人は、それぞれ学びのテーマを持って、この世に生まれます。
そして、それを探求しながら、日々を過ごしています。
でも、それに気付いている人は多くありません。
それに気付いていれば、物事を違う方向から見ることが出来ます。
前回、
「相手を良くしてあげようというのは、
結果のコントロールになり、
それは、相手の学びを邪魔することになる」
と、書きました。
アドラー心理学では、
「課題の分離」 という考え方が出てきますが、
それと同じことですね。
「私の課題」 と 「相手の課題」 を、見極めて、
「相手の課題」 に踏み込まないということです。
私がなんとかしてあげなきゃと思っていると、
「相手の課題」 に踏み込みがちになります。
相手は、自分で判断して、自分で決めることが出来ると、
相手を尊重して、信頼してあげると、
手を出すのではなく、見守るという行為になると思います。
それは、ちゃんと相手にも伝わるので、
信頼された相手は、
自分で答えを見つけることが出来るのです。
そして、それは、相手の自立も促しますので、
依存も生まれにくくなります。
家族間や、友人、職場でも使えることですね。
ちょっと冷たいように感じる方もいるかもしれませんが、
自分を信頼してもらったというのは、
相手にとって嬉しいことだと思いませんか?
セラピーもこれと同じということです。
人は、それぞれ人生の中で学ぶことがあり、
他の人のサポートはもらいながらも、
その課題は、
その人自身が気がついて行動しない限り、
解決しないということを、
心にとめておいてくださいね。
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