こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。


先週の続きです↓
「結婚してください⑦」


恋愛の気配全くナシの10年間だった
『恋愛真空時代』の後、
私は、タロットと出会いました。

私は既に40代半ばになっていたので、
この先、人を好きになる事もないだろうし、
結婚もしないだろうと、
本気で思っていました。

その代わり、一所懸命に仕事をする事で、
自分自身に満足していました。
自分で言うのも何ですが、
めちゃめちゃ頑張ってたんです、私


フラワーデザインのコンテストでも、
過去、何回も入賞して、楯やトロフィーなど、
いっぱい頂きました



でも、タロットと出会って、それが、
自分の能力の5%の範囲でしかなかった、
という事を知ったのです。


心理学者のフロイトやユングによると、
人間の意識の中には、約5%の顕在意識と
その下に、巨大な95%の潜在意識の層が
あると言われています。

“自分の頭で分かっている”
“自分でコントロール出来ている”のは、
顕在意識の方です。

タロットを勉強する中で、
自分の持つ能力の5%のみを、全力で使いながら、
私は、今まで生きていたのだと云う事が、
だんだん分かってきました。


それで合点がいったことがあります。


例えば、フラワーデザインのコンテスト。
過去、何回も入賞してきたと書きました。
でも、1位になったのは、1回だけ。
あとは、常に2位以下での入賞なのです


いつも、絶対に勝てない相手が居る


“それは、自分に実力がないからだ、
努力が、センスが、技術が、足りないからだ。”
私はそう解釈し、
“次はもっと頑張ろう

というループの中で挑戦を続けていました。

でも、1位になる作品って、
センスや技術を越えた“何か”を持っているのです。
無条件に人の気持ちを惹きつける“何か”。
その“何か”が分からず、私は長年苦しみました。
“どうやったら、1位になれるんや
”と。


でも、タロットを始めて気がつきました。

それは、技術・努力といった
顕在意識のカテゴリーにあるものではなく、
潜在意識の領域の要素だという事に。

潜在意識は、他人とも繋がっていると言われています。
そこには、自他の区別はありません。
そこに、他人の心にも響く“何か”があるのです。

私がいくら努力を続けても、
無意識に、この“何か”を使っている人たちに
かなうはずがありません。


タロットと出会い、
私は自分の潜在意識を、受け容れ始めました。

そして、自分自身と向き合ううちに、
自分の弱点も、この潜在意識の領域に
あるのだという事が、分かってきました。

そのことを理解し始めた時、
私には、再び、人を好きになる気持ちが
戻ってきたのです。


続く。


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