みなさま、ごきげんよう
いつもご訪問いただきましてありがとうございます。
なると。
なると、なるもの。
単に「なると」と検索すると、出てくるのはアニメの「NARUTO」ばかり。
なると。
正式には「鳴門巻き」という名があるのにもかかわらず、世の中ではおそらくほとんどの人が「なると」と呼んでいるであろう、なると。
吉田戦車の漫画、「伝染るんです」に登場する、不思議な山崎先生はなるとの渦巻きを見ると目を廻します。
しかしたとえば、なるとがこれだけ並ぶと、わたくしですら目を廻しそうな塩梅でございます。
さて、なると。
素材はスケソウダラ・シログチ・イトヨリダイなど。
白身の魚を使います。
真ん中の渦巻きは、「鳴門の渦潮」に見立てたものだそうです。
なのでなると。
他の蒲鉾に比べてつなぎの量が多く、粉っぽい食感。つまりあまり美味しくないのです。しかし、つなぎの多さゆえに切った時の断面が美しいので中の模様の多様化にもつながったようです。
調べてみたところ、食材としての立ち位置は縁起物的彩り担当、といったところですかね。
由来は確かではないのですが、室町時代以前の文献に鳴門巻きの名が残っているとのこと。
つまり、美味しい美味しくないという尺度を超えて存在し続けるなるとなわけです。
思ったよりも偉大な存在なんですね。なると。
何故、なるとについて調べてみたかというと…
先日ひさしぶりに「どん兵衛」を食べたのです。
そこには、薄くスライスされたなるとが載せられておりました。
周りの茶色の風景に全く馴染んでいない、なるとの白と赤。
それなのに食べ終わって気付く、いつ食べたのかすら覚えていない存在感の薄さ。
味わった記憶がない、のです。
それはそれで凄いことだと思います。
気付かないうちにスルーするなんて。
なるとがもしスパイだったら、さぞかし有能なことでしょう(笑)
因みに現在では、静岡県焼津市がなるとの国内生産9割を担当しているそうです。
また、「なると大使」というものがあるそうで、現在担当しているのは石原良純さんだそうです。
調べたいことがある時には、まず参考にWikipediaを見るのですが、このなるとに関してはずいぶんと「ふわっとした」内容が非常に多かったのが印象的でした。
なると自身は、練り物としてはけっこう固いので、そこも少しツボに入って笑ってしまいました(⌒∇⌒)
今日の動画
「チビ太のおでん」CM
チビ太のおでんにも、なると(⌒∇⌒)
今や、サークルKではないのですと。
…おでん。
コンビニでは買わないので最近のおでん事情はあまり詳しくありませんが、コロナの影響で個別販売は少なくなっているそうですね。
ぺたしてね♪