この度のコンサートは、イタリアフィレンツェ市オーケストラ「マッジョ・フィオレンティーノ」がバックアップし欧州文化財団の援助により、若手の音楽家の演奏活動を支援することを目的に成立されたオーケストラ『マッジョ・フォルマツィオーネ』によるコンサートでした。
広い教会内に聴衆が列を成して入り、最終的には500人ほどの入りでした。
(明日1月11日のRAI地方ニュースで紹介される予定です)
 
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オーケストラのメンバーは主に、この企画に参加した若手の音楽家たちとその指導にあたった、『マッジョフィオレンティーナ・オーケストラ』メンバーからなっています。
私を含む3人のチェンバリストは、部外賛助出演ということでしたが、この30人近いメンバーの中には、私たちのような部外のプロの演奏家も幾人かいたと思います。
 
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この『マッジョ・フォルマツィオーネ』について簡単に説明しますと、マッジョ・オーケストラ基金、フィレンツェ商工会議所、フィレンツェ労働組合などが後援しており、演奏家だけではなく、オペラ歌手、オペラの舞台装置係り、衣装係り、照明係りなどの講習も企画されており、ゼービン・メータと初めとした数々のプロが指導に当たりながら、実際のコンサートの企画を通じて実践し経験を重ね、出来たらその後の職も斡旋するという、アーチストには夢のような企画なのです。
 
 
この「マッジョ・フォルマツィオーネ」のディレクターでもあり、今回オーケストラのディレクターでもあった、マエストロ、フェデリコ・バルダッツィがほぼ全てのスケジュールのプログラミングをしてくれました。
 
以下が彼の率いるアンサンブルのサイトです。
 
この企画は、バッハとテレマンのソロコンチェルトをプログラムとした、1218日の第1回目のコンサート1ヶ月前に始まり、毎日バイオリン、ビオラ、チェロ、管楽器とさまざまなレッスンとリハーサルが行われました。
1218日のコンサートで、私はバッハのチェンバロコンサートBMW1056 ヘ短調を弾かせてもらいました。
 
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その後、ほぼ皆んなクリスマス休暇に入り、去る18に行なわれたブランデンブルグ協奏曲全6曲のコンサートのリハーサルは、5日前13日に開始。毎日午後5時頃から夜の11時まで、この6曲のコンチェルトのリハーサルが行われました。
クリスマス休暇のため、息子の学校も休みでずっと家にいたため、私の頭は混乱状態
毎晩夜の帰りが遅いため朝もゆっくりの起床となり、息子に朝食をとらせたり、台所の片付け、昼食や夕食の準備などしていると、リハーサル前の練習時間は、とれても1時間。。
 
 
申し訳ないけど、この時ばかりは、「ずっとDVD見てて~~!!」 と叫びたかったのですが、この日に限って、朝から作り話をしろだのママ遊んで遊んで、、!!!と駄々をこねっぱなし・・!!
 
時計は進むし、練習はできないしで、パニック状態。。
有難いことに、2度ほど友人のお母さんに世話になり、息子を何時間か預けることができましたが、精神的ストレスは、相当のものでした。。
 
シングルのとき、午前中ゆっくり起きても、昼食抜きで1日中ぶっ通しで8時間ほど練習していた時期が懐かしい~~。
でも家族があるのは、幸せなこと。
 
この時期、ある人から「家族と演奏活動が両立できますか」と聞かれて、思わず「両立しません」と答えてしまいましたが、、実際には、、、やはり両立しないと思います。
 
今回も、この時期、家事育児をほぼ放棄していたからできたこと。もし、年中コンサートをするとしたら、家族との両立はやってきけないと思います。。。
 
コンサートが、年中あるわけでなくてよかった。。
コンサートが終わったら、息子や主人にいっぱいサービスしてあげたい!! そう思っていた昨日ですが、今日はもう家事と仕事と、、それとブログ更新に、、負われています。。