傲慢と善良を読んで。
自分への正直さは、
自分への信頼度と比例している
それが、私がこの本を読んだ、率直な感想。
迷いながらも、自分の率直な気持ちを肯定し、
正直に生きることを学ぶ女性の物語。
いい子の自己イメージに自分を縛ると
自分にさえ、自分を取り繕ってしまう。
自分にさえ否定されたら
それではダメだと言われたら
自分の欲しいものが
自分がしたいことが
わからなくなる。
彷徨って、わからなくなって失踪し
人と出会い、
違う生き方でも生き抜く人の姿に触れて、
真実(まなみ)は、自分の描く"いい子"ではない自分も
「これがわたしだ」と
生きる勇気をもらったんだと思う。
誰かに、気に食わないことを言われたら
傲慢だよって言っていい。
だって、そう思ったんだから。
全て受け取る"いい子"じゃなくていい。
些細なことだけれど
何かを言いづらくなっている世の中。
自分に正直かどうかは
自分への信頼度に比例している。