神戸のとあるバンドのライブを見た後

帰らなきゃいけないのに

帰れなくて

 

神戸の街を彷徨ったり

夜、とある駐車場の隅で

傘さして、iPodで音楽聴きながら

夜を明かしたことがある

 

2月だったので、それなりに寒くて

時間が経って、散歩して体を動かしたりした

 

そして定位置でまたうずくまってた

 

体が思うように動かなくて

自分の意思だけではなくて

自由じゃなくて

そうなっていた

 

 

かつての夫だった人が

過去世での話

その人が居て

離れ難くて、泣いて、そして

神戸という街からも出られなかった

 

こんな馬鹿馬鹿しいことになっている

今からでも、親に話して正直になるか

ただ下宿先に帰るか

ここで、スピリチュアル的な行動を自分に許すのか

迷ったが、意味なかった

魂が、望んでいたのだ

離れたくないと

 

 

ただの妄想で、こんなこと意味ないと

もう何度となく思ってブレーキを踏んでも

それ以上にアクセルの勢いは強くて

そうするしかなかった

馬鹿馬鹿しくても

この感じる衝動を、信じるしか道がなくて

怖いのに、ただ歩かされた

 

歩くしかなかった

 

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