そのお寺は真言宗のお寺でした。

厳格な雰囲気で 足を踏み入れた時は今まで感じたことのない、決して後戻りできない場所に来てしまった、そんな思いで身が震えるほどでした。

 私がまだ40歳になる前だったと思いますが

結婚当初からの同居である主人の母と祖母との関係、主人の気性のアップダウンに振り回されて

私の頭の中はぐるぐる🌀と思考がうるさく、気が休まる暇がありませんでした

幼い頃から墓参りや神社巡りに縁のあった私は

お寺の厳かな空間にいるだけで

心が解けていくのを実感しました

 お坊さんはちょうど私の親ぐらいの年齢で 世の中の道理、生死について、あらゆることを噛んで含める様に教えてくれました