カルバン・クラインの洗練されたデザイン世界 | Fiore-fleurのブログ

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今日、11月19日は アメリカ出身のデザイナー、カルバン・クラインのバースデーでございます。
 
クライン氏の「すべてはカッティングから始まる」という言葉通り、ボディラインを強調した洗練されたシルエットは、ニューヨークのキャリア・ウーマン、つまり「働く女性」からの支持を受け普及いたしました。
1942年に生まれ、独学で縫製を学び ニューヨークのスクール・オブ・アート・アンド・デザインに入学。その後、ニューヨーク州立ファッション工科大学に進学し、62年に卒業 したという才能と努力の持ち主です。
1968年には自社ブランドを設立。その商品がデパートの担当者の目に止まり1972年にはスポーツウェア・化粧品・香水の部門も立ち上げました。
 
2017年のSSコレクションからはラフ・シモンズのクリエイティブ・デザイナー就任が決まっています。
 
…こちらが2016AWのコレクションです。
マスキュリン(男性的)な要素を盛り込んだブラックのワントーンコーデです。絶妙なカッティングと、張りやとろみのある素材使いで、単なるマスキュリンではなくフェミニンな流れを構築しています。

異素材のコンビネーションでファーの量感をアピールしたデザインです。コートのようですがワンピースにも見えますね。シューズがメンズっぽいので甘さを抑えた上質な印象です。

2016AWコレクションではこのコーディネートが最も華やかです。色味を抑えたデザインが多いのでこのキャメルの艶のあるコートがことさらにフェミニンに映ります。今年はファーアイテムがトレンドなので、参考にしたいところですがふつうに着るにはこの靴は合わせにくいので、やはりポインテッド・トゥのパンプスかブーツがマッチするでしょうね。

こちらがメンズのコレクションです。今年は「メンズは女性的に・レディスは男性的に」がテーマだったようで、メンズのアウターの肩周りがなめらかです。肩パッドも入っていないように見受けられます。インナーのゴールドのジレは難しい着こなしですが、パイピングをゴールドに入れたデザインのコートやベルトなどで遊び心をいれるのもお洒落な気がいたします。

 ユニセックスな香りのckbeのトワレもまた、キャリア層に絶大な支持を得て 未だに固定のファンのかたも世界中にいらっしゃいます。

…「上質で洗練された大人」にこそふさわしい、カルバン・クラインのデザイン世界に、今宵はどっぷりと浸っていたい気分でございます。