旅立つ日を選んでいる | Flower Salon Plumeria ~フラワーサロン・プルメリア~

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自身と家族の癌闘病を経験。
闘病中の方、サバイバーさん、更年期症状にお悩みの方、HSP(繊細さん)、お花に癒やされながら、お気持ち・情報を共有しませんか? 
ご希望により、フラワーアレンジメント、メディカルアロマ、フラワーエッセンスもご提供します

今日もご訪問くださり、ありがとうございます。

 

故大島康徳さんのブログをよく拝読していましたので、今夏の訃報は大変ショックでした。

その後、奥様の大島奈保美さんが素敵なブログを引き継がれていらっしゃいます。

 

今年の8月にこんな投稿をなさっています。

 

旅立つ人は愛する家族を思い、

自分でその時を選び旅立つ

 

と書かれているんです。

 

皆様はそう思われた経験はおありですか?

 

私も父を亡くした時は、その時は悲しみの中にいて、そんなことは思えなかったのですが、後々、

あのタイミングは、父が私の仕事の都合を考えてくれたんだな

と思えてなりませんでした。

 

2017年6月に緩和ケア病棟に入院。

梅雨明けが早く、とても暑い猛暑の7月でしたやしの木晴れ

(連日の猛暑で、高齢の母が父を見舞う時に、熱中症にならないか、とっても心配だったのです)

父が亡くなった7月後半からは、嘘のように涼しい夏となりました流れ星

 

当時、私は高校教師でしたが、父の終末期のため、この年、担任も部活動も担当しておらず、授業外の時間に融通が利きました。

そのおかげで、 退院 → 在宅療養&訪問ドクター → 緩和ケア病棟入院  の手配・手続きをはじめ、父と過ごす時間を比較的とれたのです。

そして、私立高校でしたので、7月の初旬に1学期末試験を終え、その後はしばらく授業はありません。採点や成績処理を早めに済ませることが可能でした。

亡くなる数日前から、長い時間を父と過ごせたのは、このタイミングだったからかもしれません。

 

私の勤務校は、夏期講習を教員が行っており、いわゆる予備校式に、開講講座情報を生徒たちに事前公表し、希望する講座を生徒たちが設定された期間に申し込みをする、というシステムでした。

私は高3受験生の講座を複数担当することになっていました。

決して自慢ではありませんが、申し込み開始して数時間で、私の担当する全講座が定員締め切りとなりました。

後から生徒たちに

「締め切られるのが早すぎて、先生の講座とりたかったのに、とれなかった~」えーん

と泣きつかれました。

 

そして、この夏期講座は、父が亡くなった2日後から始まることになっていたので、非常に残念ながら、全て開講できなくなってしまいました。

楽しみにしていてくれた生徒たちにはとても申し訳なく思いました。

夏休み明け、開講できなかったことに、誰一人、不満を言う生徒はおらず、2学期の平常授業に真剣に取り組んでくれた生徒たちに感謝でした。

 

父の通院・入院関係で、仕事を休みたくても、教師という仕事は休みをとることが難しいのです。

基本、生徒が登校する日には休めません

(↑これは変えていく必要がありますね。家族の介護をするには退職するしか手段がなくなります)

 

なんとか他の科目の授業と交換することで、午前か午後を空けられないか、あれこれ考え、あーでもない、こーでもない、と父の前でスケジュールをやりくりし、

「あー、やっぱりダメだ~」えー?とか言っていた私を父は見ていました。

(父の見えないところでやるべきでしたよね…)

 

だから、父は私の授業の無い時期に旅立とうと思ったのではないかな。

亡くなった後も、しなくてはならない手続きが数多くあります。

その準備を授業の無い夏休みの期間に、ある程度できるように配慮してくれたのかな。

 

確かに、生徒たちの長期休みの間でなければ、時間的にも体的にも私が動くことは難しかったと思うのです。

 

だから、あんなに慌てて旅立ってしまったんだね。

そしてちょっと慌て過ぎちゃったから、姉が帰国するまでは頑張って待っていたんだねえーん

 

父の葬儀の日は、冷たい雨の降る、あの猛暑の日々が嘘のような、涼しい日でした。

空も泣いていました雨

 

 

フォローさせていただいている、緩和ケア医こまち先生も書かれていました。

穏やかな死は

遺される者の心残りをへらし

生きることの大切さを教え

明日に続く命につながる

と。

 

本当に。

痛みに顔をゆがめて苦しむことなく、穏やかに母と姉に手を握られて旅立てたことは、ひとつ心残りを減らしてくれました。

そしてその姿から学びを得ました。

 

 

私が手続きの参考にしていた書籍です。

お世話になった医療機関が多いと、その分の診断書、各種証明書が必要になり、保険対象外ですから、自費で1通5000円~8000円といったところでしょうか。

戸籍謄本、戸籍抄本、住民票等の、役所に発行してもらう書類も、提出先によって、原本が必要なのか、コピーでもよいのか、確認しておくといいですね。

また、返却してもらえる場合は、そちらを先に処理を済ませて、返却してもらった原本を、返却してもらえない提出先に出す、といった順番も計画的にすると、出費が少なく済みますね。

 

あえて、華やかなアレンジメントを。

マルシェで選んだ薔薇×チューリップピンク薔薇をラウンドに活けました。

薔薇はアルヌワブラン、グリーンアイス。

チューリップはフリンジが可愛いクイーンズランドチューリップ

ピンク~白の幸せカラーキラキラ