猛暑の時期も去り、気持ち良い季節になってきました。

先週末と先々週末、ベッドルームのペンキ塗りをしました。(主人が。笑)

家具や本棚を移動したついでに、中にあるものを取り出して古いものを整理をしていたら、、、

見つけました!!

「モーツァルトの手紙」の本!!




以前何度か読んだ記憶はありますが、

内容は殆ど覚えていません。💦

今ちょうど練習しているピアノソナタ が1783年作ということもあり、その頃の手紙をチラッと読み直してみました。


以前も思ったのですが、

お父さんへの手紙の文章は肩苦しい。
そして言い訳が多い。笑

それに比べて

姉のナンネルへの手紙は非常に面白い!

彼の心が見えてくる〜!


お姉さんとどんなに仲が良かったのかという姉弟愛が伺えます。

(そう言えば何年も前にモーツァルトの姉に焦点を当てた「ナンネル」という映画がありましたよね。
見てみたいな。。)

この本には、モーツァルト(アマデウス)の父や姉に宛てた手紙だけですが、、

お姉さんの返事の手紙も見てみたい。。。!!

何処かに保管していないのかな。。



そして、頻繁に書かれている彼の長い手紙を見て、
私が30年前トリノで一人暮らしを始めた頃、週に一度書いていた母への手紙を思い出しました。

新しい土地で一人暮らしを始めたモーツァルト。

思わず当日の自分と重ねてみて、あの時の寂しさを思い出しました。

インターネットもなかった時代、
手紙というものがどんなに大切だったか。。

1週間前に投函された手紙を受け取るとき、
どんなに嬉しかったか。。

父親や姉に日常のことや自分の気持ちをつらつらと綴っているモーツァルトの手紙の内容に、

胸がキュンとなる思いがしました。





さて、1782年2月のナンネル宛ての手紙に書かれている
ウィーンで活躍していた頃のモーツァルトの日課です。

6時起床、7時には着替えて準備OK。

7:00〜9:00 作曲する

9:00〜13:00 レッスン

昼食

誰かに招待されたり、コンサートがあると午後6時までは何も出来ない。

午後6:00〜9:00 作曲

9:00 コスタンツァの家に遊びに行く。
殆どの場合コスタンツァの母親の説教を聞く。彼女の話に耐えられるかどうかの自分の体調によって帰る時間が決まる。

時間が有れば夜中の1時まで作曲する。

とありました。。




最近は毎朝起きたらすぐに母とチャットする私。

今の時代にモーツァルトが生きていたら、

毎日お父さんとナンネルに

ラインでメッセージ送っていたかも知れませんね。♪

さて今日は、
前回と同じピアノソナタ  K332の2楽章を弾いてみました。

このモーツァルトの曲のように、
皆さんの一日も幸せで爽やかでありますように〜。