the Stone Roses /石と薔薇 (注1)

 

 

 

ジャクソン・ポロックの画風に添えられた

 

輪切りのレモン           

 

トリコロールの3色は五月革命(注2)のパリの印し

 

レモンを絞れば涙は地面にすっと消えた。

 

永遠の楽観とその宝石のような唄。

 

 

 

   

 

              

 

       

高校生だった私はセピア色のジャケットに魅かれ

 

彼らのアルバム(注3)を手にした。

 

それから30年、時空を超える感覚で                    

 

何万回と繰り返すレコードの回転と磨耗してゆく

 

針の向こうから聞こえる彼らの音楽 は                                         

 

これからもずっと世界の何処かで鳴り響くだろう。

 

 

 

 

 

 

(注1)1989年5月シルヴァートーンからリリース

され、イギリスインディーチャート初登場2位、

1990年にはナショナルチャートで19位を記録。

NME誌が史上最高のアルバムと絶賛し

オアシスを始めとする後のブリットポップ

オルタナティヴ・ロックバンドが揃って影響を

受けたと語るアルバム。(wikipedia参照)

 

(注2) 1968年5月のフランスで,学生たちの

運動を中心にして起こった社会的危機のこと。

1960年代後半より,米国のベトナム反戦運動

や西ドイツ,イタリアの学生運動と連携して

フランスでも学生による活動が行われていた。

(wikipedia参照)

このレモンは当時のイアン・ブラウンが出会った

65歳の男性からインスパイアされたもの。

インタビューで彼は「パリで65歳の男性に会った時

レモンを絞れば催涙ガスの効果を打ち消すことが

できるって聞いたんだ。その男性は今でもフランス

政府をいつの日か倒せると思っている。

彼は1968年にずっといて、それがすべてなんだ。

だから、彼はいつもレモンを持っていて

最前線で人助けができると思っている。

65歳だよ――なんて素晴らしい姿勢なんだ」

と述べています。

 

 (注3) 日本国内のみで発売されたミニアルバム。

シングルのB面などを収録。