もうすぐ「立秋」 | kyottides的 喜怒哀楽

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一年余りにわたって 開店休業状態 でしたが、そろそろ、また、あれやこれやと綴ってみようかなと思い始めています。よろしくお願いします。

 今年は8月8日、あと三日もすれば「立秋」です。挨拶状も「残暑お見舞い」に切り替わります。

 とはいっても、今年は記録づくめの猛暑の梅雨の後は雨続きで、なんだか本格的な夏を迎えたような気がしませんでした。どうやら、これからが暑さの本番らしい。
 夏休みと言えば、海は若いころしか泳いでいません。山は若い頃もオジサンになってからも登っています。旅行は、国内も海外も、夫婦だった頃には毎年のように出かけました。最近は、と言うと、どこへ出かけるにもクルマです。ドライブばっかりで、歩かなくなったなぁ。これでは生活習慣病コースへまっしぐらだと危機感を覚え始めています。

 気づいてみると、群馬県では太ったおじさんがほとんどいません。おねえさま方の中には丸々とした人々もいるのですが、老いも若きも太った男子というのをあまり見かけないのです。
 オフィスワークの多い前橋や高崎のような都市部には肥満体のおじさんもチラホラいますが、あとは基本的に農村主体で所々に工場とか運送会社の倉庫群が散らばっているような光景の多い群馬では、体格的にはバランスのとれた健康体で、逞しく日焼けしている人たちの姿が当たり前、というような印象です。
 それに群馬の南半分の平野部から北や西へ行けば赤城、榛名、妙義の上毛三山から先は高原と山岳地帯で風光明美な景色や温泉もたくさんあります。ハイキングやら山菜取りやら、健康的なレジャーを楽しむ人々が多いのもこの辺りの特徴のように思います。
 生まれも育ちも群馬の人々は気候も良く居心地のいい故郷を愛しているし、親子三代四代で暮らす大家族も多い長寿社会だし、おそらく、日本の中でも暮らしやすい土地の代表的な一つではないでしょうか。

 どこもかしこも舗装されて建物が隙間なく立ち並び、風が吹いても土埃に襲われることもなく、24時間いつでも誰かが動いていて、世界中の食事も衣類もアートやパフォーマンスも味わえて、新しいものに溢れていてとても刺激的な、とにかく人でごった返している眠らない街、東京の喧噪に慣れ親しんできた自分にとっては、退屈にしか思えなかったこの田舎の光景が、実はとても自然に親しんでいて、とても自然な生命を満喫してる人々の世界なのであって、そんな中で過ごしてきた人たちに対してある意味では羨望さえ感じるようになった、と見方が変わってきたように思います。
 たぶん、自分は丈夫なのだと自負してきたカラダの自信を失い始めたから、なのかもしれません。

 東京にいた頃は、よく歩きました。地下鉄もほとんどすべての駅で乗り降りしています。それも、職業柄なのか、書類とカメラを詰め込んだバッグを肩からぶら下げて、早足で人をどんどん追い抜いて歩くような歩き方でした。わざわざジムになど通う必要も感じない日々でした。
 今では、農民ではありませんから見回る田んぼも畑もなく、肉体労働の身でもありませんから体を動かすこともなく、外出時はほぼ運転席か助手席に座ったままです。体はすっかりなまっています。ここでは、だから、意識的に体を動かす何かをしないと、・・・まずい。

夏は来ぬ 童謡  唱歌


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