こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。


昨日の続きです↓
《タロット占い・結果実例集⑫ー2・お父さん編》
《タロット占い・結果実例集⑫-3・お母さん編》



“本当に実家を出られないのか?”
“どうして実家を出られないと感じているのか?”
を検証するため、お父さんとお母さんのカードを
4枚ずつ、Fさんに引いて頂きました。


Fさんとお父さんとは、相思相愛の関係。
この、“潜在意識下でのパートナーシップ”を
壊すようにというアドバイスが出ました。

そうすれば、実家を出ることが出来ます。
5年間も付き合っている彼がいるFさんにとって、
これは、そんなに難しいことではないはずです。



しかし、ひっかかるのは、
お母さんに対する本心。。。
「過去への執着」というカードです↓

OSHO禅タロット・過去への執着




おそらく、これが、“実家を出られない”と
Fさんが感じている、本当の原因です。

そこで、
“昔、お母さんとの間にどんな事があったのか?”を
Fさんに尋ねてみました。


Fさん :
「そうですね・・・
小さな頃から『やればできる子なのに・・・』と
よく言われていました。

勉強・習い事・部活動・ダイエットなどなど、
私には一生懸命頑張ったことでも、
結果が伴わないと母にこう言われ、
“何を怠けてしまったんだろう?”
“どこで手を抜いたんだろう?”と
思うことがありました。

あと、私が自分で決めてきた事や、
相談した事に対して、
あまり良い返事を、もらえたことがありませんでした。

うまく出来たね・良かったねというよりは、
『もうちょっと△△のほうがよかったんじゃない?』
『××は□□だから気をつけなさい』
『そんなのうまくいかないわ』とか・・・

だからと言って、母が私につらく当たっていたわけでなく、
最近ちょっとぎくしゃくするまでは、
私たちはいわゆる友達親子でずっと仲良しでした。
(どちらかと言えば父との確執の方が強かった)

良い思い出もたくさんあります。
でも、母に認めてもらえなかったのは
寂しかったです。」



Fさんの、このお話を聞いて、
“親から認めてもらっていない”という思いが、
子供にいかに大きな影響を与えるのかを、
改めて考えさせられました。

おそらく、大人になったFさんの事を
お母さんは認めているはずです。

でも、子供時代(過去)に
“認めてもらえなかった”という思考や、
そのことが“寂しかった”という感情が、
Fさんの中に、今もそのまま残っているのでしょう。

そのせいで、今現在のお母さんの
大きな愛情が、見えなくなっているのかも
しれません。


「家を出る」と自分で決めても、
きっとお母さんに認めてもらえないだろう。
→認めてもらえないと寂しい。
→寂しい思いをするのは嫌だ。
→だったら、言わないでおこう。

こんなストーリーが、Fさんの頭の中で
出来上がっているのかもしれません。


これが、Fさんの『弱点』=陰の部分です。



今まで陰に隠してきたその弱点を、
“陽の当たる場所”に出して統合する
というのが、カードからのアドバイスです↓

OSHO禅タロット・統合





なので、私は、
“認めてもらえなくて寂しかった”という
その気持ちを隠さず、
お母さんに伝えるよう、Fさんにお願いしました。

そうしないと、いつまで経っても、
Fさんは実家を出る事が出来ないでしょう、
というより、いつまで経っても、
Fさんが“実家を出られると思えない”でしょう。


(余段ですが、同じ体験をしている方が、
親にその思いを伝えても、
同じ効果があるとは限りません。

Fさんの場合は、お母さんがFさんを応援する気持ちが
このカードの中に見えたので↓

OSHO禅タロット・勇気



こういうアドバイスになりました。

子供の気持ちを受取る準備が、
全く出来ていない親もいるので、
その場合は、また違った対処法になります。

準備が出来ていない親に対して
同じことをしても、拒否や否定をされ、
かえって自信を失ってしまう可能性があるので、
気をつけなければいけません。)



さて、Fさんは鑑定結果を聞き、
「難しいけれどやってみます」と答えて帰られました。


そして、2ヶ月半後。。。。

へ続く。


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