こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。


お待たせしました。
【タロット占い・結果実例集⑤】の続き。
結果検証編です。



【 結果検証 】

仕事がなかなか決まらない真因が、
お父さんに対する「殺したい」という思いだと
分かったFさん。

お父さんへのこの思いから解放される為に、
私がFさんにお出しした宿題は、
“過去の記憶を遡って頂くこと”です。

その方法をお伝えして、
その日は帰って頂きました。



数日後に、Fさんから頂いたメールを
一部抜粋して掲載させて頂きます。


途中経過のご報告になりますが、
あれから早速、父への思いを紙に書き出してみました。
すると途中で気付いたのですが、
「~と母から聞いて、腹が立った」という文章ばかりで、
自分自身の父に対する記憶が
ほとんど無いことに気づきました。
 
父に対する記憶は、母から聞いた話と、
催眠療法で蘇った記憶のつなぎ合わせでした。
 (注 : Fさんは私の鑑定を受けられる前に、
何度かヒプノセラピーを受けられたそうです)

父が姉にケガをさせた時は
僕も現場にいたそうですが、全く記憶がありません。
 「解離性健忘」というものらいしです。

もう一度鑑定していただこうかとも思いましたが、
進展を信じて、近日中に父に会いに行ってきます。

「殺したいと思った」と言うと
父に殺されるんじゃないかという恐怖心や、
父が自殺するんじゃないかとか、
いろいろな感情で苦しいですが、
それだけ意味のあることなんでしょうね。






いかがでしょうか?

ご本人が気づかれたように、
”お父さんへの憎しみ”は、
お母さんから植え付けられた可能性が
ありそうですね。

昨日掲載しましたが、Fさんは、
お母さんに対する本心に対して、
「過去への執着」というカードを引かれました。

OSHO禅タロット・過去への執着


Fさん本人の記憶よりも、お母さんの思いが、
Fさんの思考や感情に、
かなり影響を与えているようです。
しかも、ネガティブな思いばかり。。。


なので、「殺したいと思った」という
憎しみや恨みの感情、その下に何があるのか、
もう一度、確認した上で、
お父さんに会いに行かれる事をお奨めしました。



“怒りや憎しみ”は
『第2感情』と言われるもので、
その感情を感じる前に、
『第1感情』である“悲しみや辛さ”が
発生していたはずです。

つまり、
「僕は、お父さんにひどい目にあわされ、
殺したいほど憎かった」
という思いの下にあるのは、

「僕は、お父さんにひどい目にあわされ、
とても悲しかった」
のはずだということです。


その悲しみや辛さを感じる事を避けるために、
無意識に、瞬時に、自分の感情を
憎しみや恨みに転化するようなのです。




さて、お父さんに会われて、
関西に戻って来られたFさんは、
再び報告に来てくださいました。


今までの、Fさんのお父さんは、
約束を破ったり、逃げたりが多かったため、
“連絡をしても、きっと会ってくれないだろう”
そんな風に、あまり期待しないで、
九州に向かわれたそうです。

それが、あっさり会う約束が出来て
まず驚かれたとか。

そして、Fさんが
「殺されるんじゃないか」
「自殺するんじゃないか」
と心配していたお父さんは、
ちゃんと話を聞いてくれたそうです。

途中、”逃げ”や“はぐらかし”もあったようですが、
結局、その日はお父さんの家に泊めてもらい、
お酒を飲みながら、夜通しで話をしたそうです。


その話の中で分かったこと。

よく考えたら、自分は子供の頃、
たくさん習い事をさせてもらっていた。
それは、お父さんが家にお金を
入れていないと、出来ないはずのことでした。

つまり、
「父親が家にお金を全く入れないから、
家族が苦労する」
というのは“事実”ではなく、
お母さんの“思い”だったようです。


二人で話している途中に、
あの恐かったお父さんが、泣き出したそうで、
Fさんは、心底、驚かれたそうです。

“恐怖の対象”でしかなかった父に、
弱い面、人間的な面があったことを
初めて知ったのだとか。

そして、お姉さんに怪我をさせた事への
償いを、今から始めると約束してくれたそうです。




私は、Fさんに尋ねました。
「今でも、お父さんを殺したいですか?」

Fさん :
「いや、それが、今は
全然、そんな風に思わないんです。」


そして、これからも、お父さんとの交流は
続けていかれるとのことでした。


もちろん、これですべてが解決したわけでは
ないでしょう。

Fさんにとっては、
まず仕事が見つからないと、
問題解決ではありませんから。

でも、再婚され、
子供が生まれたばかりのFさんに
とっては、とても大切なことを
成し遂げられたと感じています。

親から受け継いだ
『負の連鎖』
今のFさんなら、子供に引継ぐことなく
断ち切ってくれると信じています。

OSHO禅タロット・反逆者


“お父さんに対する本心”に対して
引かれたこのカードは、
今まで自分を縛っていた“鎖”を
断ち切る決意をした「反逆者」なのです。




Fさんが帰り際に言われた一言。
「ホンマ、タロット恐るべしですわ」

ヽ(^。^)ノ(^。^)y-.。o○


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