2月に入って世界的に寒波が押し寄せてきているようですね。

 
フィレンツェも春のように暖かかった1月ですが、最近マイナス0を前後する寒い日が続いています。
 
イタリアに住み早くも35年が経ちました。
 
イタリアといえば、いつも太陽が燦々と降り注ぎ、イタリア人も陽気なイメージがありますが、
冬は別。
5、6月頃から10月ごろまでは、ほとんど雨が降らなくいい天気が続きますが、(夕立はあります)、
11月から4月ごろにかけては、
殆ど毎日雨か曇り。
特に近年は、秋冬は雨季と呼べるのではないかと思うくらい毎日雨です。
 
しかもフィレンツェは盆地に沼地なので、湿度が高いのです。
だから秋冬の季節の洗濯は悲惨。
 
1日テラスに干していれば、
煙突の煙の匂いを吸収し、
おまけに干したときより湿っていたりする。。
 
それを今度は各部屋のセントラルヒーターの上に広げて乾かしていました。
 
要するに干しても意味がない。
 
そんな憂鬱な洗濯事情で何年も生活していましたが、ここ近年周りで乾燥機を持っている人が多くなりました。
 
生徒のお母さんや友人からは、
 
乾燥機を買ったら人生が変わるよ。
 
乾燥機を買って最初に思ったのは、「なぜ今まで買わなかったのだろう!」
 
干したり、といれたり、アイロンもしなくてよくなるので、平均一日1時間半の節約。。
 
などと皆口を揃えて言うので、どんどん洗脳され、残り少ない人生、乾燥機で数年間の人生をプレゼントされるようなものじゃん!!
と納得し、いよいよ我が家も乾燥機を買いました!!
 
使ってみた感想は、、
 
思っていた以上!!!
 
雨の日も関係なく洗濯出来る快適さはもちろん、
 
乾燥機から出てきた衣類は、ふーわふわ〜!
温かいからすぐ畳めばシワがつかず、アイロン要らず。
なんといっても触っていて気持ちいい!
 
カチカチになっていた肌着も靴下もふわふわ〜!
 
洗った衣類はその日のうちにタンスの中。
 
これでもう冬が辛くなくなりました〜!!
 
 
 
 
♪ 〜  ♪ 〜   ♪ 〜   ♪ 〜   ♪
 
今日は前回の引き続き、インベンション 12番。
 
この曲の特徴は、16分音符の6つの音を一まとめ(一拍)に円を描く感覚で進んでいきます。
 
コツは楽譜では4拍子ですが、二拍子に感じること。
 
4拍子にとるとフレージングが取りにくく、重たくなってしまいます。
 
もう一つの特徴は、トリル。2拍(12個の16分音符)に渡る長いトリルで爽快感を醸し出しています。
 
この曲の難点は、このトリルの止め方。
 
バッハ自身の解説には、「ドッペルカデンス ウント モルデント」とあります。
 
要するに日本語でいうと「前打音と後打音付き」とでも言うのでしょうか。
 
トリルの音が次の小節の一拍目までタイで続いているので、トリルは自然に止まり、しかもタイとして最後までしっかり音を繋げておく必要があります。
 
これを自然に弾くのがなかなか至難の技!
 
結局は練習するしかないんですが、笑
 
しいてコツを言うならば、
 
① 先ずは拍通りに止まりたい場所で止まれるよう、トリルの手だけで練習をする。
 
② 両手でゆっくり練習する。
 
③ (これが重要!) 2拍続けてとトリルを続けるのではなく、1拍ずつ呼吸をとる。
(ガラガラ回して小さい玉が出る福引きなどに使う抽選器を力を込めて回す感覚!)
 
(例えが昭和ですみませんー!)
 
トリルの2拍目で、抽選器をもう一回回す感覚で弾くと、ひと息で弾け上手く収まりやすいです!
 
 
インベンション 12番 = 抽選器を回す!!
 
是非試してみて下さい〜。
 
 
いつもお聴き頂き有難うございます♪