昨日は、シャラポワを破ってニュースのトップを飾っていたクルム伊達選手。
今日は2回戦に臨み、ハンチュコバと対戦。テニス



あのまま続けていても、おそらく彼女が勝ったと思います。
そのぐらい、流れはクルム伊達選手にありました。

昨日の試合を見ていても感じたのですが、劣勢の際にゲームの流れを変えるために
彼女はコーチのアドバイスを必ず実行しています。
昨日はシャラポワのバックを攻め、今日はフォアへの攻めとスライスを使った攻め
を2ゲーム目から。サービスも緩急つけて。
そして、それが当たって試合の流れが変わりました。
この2試合はそういう試合でした。

ハンチュコバはファーストサーブが途中から入らなくなり、40%台まで落ちていましたし、
ゲームの途中でもタイムを取っていました。
肩に痛みがあったようで、マッサージもして貰っていましたが、
最後はサービスのトスが上がらなくなり、自らジャッジに棄権を申し入れました。

今日はクルム伊達選手の40歳の誕生日でもありました。
試合後の有明の会場内に音譜ハッピーバースデークラッカーが流れ、
彼女の誕生日と2回戦突破を祝いました。
私も、彼女が突破した事に感慨を覚えましたし、おそらくクルム伊達選手にとっても
記憶に残る誕生日となったのではないでしょうか。

27歳で引退する前の彼女の試合を見た事があります。
あの頃のような切れはないものの、今の彼女には、どんな状況であっても
出来る事をする、という前向きで真摯な姿勢があります。
若いころの伊達さんは、マスコミにもかたくなで、英語も話さない、そんな
印象がありましたが、復帰してからの彼女にはあの時にない強さがあると
感じます。

パワーテニスへの挑戦状ともとれる彼女の奮闘が、
次の道へとつながっている事を願っています。
頑張れ!