宗像大社。
太宰府天満宮。
そして九州・神さま巡り、最後に向かったのは――
宇佐神宮。
全国に数多くある八幡さまの総本宮です。
実際に訪れて、まず驚いたのは、
広い。
とにかく境内が広い。
歩いても、歩いても、まだ先がある。
これほど大きな神宮なのに、
「どうして私は、今まで宇佐神宮のことを
あまり知らなかったんだろう?」
そんなことを思いながら歩き始めました。
宇佐神宮は、全国の八幡信仰の中心となった神社であり、
神仏習合の歴史でも非常に重要な場所です。
宇佐市観光協会も、宇佐を全国に先駆けて
神仏習合の八幡宮が成立した地として紹介しています。
でも、この日はまだ、
歴史を調べるために来たわけではありません。
まずは、神さまにご挨拶です。
下宮から、上宮へ
最初に向かったのは、下宮。
そして参拝しながら、上宮へと進んでいきました。
長い参道。
大きな木々。
朱色の社殿。
境内を歩いているだけでも、
この場所が長い時間を積み重ねてきたことを感じます。
そして、西大門をくぐり、上宮へ。
門の向こうへ入ったとき、
空気が変わりました。
気持ちいい。
とても清々しい。
広い境内を歩いてきた身体が、
すっと軽くなるような。
内側の何かが開けていく感じ。
そして、このあたりから、
それまで雲の向こうにいた
太陽も顔を出してくれました。
光の中で見る朱色の社殿は、
とても美しかった。
一之御殿、二之御殿、三之御殿
宇佐神宮の上宮には、
一之御殿に八幡大神、
二之御殿に比売大神、
三之御殿に神功皇后がお祀りされています。
そして現在、宇佐神宮で比売大神として
お祀りされている神さまは、
宗像三女神とされています。
……宗像三女神。
ここで、
今回の旅の最初に訪れた宗像大社が、
もう一度、顔を出します。
でも、このつながりについては、
もう少しあとで。
まずは、ご祈祷です。
ご祈祷で見えた、たくさんのご眷属
ご祈祷が始まりました。
そこで私が感じたのは、
神さまだけではありませんでした。
私の感覚では、
神さまのおそばに仕える方々、
そして、
たくさんのご眷属がいらっしゃいました。
しかも、ただそこに並んでいるのではありません。
ご祈祷を受けている人たちの祈りを、
一人ひとり、
きちんと聞いている。
そんなふうに感じました。
そして、願いを聞いたご眷属たちが、
次々と動いていく。
「はい、では行ってきます」
とでもいうように、
それぞれの願いを叶えるため、
たくさんのご眷属が一斉に出ていくように見えたのです。
あまりにも忙しそうで、
ちょっと驚きました。
神社でお願いごとをするとき、
私たちは神さまだけを見ています。
でも、神さまのもとには、
その働きを支えるたくさんの存在がいる。
この日の私には、
そんな世界がとてもはっきりと感じられました。
私がお願いしたこと
では私は、何をお願いしたのか。
最初にお伝えしたのは、
ここへ来ることができたことへの感謝。
九州巡りの最後に、
無事に宇佐神宮まで来られたこと。
そのことをまず、お礼しました。
そして、
宇佐神宮の神さまと、
ここで働くたくさんのご眷属が、
これからも、さらに輝き、栄えていかれますように。
そう祈りました。
そして最後に、
「よろしくお願いします。末永く。」
と。
何か一つの願いを叶えてください、
というお願いではありませんでした。
これから先も、
末永く。
そんなご縁になれば嬉しい。
そう思いました。
神さまからのギフト
そして、ご祈祷の最中。
不思議なことがありました。
神さまから、
エネルギーをいただいた。
私には、そう感じられました。
それは、何かをお願いしたことへの
「答え」というより、ギフト。
そんな感覚でした。
今回の旅では、宗像大社でも、太宰府天満宮でも、
神さまや木々、自然から、
たくさんのエネルギーをいただきました。
そして最後の宇佐神宮でも、
こんなギフトをいただいた。
このエネルギーが、
これからどんなふうに動き、
どんな形で現れてくるのか。
今はまだわかりません。
でも、それがとても楽しみです。
「ここだったんだ」
宇佐神宮へ向かう途中、
ある案内を目にしました。
神仏習合。
「あっ……ここだったんだ」
と思いました。
以前、このブログでも神仏習合について書きました。
神さまと仏さま。
今では別々のものとして考えることも多いけれど、
日本では長い間、
神と仏はもっと近いところにいました。
そして宇佐は、その歴史を語るうえで、とても重要な場所。
八幡信仰が広がる中で、宇佐の神仏習合のあり方も
各地へ大きな影響を与えていきました。
そのことを示す案内を、
まさに宇佐神宮へ向かう途中で見つけたのです。
これは写真に撮っておこう。
……と思ったはずなのに。
撮り忘れました😱
大切な看板ほど撮っていない🤣
菱形池と御霊水
参拝のあとは、菱形池の方へ。
朱色の橋。静かな水面。
その向こうに広がる木々。
上宮とはまた違った、
とても静かな場所でした。
そして近くには、御霊水。
水と木々に囲まれていると、
神社という場所は、
社殿だけでできているのではないのだと、
あらためて感じます。
水があり、
木があり、
土があり、
風がある。
その全部を含めて、
神域なのだと思います。
宇佐で、三女神を探してみる
ここで、少し不思議だったことがあります。
宇佐神宮の二之御殿には、
現在、比売大神として宗像三女神がお祀りされています。
ところが。宗像大社では、
私は三女神をとてもはっきりと感じました。
それぞれのお宮でお話しをして、
それぞれから言葉をいただいた。
特に湍津姫神さまからは、
「よく来たな」という歓迎と、
これからについて、たくさんのお言葉をいただきました。
でも宇佐神宮では、
宗像で感じたような三女神の存在を、私は感じませんでした。
宇佐の神さまはいらっしゃる。
そのおそばに仕える方々も、
たくさんのご眷属も感じる。
でも、
宗像でお会いした三女神とは、
何かが違う。
なぜだろう。
そんなことを思いました。
「本体は宗像にいる」
実は、この旅の途中、
信頼している方から、
こんな話を聞いていました。
「宇佐には三女神の分身がいて、
本体は宗像大社にいるらしい」
これは、歴史資料に書かれた話としてではなく、
私が信頼している方から聞いた、
スピリチュアルなお話です。
だから、それが歴史的に正しい、
と言いたいわけではありません。
ただ、
宗像ではあれほどはっきり感じた三女神を、
宇佐では同じようには感じなかった。
その自分の体感と、
その言葉が、妙に重なりました。
そして気になって、
宗像三女神と宇佐の関係を調べてみました。
すると――
ここからが、さらに面白かったのです。
『日本書紀』に現れる「宇佐嶋」
『日本書紀』の神代巻には、
天照大神と素戔嗚尊の誓約によって生まれた三女神について、
まず「宇佐嶋」へ降りたとする異伝があります。
そのあとに、
海北道中にいる神である、
という記述が続きます。
ただし、ここは慎重に、、、
この『日本書紀』に書かれた「宇佐嶋」が、
現在の大分県宇佐を指すのかどうかについては、
異なる説があります。
なので、
「三女神は大分の宇佐に降臨し、その後宗像へ移った」
と歴史的事実として断定することはできません。
伝承と歴史を分けて考えたいところです。
でも――私は思わず、
「えっ?」となりました。
宗像大社から始まった今回の旅。
私は初日に三女神へ、
「明日は太宰府天満宮。
翌日は宇佐神宮に行って、九州巡りまーす😀✨」
なんて話していました。
そのときは、
こんなつながりがあるなんて、
まったく知らなかったのです。
点が、線になる
宗像大社。
太宰府天満宮。
宇佐神宮。
最初から、この三社の歴史的なつながりを
追いかけようと思って組んだ旅ではありませんでした。
でも、宗像で三女神とお話しをして。
太宰府で道真公に会い、
長い時を生きる木々からエネルギーをいただいて。
宇佐では神々と、たくさんのご眷属を感じ、
最後にはギフトのようなエネルギーをいただいた。
そして宇佐まで来て、
もう一度、
宗像三女神へ戻ってきました。
旅の最初にあった点と、
最後にあった点が、
一本の線になったような。
そんな気がしました。
時満ちて、道ひらく
宗像大社でいただいた袋に、
こんな言葉が書かれていました。
「時満ちて 道ひらく」
宗像にいたときには、
素敵な言葉だな、
くらいに思っていました。
でも三日間を終えて、
あらためてこの言葉を見ると、
少し違って見えます。
雨予報だった宗像で、
雨が止み、海を渡れたこと。
のるーとの方のご厚意で、
沖津宮遥拝所へ行けたこと。
そして中津宮でいただいた、
まるで人払いをしていただいたような一時間。
太宰府では、
天開稲荷から戻ったら、
ちょうど朝拝の時間。
ご祈祷では、
最後に一人で玉串を奉納する時間をいただいた。
予定していたバスが大幅に遅れたと思ったら、
臨時バスが現れた。
そして宇佐では、
旅の最初に出会った宗像三女神へ、
思いがけず話が戻ってきた。
道は、最初から全部
見えているわけではないのかもしれません。
目の前に現れた道を歩いていく。
すると、次の道がひらく。
また歩く。そして振り返ったとき、
初めて、
「ああ、ここにつながっていたんだ」
とわかることがある。
今回の九州巡りは、そんな旅でした。
そして、神さまから。
木々から。海から。水から。
たくさんの自然から。
三日間でいただいた、
たくさんのエネルギー。
特に宇佐神宮のご祈祷でいただいた、
あのギフトのようなエネルギーが、
これからどんなふうに広がっていくのか。
それが今、とても楽しみです。
時満ちて、道ひらく。
もしかしたら、
この旅は終わったのではなく、
ここからが始まりなのかもしれません。
宗像三女神。
道真公。
宇佐の神々と、
たくさんのご眷属。
そして、
この旅で出会ったすべてのご縁に、
心から感謝を。
また、
会いに行きます😊
九州・神さま巡り 完。
お読みくださいまして、
どうも、ありがとうございました。
この旅から帰ってきて、
あまりのエネルギーにしばらく寝込みました、、、![]()
++ flowbirth ++
有形無形、そのあわいへ。
静寂のなか、本来の自分へ還る。
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