金曜日の夕方。


職場の相棒の陰険な話し方、陰険な仕事ぶりに吐き気がするほどの日々に
ちょっと抱えられなくなって
彼に甘えたくて電話した。



留守電になったのでメッセージを入れた。



ねえ、、。
甘えさせて欲しいな!
チョッと疲れちゃって、、。



5分後



あのな、、。
今晩は無理やで。
土曜は退職した人のパーテイあるから帰りにどうや?




ええ、、!!
今晩は無理なの?
はぁ、、。
土曜か、、。
どうせ又遅いんでしょ?
パーティだったら酔ってしまって話しにならないかもね、、。



彼の気持ちも都合もあるだろう、、とこの日はあきらめて真っ直ぐ家に帰った。


土曜の朝。
なんとなく朝から落ち着かない。
彼のことだから
金曜の約束は忘れ去られてるかなあ、、。と不安になって昼前に電話した。


ねえ。
私も出て行こうかなって思ってるんだけど。
待ち合わせしたいな、、。



今から行きよんで。
あのな
暑いから家におれ!



彼の話し振りで私との約束は彼の頭に入ってたので安心した私は。
自分の都合を決め込んで
そうか、、。
夕方帰ってくるなら泊まって行くのだろうか、、。
だとしたら
夕食はどうしよう、、。
ビールは足りるかな?
日曜は泊りって言ってからお弁当は持っていくだろうか、、。
おかずはどうしよう、、。
冷凍庫に何がはいってるだろうか、、。
頭がぐるぐるになってしまってた。


なんとも落ち着かなくて
そうじせんたくで気をまぎらわせてたら


5時過ぎ


どこおる?
00駅まで来てしまった。
飯食うんやろ?
出て来いや。


家で待ってたけど
なら
今から行くね。あわてて身支度をして駅まで走った。



5分後10分後何度も電話が入って来る。



まだか?
気分悪いんや、、。
汗がだらだらや、、。
早く来てくれ!



今電車乗ってるから涼しいとこで待ってて!
どっかのお店に入ったら?


5分後
彼の待ってる駅に着いた。
コールされてるのになかなか出てくれない。
ドキっとして
倒れてどうかなってるのかしら、、?
不安がよぎった、、。


3分後彼から


パチンコ屋で涼んでる!
00の道路を曲がって00を真っ直ぐ来て一番奥の台におるから! 先ほどよりは声も落ち着いてた。


すぐに見つかってお店に入ると
目の焦点が定まっていない様子で遊んでる彼がいた。


大丈夫?



冷たいカルピスでも買うて来てくれ!
今日は大変やった、、。
暑くて参った。
疲れてるのに昼からろくなもん食わんと飲んでたやからろうな、、。


目は台を見たまま
口元もしっかりしてきて話をしてくる。


無造作にスタートさせてぽんぽん打っているのに
どんどん入って来る。
彼も嬉しいのかニヤニヤしながら手を休めることなくぽんぽん、、。


おまえもやってみるか?


そういいながら私にコインをくれた。
なんどももらってするけど一回も入らないし
もったいないから彼を見ていた。


1000円でこんなもんやな。
当てようと向ったらぜんぜん駄目で
酔っ払って何も考えないでぽんぽんやったらこれや。


嬉しそう。
結局
7500円の収入。



今日の飯代でたぞ!


夕暮れ時の
まだ暑い町を一緒に歩きながら
彼のお気に入りのお好み焼き屋さんに入った。


まだ
気分もすぐれていない彼なのに、、。


私の職場の相棒の事を話した。
さすが
少ししか話さなくても100パーセント的確なアドバイスをくれた。

そして


わしが
相棒に電話してやるわ!
女房がお世話なってます!ゆうてな、、。
迷惑か?




それはかまわないけど、、。
前の相棒の人んときも
あなたが電話してくれたら嫌味を言わなくなったものね。



そんな男はがつんとしたとこ見せたら何も言って来ん!
言うたるわ!



受けて立ってくれようとしてる彼に感謝の念が沸いた。
そうして
そのうち
心もしっかりしてきて
気持ちも収まって、、。


彼の気持ちに幸せを感じた私だったのに、、。



カラオケ歌って行こうか?


彼の誘いに嬉しくて久しぶりに歌えるのに
彼と一緒なのに
彼の心が私にない事を感じた。


彼の歌が妙に切ない、、。

私まで

妙に切ない歌ばっかり選曲してしまって

歌いながら涙がでて歌えなくなっていた、、。



ばばぁ!
泣くな!


一緒にしんみりしてくれない彼。
それで
悪酔いしたのか
何が哀しいのか
私の意味不明な感情が湧き出て


2時間のカラオケタイム終了後
二人で歩いてるのに
一人ぼっちの寂しさがでてしまったのだろうか、、。



あなたは真っ直ぐ家に帰るのよね?
待ってる人が何人もいていいね、、。
私はタクシーで帰るから
ばいばい。


彼を追い越して急ぎ足で歩いてしまった。



彼の気持ちも考えれなくなってた、、。
涙がこぼれてたまんない。
後ろを振り向いても彼はいない。


彼は私を置いてったのね、、。
やっぱりかぁ。


泣けてたまらないまま
今来た道を戻って歩いてた、、。



すると
彼は家と反対方向の繁華街を歩いてた。



あなた!何処行くの?あなたの家と方向違うでしょ?


私の
感情は高ぶって
激怒になった。


おまえな
わしの事ちーっとも考えておらんな、、。
自分の気持ちばっかり前にだしてる。
タクシーここから乗って帰れや。


はいはい。
そうですか!
いいえ。
結構です!
あなたを送って行きます!


何がどうなってしまったのだろうか
ますます収まりつかない私になって行った。
多分
家に帰って行こうとする彼が憎らしくなっていったんだろう、、。


いいから。
送らなくてもええから。
帰れって。


彼は苛立って言う、、。


そんな彼にますます腹が立って



送るッたら送るんだって!言いながら


一緒に公園を通ってがんがん歩いてしまった。



もうここでええから。
心配やから帰ってくれ!


懇願する彼がますます憎らしくなって
罵声を吐いた。


こんなにあなたを困らせる私だから
もう
あなた
いいんじゃない!



おまえ
また言うんか?
わしの事心配してる言うけど違うな!
おまえはやっぱり自分のことばっかりや!
酔うといっつもや!
いっつもこうなる!
わし
しんどいぞ!



そうね、、。
そうかもしれないね。
私のことばっかりなのかもね。
嫌な女ね、、。
なんでかな?



ここでね、、。
さようなら!
今までありがとう。



哀しい手をふって
彼を見送った後
気分が悪くなってしまって、、。
ベンチに横になってしまって
うつらうつら眠りに入った。


ばばぁ!起きろ!こんなとこで寝るな!
一緒に帰ろう!
電車乗って帰ろう!


私を突然抱きかかえ起こされてしまった。
ああ、。
又やってしまった!心で反省を、、。
だんだん正気に戻って
恥ずかしさが出てきて
本来の私に戻っていた。


家に戻ると娘が待っていた。


ただいま!00子。
一緒にビール飲もうか!と彼は何食わぬ顔で娘に話してた。


実家の兄が送ってくれた鮎を焼いてビールのつまみに出した。
ばつが悪くて飲んでも美味しくない、、。


そういえば
まだ00子おじちゃんにお礼の電話していないね!


兄に電話を入れた。
もう12時回ってるのに起きてくれた。
彼に代わってもらって話をしてもらった。


おいしく食べさせてもらってます!
・・・。


兄と何を話されたのかわからないけど、、。
このあとの
会話も覚えていないが
日曜の朝。


ばばぁ!飯!


突然起こされてしまった、、。



おまえな、、。
年取るとだんだん落ち着くもんやけどおまえは変わらんな。
相変わらず酒癖悪い!


つい
かーっとなって


だから
もう
こんな私なんか駄目だって言ったでしょ!
あなたを心配もしていないし
私の役目も終わったと思うし、、。
送ってくれてありがとうね!
あなたの優しい気持ちを無駄にしてしまって、、。
ごめんね。


うまく伝えれない。
うまく言葉も素直に出てこない。
何をどう話したらいのか、、。
時間もない。
焦る、、。


そんな中
いつもならまだ寝てる娘も起きてきてしまって
話はできないまま
彼を納得させれないまま食事を出したけれど、、。


あまり
箸が進まない彼だった。
娘がいるので
明るく無理してる二人だった。



そんな二人の
空気を悟られないため
わざと


ねえ
あなたに買ってるパンツ1200円のなのよ、、。
わかってた?


明るく明るく笑顔で話た。


彼も


そんな高いのいらんぞ!
3枚1000円でええやんか。
それでええんやで。



あら、、。
気が付いてくれないの?
1200円のパンツのはきごこちわからないの?



パンツはパンツやろ。
一緒やで!
わからんぞ!


合わせてくれたのか
どうか
わからないけど、、。


結局1200円のパンツをはいて
なんとも微妙な空気のまま出勤して行った。



今朝。
電話したけど
返事はない、、。