バッハの曲の中には、聴いていて、
「神聖」「崇高」「純粋」
と言った気持ちになるハーモニーがたくさんあります。

自分がそのような気持ちになるのは、歴史的な荘厳な雰囲気の教会に入ったり、ハッとするほど美しい景色に出会う時ぐらいでしょうか、、。

日常生活では、そんな気持ちになることは先ずないです。笑 

でもバッハの曲を聴いていると、時になにかとても大きな力が存在するのではないかと感じることがあります。(それを神と呼ぶのでしょうか)

その大きな力の前では人間も動物も植物も区別なく、全世界が一つの力によって調和されている感覚、、、とでも言うのでしょうか。

とでも神聖で崇高な存在。
その調和された存在の中に自分を感じる。。

心に静粛が訪れ、
周りのことが小さく感じる瞬間。

ただただ幸せを感じる瞬間。。

私をこんな感覚で包んでくれるバッハは、やはり偉大と言う他に言葉が見つかりません。


今日はその中の一つ、

平均律1巻、22番プレリュードを弾いてみました。


平均律は、2巻合わせると全部で48曲もあるプレリュードとフーガ。

どちらかと言うと学生の練習向きで、演奏会などではあまり弾かれませんが、中には心打たれるほど素晴らしいハーモニーの曲もあり、この22番のプレリュードもその一つだと思います。


動画の中に、曲の雰囲気に合わせてフィレンツェの夕暮れの景色を入れてみました。

(友人が撮ってくれた近くのアルノ川と、夕方のウォーキングの途中で撮った夕焼けです!)

それでは、どうぞお聴き下さい。