細菌兵器の恐怖 | Fiore-fleurのブログ

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新型コロナウイルスの感染が始まったころから、日本では小松左京氏の「復活の日」が予言の書のように囁かれていました。
 
「復活の日」が書かれたのは1964年。まだ戦後の間もない日本…映画化されたのは1980年。緊迫した場面が続く映画だったことを覚えています。
 
 
しかしわたくしは、新型コロナウイルス感染情報を表現しているのはジョージ・A・ロメロ監督の「ザ・クレイジーズ 細菌兵器の恐怖」ではないかと思います。
アメリカの片田舎に落ちた輸送機。村人たちの前に何故か防護服を着た大量の兵士が現れ、町を閉鎖。
 
しばらくするとある男性が突然発狂し、人々に襲い掛かる。…町に落ちたのは細菌兵器「トリクシー」を積んだ軍の輸送機で、飲料水用の水源が汚染され、それを飲んだ人々は…というストーリーです。
 
…とにかく見ていて辛くなる映画でした…主人公と共に逃げ回る友人や恋人も徐々に「トリクシー」に感染。ワクチン開発も成功するものの、その博士は発狂した人々に押されて階段から落ちて亡くなってしまい、軍から派遣されて陣頭指揮を執っていた少佐は、その町が最終的に核爆弾を落とすことによって「トリクシー」ごと消滅させられることを知り、苦悩しながらヘリで離脱する…という結末を迎える…パニック映画に属するのでしょうが、なんともやり切れない、気の毒で気の毒で、観ていて申し訳ないような気持ちになるような映画です。
 
…しかしこれ、まさに新型コロナウイルスと状況が酷似しておりますね。ウイルスの前では何の美談もない、これが現実だと知るべきかもしれません。
 
日本では第二波を抑え込み始めたとか、ファクターXとか希望的観測が広がっていますが、インドではさらに感染が爆発的に拡大しております。
感染を抑え込むのは、現時点では不可能か…
 
どこに行っても誰と会っても、これからは、自分の身は自分で守らねばならないのだと思います。
 
 
 
ロメロ監督といえば…
 
これゾンビ。
映画よりもポスターの、このお姉さんがいちばん怖かった…

 
 
 
今日の一曲
 
「You Are Love」~ジャニス・イアン

大好きな曲です…「復活の日」、主演は草刈正雄さん。

今も素敵ですが、この頃は顔がよすぎて苦手だったという…(笑)

 

 

 

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