3月31日(木)からは、七十二候の
「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」がやってきました。
雷の光を日本では「稲妻」と呼びますが、実はそれには深い理由があります。
雷の放電によって、空気に8割含まれている窒素が酸素と結合して窒素酸化物となり、雨と共に地面に降り注ぎます。それを栄養の一部として稲は大きく育つのだといいます。
そう考えてみると、「稲を支える妻」...稲妻とは、実は怖い存在ではなく、ピリリと辛口でも秘かに愛情深い良妻なのですね🍀
また、春になると竜神が天に昇り雲を湧かせ、雷とともに雨を降らせて作物の実りを促すという伝説もあります。昔のひとは春雷を心待ちにしれていたことから生まれたおはなしでしょうね。
桜の頃の不安定な寒さを「花冷え」と言います。一度暖かさを知った体には寒さがとてもつらく感じられるものなので、体調の思わしくない時には温かい生姜湯やお雑炊などで胃腸をいたわってあげてくださいませ❤️
今宵の一曲
「春雷」~さだまさしさん