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私はうっかりソノラマで読みだしたので、11巻が出る迄の長かったこと!
お化けというより、妖怪・妖魔と人の心の闇の関わり、みたいな部分が
見える律君が主人公。
お父さんは実は死んでいて、中の人は青嵐。
今市子さんはBL系とか、文鳥様とわたしが有名ですが、
私はこのシリーズに非常にはまって、何度読みかえしたか・・。
人間って、明るい部分だけを持って生きているわけではないので、
影の部分を描いている所、それを分かりやすく形を変えて描いている気がして、
私にはとても合ったのかも知れないですね。
ゲド戦記の第一巻の邦題は「影との戦い」といいます。
人はそういう部分を含めて自分として生きていくこと、そういう事を
割と考えたりしているからかも。ゲド戦記と、この作品はまるで傾向が
違いますが、影を生きるという視点から捉えると似ているかな、と
私が感じて、呼応する部分があったという事かな。
単に怖い話が好き、でも単純な話ではなくてすこしひねってある方が好き、
という人には面白いと思います。
尾白と尾黒のコンビは最初の方はリアルなミニ烏天狗だったのに、
気付けば今や文鳥のようになっていて、私はどちらの絵も好きですが、
この2匹の話だけを集めた愛蔵版も出ています。
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違うなぁ~とか思いつつ。
夏も終わりなのにちょっと涼しくなる?かも知れない怖いお話。