こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。

昨日の続きです↓
「父はどこへ行った?一応最終回」



タロットと出会うまでの私にとって、
・「父が失踪した」
・「母子家庭で育った」
ということは、恥かしい事であり、
あまり人には話したくない事実でした。

いまでこそ、離婚は珍しい事でもなく、
母子家庭・父子家庭は、当たり前に存在しています。


しかし、私が子供の頃は、
自分の周りに、同じ境遇の人は誰も居なくて、
・うちの家は特殊なケース、
・これは他人に知られてはいけない事、
のように思い込んでいたのです。


私は、
何一つ不幸な事などない“フリ”をして、
子供時代から学生時代を過ごしてきました。


大人になってからは
それは、恥ずべきことでもないし、
特別な事じゃない、と理解できました。

でも、それは
“思考”=「頭で知っていた」だけで、
“感情”=「心からそう感じていた」
かと言えば、違いました。


友達や恋人との会話の中でも、
母の事は話しましたが、
父の話をした事がありませんでした。

ましてや、子供の頃の境遇など
話題にすらした事もなかった。


そんな事を話したら、
・蔑まれるかもしれない。
・嫌われるかもしれない。
・今まで培ってきた信頼関係が、
崩れてしまうかもしれない。

本当は、怖くて仕方なった気持ちを、
“別に話す必要もないし。。。”
と言い訳し、自分の中では
「ない事」として処理してきたのです。


しかし、タロットと出会ってから、
私の“ものの見方”、“世界の見え方”は
大きく変わりました。


それで、思い切って、友人に話してみる気になったのです。


最初は、高校時代から仲良くしている友達。
自分の中で、最も信頼できる友人でした。

彼女とは、30年以上の付き合い。
たいがいの事は、お互いに知っています。

そんな関係の中、
初めて聞く私の父の話、子供時代の話に、
彼女はかなり驚いたと思います。


話しているうちに、
私は涙をこられられなくなったのですが、
彼女は何も言わず、
一緒に泣きながら聞いてくれました。

話を切り出すのに、かなり勇気は要ったけど、
彼女の反応に、すごく安心したのを覚えています。


誰か一人に話せると、次からはずいぶん楽でした。

やがて複数の人の前や、初対面の人にでも、
幼少期の事を話せるようになっていきました。


その結果、誰も私を蔑まなかった。。。

・話せば、きっと馬鹿にされる、
・軽蔑される

・嫌われる・・・。
だから話したくない、
と思い込んでいたのは、全くの見当違いでした。


今では、必要だと感じれば
色んな人に話すようにしています。
鑑定中に話す事もあります。


私から、そんな事を聞いたこともなかった
昔からの友人たちは、とても驚きます。
でも、その話を聞いて、
誰一人、私から離れていった人はいません。

むしろ、話してみた人との距離が
近づいた感じすらしています。


自分の“陰”だと思っていた面を曝け出しても、
何も失うものはない。
むしろ、得られるものがいかに多いか。


私自身、
まだまだ直視できていない部分もあります。

そして、以前の私のように、
自分の弱み(だと感じている部分)を出せずに、
自分の弱みを直視することを避けて
生きている人が、たくさん居るように思います。

そんな人たちに、少しだけ
勇気を持って欲しいなと思います。

それで少し、世界は変わりますから。


そんな勇気は持ち合わせてないで~(≧▽≦)
という方は、鑑定にお越しください。

一緒に向き合ってみましょうか。



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