みなさま、ごきげんよう
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こちらは…
「神逸気旺」~しんいつきおう、と読みます。
または、「神逸にして気旺ん」~かみいつにして き さかん、とも。
明治初期の書なので、右から左へ読むものです。
ことばの意味は、「情勢に惑わされず、自らの努力と気力でもって道を切り拓け」とあります。
書いたひとは、勝海舟。
この書が掲げてあるのは、東京都文京区本郷に、江戸初期から店を構える「壺屋」さん。
幕末にあたり、幕府と共に店じまいをしようとしていた時に、「壺屋の菓子を食べたいと言う市民が多いのだから」と、勝海舟からの言葉があり、営業を再開したそうです。
もちろんこの書は、今も店内に誇らしげに掲げてあります。
「神逸気旺」…まさに今の日本のための訓示ではないでしょうか。
新型コロナウイルスもオリンピックも、誰かの顔色を窺ってではなく、情勢を冷静に見極めて途を拓き…
進むべきです。我ら日本人は。