テレビアニメ版を追いかけてきて、約10年。

 

ついに完結してしまった。

 

本は読んでいない。


リヴァイ兵士長が好きだった。

ハンジとのやりとりがもう見られないとか、

ジークとの戦いが終わってしまったのが寂しい。


子育てもあるので常に最新話を追いかけるような見方はできず、

動画配信サービスをありがたく使って見続けてきた。

 

見始めた当時、

「『進撃の巨人』にハマってしまって」、

と言うと同僚には

「怖くない?」と驚かれた。

 

この質問への答えは「怖いよ!」しかない。

それはそれは怖い。

 

のっけから相当グロテスクで、

容赦ない殺戮シーンは回を追うごことに悲惨さを増していく感じさえあった。

 

幼い子供を育てながら見るには、

あまりに希望のないストーリーだった。

 

人間を食らう巨大な人型モンスター VS 人間 

と見える形で始まるが、

それが

意味もなく悪いことする大きいやつ VS  清く正しい人間 

でないことは、

初めの数回を見れば、すぐに想像できる。

 

物語のあちこちに散らばる、

人間の世界の違和感。


憎しみが憎しみを呼んで、

ささやかな幸せや、かすかな希望が、あっけなく打ち砕かれる。


試練を超えても超えても、報われるどころか、さらに逃げ場のない困難が現れる。

 

これは遠いどこかのお話しのはずなのに、

チャンネルを変えるとニュースの中にある世界と

果たしてどこがどのくらい違うだろう?

 

そんな感覚が、先を見ずにいられなくしていたのだと思う。

 

そして完結篇で描かれた闘いは想像を遥かに超えて辛く残酷で、

結末も悲惨だった。

 

それでも、最後まで見られてよかったと思う内容だった。


完結はしたけど、

リヴァイ兵長が見たいので、

スピンオフとか劇場版とかたくさんあるし、

本編のリピート以外もまだまだ楽しみたい。


ワタシも兵長から飴ちゃん貰いたいなぁ。