それぞれの思い・捉え方 | 「やってもやらなくてもいい」「できてもできなくてもいい」

「やってもやらなくてもいい」「できてもできなくてもいい」

”やらないこと、できないこと”がOKになった時、今よりもっと物事がスムーズに行き始めちゃう不思議!心理学っておもしろい!

今、皆さん東日本太平洋沖地震によって、
1人1人自分が出来ることを考え、行動されています。

目的は、
1人でも多くの方に無事で居て欲しい。
早く物資が届いて欲しい。
被災地の皆さんにエールを送りたい。
笑顔になってもらいたい。
1日でも早く復興して欲しい。

など、
とにかく今の自分に出来ること、少しでも現状が良くなれば。
という思いからの行動や発言です。

twitterでは、そんな方達がそれぞれの思いをシェアされています。
もちろん、お互いの意見に共感し、力を合わせていこう。
というツイート(つぶやき)もあります。

ですが、皆さんの思いはそれぞれです。

地震直後からこれまでのツイートの中では

「ヘリコプターを使った救出は、その周辺で助けを求める方の
かすかな声を妨げてしまう為
やめるべきだ!」
「今回は津波での被害が多い為、
ヘリコプターでの救出をやめてどうするんだ!」


「被災地へのエールのツイートを送ってあげよう!」
「エールはいらない、今必要なツイートは情報だ!」

「混乱を防ぐ為、情報のリツイートRT
(良いと思った情報を自分のグループの人にも見てもらう方法)は
非公式RTではなく、公式RTを使おう!」
↑(twitterやってない人にはわかりにくい内容でごめんなさい。)
「twitter始めて間がないので、調べましたがその違いがわかりません。
教えて頂けないでしょうか?」

「こんな時にバカか!それくらい自分で理解しろ!」
(この方は、どの説明も難しい言葉で意味がわからなかったみたいです。
簡単に説明すると、すぐに理解されました。)

「こんな時だからこそ、情報ばかりではなく、笑顔になれるツイートを!」
「こんな時に笑顔になれるか!他人事だから言えるんだ!」

「みんなで節電しよう!停電賛成!」
「今経済を止めてどうするんだ!」

「私は何も出来ないけど、使わなくなった洋服を友達と集めようと思う!」
「お前は阪神大震災の時に使えない古着ばかり集まって、
処分にいくらかかったか
知ってるのか!」
(この洋服を集めようと思う。と発言していた子は中学生でした。)

確かに、情報として知らなかった為、聞いて良かった。
と思うこともあるかもしれません。
でも、言葉の使い方次第では、自分達の行動しようとする思いまで
否定をされたように感じる方もいるんぢゃないかと思います。


活字は特に冷たい言葉に感じます。
それぞれに思いがあっての行動や言葉だと思います。
その思いをお互いに受け入れたうえで、伝え合うことが大切だな。
と感じました。

みなさんが今得た情報が全く同じ情報でも、
それぞれ自分のこれまでの経験、情報に基づいた判断しか出来ません。
なので、捉え方もそれぞれです。
それに賛同する方もいれば、そうでない方もいるのは自然だと思います。

皆さんの目的は「少しでも状況がよくなる為にはどうしたら良いか?」と
同じはずなのに、それぞれの行動を批判し合う状況は
とても残念だな。と感じました。

私達が今出来ることは限られています。
多額な募金・たくさんの物資を送って下さっている企業・著名人の方々、
今も現場で最善を尽くして下さっている方々、感謝の気持ちでいっぱいです。

どの判断や行動も、相手を思う気持ちから出たものなので、
その思いをもっとうまく伝え合い、受け入れ、感謝し合い、団結することで
すごい力になるんぢゃないかと思います。