こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。
前回の続きです。
「共依存からの脱出ー間違ったコンセントの繋ぎ先」
生きていくのに必要なエネルギーを
もらうための『コンセントの繋ぎ先』は、
成長と共に、以下のように移り変わります。
子供の頃→親
大人になったら→パートナー
子供が出来たら→我が子
我が子が大人になったら→パートナーに戻る。
でも、どこかでこれが途切れてしまった時、
“正常でない”ところに
コンセントを繋いでしまう事がある、
という話でした。
その繋ぎ先とは、私の知る限り
① マルチ商法
② 新興宗教
③ 自己啓発セミナー（スピ系を含む）
がダントツに多いです。
今日は、②と③についての話です。
どなたでも、一度や二度、
新興宗教や自己啓発セミナーに
勧誘された事があるでしょう。
私も、何度か経験あります。
新興宗教の場合、
どんなタイミングで勧誘されるかと言うと、
“離婚した時”
“親や子供が亡くなった時”
“失業した時”
“家族や仕事への不満を漏らした時” など。
つまり、コンセントの繋ぎ先を失った時に、
「新たな繋ぎ先を提供しますよ」と
近づいて来るのです。
ほとんどの新興宗教は、仏教かキリスト教、
もしくはその両方の教えを少しずつパクッて
作り上げられていますから、
『教え』は、そこそこイケてるんですね。
問題は、勧誘の方法。
システムは、マルチ商法とソックリです。
商品（その宗教の教え）は良いものだけど、
勧誘方法が、
『本物ではないコンセントの繋ぎ先』を
提供するやり方だ、という事です。
先日のブログに、こんなコメントを
頂きました↓
のりこさんが次で触れる②新興宗教、
かつて、わたくし、入信しておりました。
熱心に誘われて、不熱心に信心していました。
入信を誘った人を『導き親』と呼びます。
入信させることを『お助け』と呼びます。
沢山の人をお助けすると、えらくなるらしい。
えらくなって、学校(宗教団体内)を卒業して、
なんかすると、降りてくる人になれるらしい。
私は誰もお助けしてません。助かってもいません。
お分かりでしょうか？
やはり、ここでも提供されるのは、
『親の代わり』、つまりコンセントの繋ぎ先。
そして、沢山の人をお助けするとえらくなる。
その後、降りてくる人になれるという、
『目標と使命感』 です。
新興宗教が、
不幸の原因を自分以外に見出そうとする
“弱ってる人”をターゲットにするのだとすれば、
自己啓発セミナーは、
不幸の原因は自分にあると考える
“強い人”を狙います。
“気づき”や“ブレイクスルー”によって、
『自己変容』し、
もっと強くて素晴らしい人間、、
そのままの自分を受け入れられる人間、
になる事を目指すような、志の高い方々です。
そして、そこで、自分の
『目標と使命感・そして自分の存在価値』を
見つけていくようです。
複数の宗教と、同時に関わる人は稀ですが、
自己啓発系は、複数のセミナーに
通っておられる方が多いと感じます。
私も、カウンセリングの講座に通って居た時、
驚きましたもん。
ＮＬＰやら、統計心理学やら、経営者養成、
フォトリーディング、マインドマップ、シータヒーリング、
などなど。
講座に来ている、私以外の多くの方は、
複数のセミナーに通われていたんです。
『どれかひとつ』を極めている方は、
そのスキルを使って、仕事をされていました。
そんな方は、
セミナーで学んだ内容をマスターして使えている、
つまり、セミナー本来の目的を果たしている、
という事です。
でも、複数のセミナーを渡り歩く方は、
“自己啓発”ではなく、
“エネルギーをもらう事”が目的ですから、
いつまで経っても、そのスキルをマスターしません。
つまり、それで食べていけるレベルに行かないってこと。
自己啓発でも、占いやスピ系のセミナーでも、
行き着くとこは同じなんです。
勉強するほどに、自分の核心部分に近づいてしまう。
でも、そこには『見たくない自分』がいらっしゃる。
核心を見たくない方は、
そこには“絶対に”触れないように、細心の注意を払っています。
もちろん無意識にですが。
だから、ある程度まで勉強したら、
核心に触れないうちに、
はい、次のセミナーへ、となります。
そして、常に核心の周囲をぐるぐる回っているだけ、
の状態でいるのです。
占い講座でも同じです。
私のタロット勉強会に来られると、
嫌でも、自分の見たくない部分を
皆の前で晒すことになります。
それが耐えられない方々は、途中でリタイヤし、
レイキや、チャネリング、ブロック解除の方が
私には向いてるんちゃう？
となって、他の講座へ通い始めます。
何でも、いいんです。
どれを選んでも、行き着く先は同じなんだから。
問題は、“どこまで到達する覚悟があるか”です。
『何を学ぶか』ではなく、
『誰から学ぶか』が大事だと
言われるのは、そのせいかもしれません。
最後ですが、ひとつ注意点があります。
以前の私が、やらかしていたミスを
しないで欲しいのです。
それは、
① マルチ商法
② 新興宗教
③ 自己啓発セミナー
にハマっている人を、
何とかしよう！と思わないで欲しい、ということです。
こんなものにハマっている人を見ると、
「ヤバイ、洗脳されている」
「このままでは、この人、友達が居なくなる」
「えらい金額つぎ込んでるけど、大丈夫なん？」
などど思って、「何とか救い出さねば！」
と必死になっていたのが、以前の私。
でも、それやっちゃダメだったのです。
これらにハマる人たちにとっては、そこがエネルギー源。
そこからコンセントを抜いたら、
生きていけません。
その人のコンセントの繋ぎ先に
なってあげる覚悟があるのなら、
無理やり引き剥がして、あなたが代わりに
目標とエネルギーとを与えてあげて下さい。
でも、あなたが少しでもサボると、
その人は生きていけません。
これは比喩ではなく、文字通り、です。
その覚悟が、あなたにないのなら、
そのまま見守ってあげて下さい。
だいたい２年以内に、戻って来ますから。
ただ、見捨てずに、待っててあげて下さいね。
そういう人たちも、いつか、
本当の繋ぎ先に、巡り合って欲しいですね。
前回の続きです。
「共依存からの脱出ー間違ったコンセントの繋ぎ先」
生きていくのに必要なエネルギーを
もらうための『コンセントの繋ぎ先』は、
成長と共に、以下のように移り変わります。
子供の頃→親
大人になったら→パートナー
子供が出来たら→我が子
我が子が大人になったら→パートナーに戻る。
でも、どこかでこれが途切れてしまった時、
“正常でない”ところに
コンセントを繋いでしまう事がある、
という話でした。
その繋ぎ先とは、私の知る限り
① マルチ商法
② 新興宗教
③ 自己啓発セミナー（スピ系を含む）
がダントツに多いです。
今日は、②と③についての話です。
どなたでも、一度や二度、
新興宗教や自己啓発セミナーに
勧誘された事があるでしょう。
私も、何度か経験あります。
新興宗教の場合、
どんなタイミングで勧誘されるかと言うと、
“離婚した時”
“親や子供が亡くなった時”
“失業した時”
“家族や仕事への不満を漏らした時” など。
つまり、コンセントの繋ぎ先を失った時に、
「新たな繋ぎ先を提供しますよ」と
近づいて来るのです。
ほとんどの新興宗教は、仏教かキリスト教、
もしくはその両方の教えを少しずつパクッて
作り上げられていますから、
『教え』は、そこそこイケてるんですね。
問題は、勧誘の方法。
システムは、マルチ商法とソックリです。
商品（その宗教の教え）は良いものだけど、
勧誘方法が、
『本物ではないコンセントの繋ぎ先』を
提供するやり方だ、という事です。
先日のブログに、こんなコメントを
頂きました↓
のりこさんが次で触れる②新興宗教、
かつて、わたくし、入信しておりました。
熱心に誘われて、不熱心に信心していました。
入信を誘った人を『導き親』と呼びます。
入信させることを『お助け』と呼びます。
沢山の人をお助けすると、えらくなるらしい。
えらくなって、学校(宗教団体内)を卒業して、
なんかすると、降りてくる人になれるらしい。
私は誰もお助けしてません。助かってもいません。
お分かりでしょうか？
やはり、ここでも提供されるのは、
『親の代わり』、つまりコンセントの繋ぎ先。
そして、沢山の人をお助けするとえらくなる。
その後、降りてくる人になれるという、
『目標と使命感』 です。
新興宗教が、
不幸の原因を自分以外に見出そうとする
“弱ってる人”をターゲットにするのだとすれば、
自己啓発セミナーは、
不幸の原因は自分にあると考える
“強い人”を狙います。
“気づき”や“ブレイクスルー”によって、
『自己変容』し、
もっと強くて素晴らしい人間、、
そのままの自分を受け入れられる人間、
になる事を目指すような、志の高い方々です。
そして、そこで、自分の
『目標と使命感・そして自分の存在価値』を
見つけていくようです。
複数の宗教と、同時に関わる人は稀ですが、
自己啓発系は、複数のセミナーに
通っておられる方が多いと感じます。
私も、カウンセリングの講座に通って居た時、
驚きましたもん。
ＮＬＰやら、統計心理学やら、経営者養成、
フォトリーディング、マインドマップ、シータヒーリング、
などなど。
講座に来ている、私以外の多くの方は、
複数のセミナーに通われていたんです。
『どれかひとつ』を極めている方は、
そのスキルを使って、仕事をされていました。
そんな方は、
セミナーで学んだ内容をマスターして使えている、
つまり、セミナー本来の目的を果たしている、
という事です。
でも、複数のセミナーを渡り歩く方は、
“自己啓発”ではなく、
“エネルギーをもらう事”が目的ですから、
いつまで経っても、そのスキルをマスターしません。
つまり、それで食べていけるレベルに行かないってこと。
自己啓発でも、占いやスピ系のセミナーでも、
行き着くとこは同じなんです。
勉強するほどに、自分の核心部分に近づいてしまう。
でも、そこには『見たくない自分』がいらっしゃる。
核心を見たくない方は、
そこには“絶対に”触れないように、細心の注意を払っています。
もちろん無意識にですが。
だから、ある程度まで勉強したら、
核心に触れないうちに、
はい、次のセミナーへ、となります。
そして、常に核心の周囲をぐるぐる回っているだけ、
の状態でいるのです。
占い講座でも同じです。
私のタロット勉強会に来られると、
嫌でも、自分の見たくない部分を
皆の前で晒すことになります。
それが耐えられない方々は、途中でリタイヤし、
レイキや、チャネリング、ブロック解除の方が
私には向いてるんちゃう？
となって、他の講座へ通い始めます。
何でも、いいんです。
どれを選んでも、行き着く先は同じなんだから。
問題は、“どこまで到達する覚悟があるか”です。
『何を学ぶか』ではなく、
『誰から学ぶか』が大事だと
言われるのは、そのせいかもしれません。
最後ですが、ひとつ注意点があります。
以前の私が、やらかしていたミスを
しないで欲しいのです。
それは、
① マルチ商法
② 新興宗教
③ 自己啓発セミナー
にハマっている人を、
何とかしよう！と思わないで欲しい、ということです。
こんなものにハマっている人を見ると、
「ヤバイ、洗脳されている」
「このままでは、この人、友達が居なくなる」
「えらい金額つぎ込んでるけど、大丈夫なん？」
などど思って、「何とか救い出さねば！」
と必死になっていたのが、以前の私。
でも、それやっちゃダメだったのです。
これらにハマる人たちにとっては、そこがエネルギー源。
そこからコンセントを抜いたら、
生きていけません。
その人のコンセントの繋ぎ先に
なってあげる覚悟があるのなら、
無理やり引き剥がして、あなたが代わりに
目標とエネルギーとを与えてあげて下さい。
でも、あなたが少しでもサボると、
その人は生きていけません。
これは比喩ではなく、文字通り、です。
その覚悟が、あなたにないのなら、
そのまま見守ってあげて下さい。
だいたい２年以内に、戻って来ますから。
ただ、見捨てずに、待っててあげて下さいね。
そういう人たちも、いつか、
本当の繋ぎ先に、巡り合って欲しいですね。