳です。

ここで、
“まだ4割が出来ていない”と見るか、
“もう6割出来た”と見るかで、
世界の見え方が変わります。



例えば。。。
私は、フラワーデザイナーでもあります。
以前は、フラワーデザイン教室を
8つ主宰していました。

でも今、占い師としての仕事が
忙しくなってきたため、
デザイン教室でのレッスンを、
減らさざるを得ない状態です。

で、フラワーデザイナーの検定資格を
取得した生徒さん達に、
仕事を引き継いでもらいつつ、
教室の数を減らしていってる最中です。


私が教室を引き継いで欲しいと打診すると、
「やってみます
」という生徒さんと、
「私では無理です。。。
」という生徒さんが
いらっしゃいます。

どちらの生徒さんも、実力に大差はありません。
資格検定に合格しているって事は、
かなりの努力をして、
それなりの実力を持っている、ということですから。

「やってみます」と言って頂いた方には、
すぐに教室の引継ぎを行います。
いずれ自分で教室をしたいと思っていた方は、
すぐにチャンスを掴める訳です。


「私では無理です。。。」と言われる方は、
「先生(=私)みたいには活けられません

「自信がありません

とおっしゃいます。

そして、
「もっと上達してから、やらせて下さい。」
「完璧に活けられるようになってから、挑戦します。」
とも。


しかし、『完璧』を待っていたら、
チャンスは永遠に来ないでしょう。

私自信も完璧を目指してはいるけれど、
自分が完璧だとは、思っていません。
そもそも“完璧なんてものが存在するのか?”
って話です。


「成功」のカードを引かれる方は、とても
責任感が強く、まじめです。
だから、完璧を目指して頑張ろうとします。

当然、完璧を目指さないといけない
場面もあるでしょう。
完璧を目指して頑張り、努力し続ける事も
必要です。


でも、いつもいつも、
“自分が頑張らないと世界は廻らない”
“もっともっと頑張らねば”と
思っていると、しんどくなりすぎて、
やがて自分が壊れてしまうかもしれません。


1がスタート、10がゴールの
タロット・小アルカナのストーリーでいくと、
完璧を目指した先は、こうなっちゃいます。
ウェイト版の「ワンド10」では、こんな感じ↓

ウェイト版・ワンド10




重たい荷物を一人で抱えて、
一生懸命、前に進もうとしてしている人物。
頑張っているのは分かるけど、
前も良く見えないし、とてもしんどそう。



そうならないために、
6割出来たら、まずは、この人物のように、
自分を祝ってみましょうよ。

OSHO禅タロット・成功




紙吹雪が舞い散る中、両手を高らかに上げて、
上を向いて、成功のパレードをする人物。
虎の背に乗り、地球の上をのし歩き、
世界の頂点を極めたように、誇らしげです。

しかし、この『成功』もいつまでも続く訳では
ありません。

この勝利の瞬間も、いずれは過ぎ去っていく。
だったら、この瞬間を、思い切り祝い、
味わい、楽しみましょう。


自分はまだまだ、と思っているうちに
この瞬間は過ぎ去り、
チャンスを逃してしまうかもしれません。

完璧じゃなくてもいい。
6割出来たら、その時点で、
そこまで出来た自分を、いったん祝いましょう。

それが、私の感じる、
『成功』のカードの世界観です。


続く。


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