雑誌NHKステラ『ちりとてちん』・メモリアルブックを書店で見つけてしまいました。
雑誌に、1260円は高いなあと思い、一度は買うのを止めようと思ったのですが、ある一部分だけが、どうしても欲しくて、結局購入しました。
まだ全部読んでいないのですが、撮影の裏話やら出演者の話なんかを読んでいるうちに、涙が出ました。
こんなにハマったテレビは初めてかもしれません。
「ちりとてちん」は、本当によくできたドラマでした。
藤本さんの脚本は、細部にわたって伏線が張り巡らされていました。
演出も、練りに練った、工夫に工夫を重ねた感じが伝わったし、小道具も遊び心がありました。
そして、役者さんたちのハマり役。
個人的には、遠い関係から桂吉弥さんの師匠を知っていたので、吉弥さんに思い入れもありました。
吉弥さんの師匠である桂吉朝さんは、米朝さんを継ぐと言われた名落語家でした。
癌で、2006年に亡くなりました。
吉弥さんは、師匠から、「おまえは役者もやったらいい」と言われていたらしく(NHK大河『新撰組』にも出演)、才能を見抜いていらっしゃったのかなあと思ったり。
「きのうは不快指数なんと97やったそうで、百人のうち97人が不快に感じたという。あとの3人、何考えてたんや」というまくらが、吉弥さん演じる草原の台詞にあるのですが、
このまくらは、吉弥さんの師匠が、ある高座で実際に語ったものだとか。
脚本の藤本さんが、このまくらを聞いて、あたためていたという。
なんか、感動しました。ちゃんと、誰かが拾って繋がっていくんだなあって。
藤本さんの言葉
「ちりとてちんは自分ひとりでは作れなかったという自覚。
でも自分でなければ書けなかったという自負。」
「誰かを照らし、誰かに照らされて生きる幸せ」