今年になって初めての青空!!
新年早々帯状疱疹になってしまい沈んていた私ですが、あまりに気持ちの良い日和だったのでウォーキングしました!
隣り村の教会の後ろには、トスカーナの人がよく行くスキー場のあるアベトーネ山。
雪を見ると行きたくなるけど、今年はスキー場もコロナで閉鎖されているみたいです。。
日本も第三波の最多感染者数記録が続いているようで心配です。
イタリアは第二波と呼ばれていますが、死者数は今日も500人以上。
新感染者様数も下り坂になりそうで、なかなかなりません。
今日母子で看護師、医学生をしている親戚が第一回目のワクチンを接種しました。ファイザーだそうです。
二人とも僅かな眠気が襲ってきた程度で元気にしています。次回第二回目は1月下旬に予定しているそうです。
私に順番が回ってくるのはいつかな。。
♪ 〜 ♪ 〜 ♪ 〜 ♪ 〜 ♪
さて今日の演奏曲は、インベンション 9番。BWV780。(相変わらず順番通りです。笑)
インベンション 全体の難易度からすると、中間ぐらいでしょうか。
でも、、実は16分音符が連なった♬♬のメロディー。音楽的なレガートが結構が難しいのです!
1小節全部が16分音符だと全部で12個。
これを音楽的に弾くのは簡単なことではありません💦
滑らかに弾いているつもりでも、
実は粒が揃ってなくてガタガタだったり、
粒が揃っても無表情。
レガートに演奏しているつもりでも呼吸が繋がっていなく退屈に聞こえることが多いです。
バッハの特に組曲の「アルマンド」などに良く出てくるこの♬♬のレガートは、本当にくせものです。
ピアノの場合は強弱が出来るので、
テーマをハッキリ聴かせれば綺麗に聞こえるかも知れませんが、テーマでない方のメロディーが疎かになってしまうことがあります。
実は私も、もう何年も何年も研究し、
あーでもない、こーでもないと
色々試してきたのですが、
それがある時、
ふと吹っ切れたのです!
それは、、、
バロックの弦楽器と歌の演奏。
弦楽器の弓の動きや歌の呼吸の取り方を鍵盤楽器の演奏にも取り入れるということ。
海に例えると、
美しい大波の景色に胸を打たれるのは、
実は小さな小波の一つ一つが美しいから。
つまり大きなフレージングが美しく吸い込まれるように感じるのは、
実は小さな「拍の取り方」で呼吸(フレーズ)を誘導しているからなんです。
言葉に表すと難しく感じるかもしれませんので、
今日は取り敢えず、この演奏を聴いてみて下さい。
スチュアート・ピンコムというガンバ奏者(バロック時代のチェロ)のバッハの演奏です。
(今回たまたま見つけた若手演奏家です。彼の演奏に一気に引き込まれましたー!)
16分音符♬♬の一つ一つに魂を感じる演奏です。
特に「拍」と「弓の動き」に気をつけながら、
出来たら彼の演奏に手の動きを合わせて、自分が指揮者になったつもりで聴いてみて下さい。
(↑ここが重要なポイントです!!)
彼の演奏を聴いた後は、今度はガンバの音や弓の動きを想像しながら、今練習しているバッハを弾いてみてください〜。
一音一音の音の響きと上下する音の小波を
弓の動きを想像しながら弾いてみてください。
きっと何かが変わっていると思います!
私は古楽器との共演を経験して、彼らの呼吸法を学んでから、人生が変わったと言っても過言ではありません!!
是非試してみて下さい。
ピアノの先生は、
「なにこれ? メトロノームのテンポ通りに弾いていないじゃない!揺れ揺れー!」
と拒否される方もいるかも知れません。
でも、私はこれがバロック音楽だと思います。
スチュアート・ピンコムの演奏の後に大変失礼ではありますが、💦
私のインベンション 9番も良かったら聴いてみてください〜♪
いつもお聴き下さり、有難うございます♡