こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。


昨日の続きです↓
「結婚してください②」



私が、カナダへ渡ったのは、28歳の時です。
日本では、いわゆる“結婚適齢期”を
過ぎていましたから、親からも、周りからも、
早く結婚するよう、急かされていました。

その点も、毎日の生活を、
窮屈に感じていた一因だったかもしれません。


でも、カナダでは、何歳であるとか、
結婚しているとか、していないとか、
誰に聞かれる事もありません。

カナダ人は、他人の信条やプライベートには、
必要以上には、入り込んでこないのです。

そして、いくつになっても、
皆が、好きな事をして、
自由に生きているように見えました。



私にとって、カナダでの生活は、
それはそれは楽しかったです


誰も知り合いが居ない異国の地。
一人で淋しいと感じたのは、
カナダ到着の最初の一夜だけ、でした。

カナダに到着した最初の夜、
一人でバンクーバーのホテルの部屋で眠る時、
世界中から、自分だけが取り残されて、
ひとりぼっちになったような気がして、
泣きました


でも、翌朝になると、
すっかり気分が変わってました。
一人でいる事の不安より、カナダに来られた喜びが
はるかに勝っていたからです


そして、まずは、朝一番から、バスに乗り、
3時間かけて、ウィスラーに向かいました。
スキーをしに行ったのです。

スキーが大好きだった私は、
この、世界最大級のスキーリゾート・ウィスラーで、
ひと冬を過ごしたいと思っていました。

そこで生活するために、
まずは、仕事と家が必要でした。
で、今では考えられない方法で、
私は仕事を探しを始めたのです。



その方法とは。。。

スキー場で、リフトに乗り、
隣に乗り合わせた人に話しかけて、
「どこかで仕事ない?」と
聞いてまわったのです。


もちろん、旅行者に聞いてもダメです。
ローカルと呼ばれる、地元の人じゃないと。

見分けはすぐにつきます。

ウィスラーは高級リゾート地です。
ええカッコしているのは旅行者。
きったない格好で滑っているか、
制服っぽいお揃いのスキー服で
滑っているのが、ローカルです。


そんな方法で、仕事が見つかるんか?
って思われるかもしれませんが、
他に方法を思いつきませんでした


実際、このやり方で、色んな情報が得られたのです。
で、いくつか当たってみました。
そして、私を雇ってくれる所が
見つかったのです


それは、大手旅行代理店の
現地ガイド会社でした。

英語がそれほど流暢に話せない私に、
この仕事が勤まるのか



続く。


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