職場で書道部に所属しています。
先般、支社内美術展がありました。
そこで、名前が売れたのか。
書道部に揮ごうの依頼がありました。
その部署に部員がいれば頼みやすかったのでしょうけれど、たまたまいません。
電話を受けたまま、成り行きで引き受けました。
支社内スポーツ大会で優勝した部署の名称を書きました。
「筆ペンありますか?」と言われ、気軽にお邪魔しましたが、
なんと、ニスを塗った板に書くのです。
こりゃあ、はじくなあ。
木簡用の墨汁を持っているので、ロッカーに戻って仕切り直し。
うん、木簡用でも、はじきます。
とりあえず書きましたが、文字が散ってしまう予感しかしません。
そうしたら、木を削って書き直す予定です。
依頼した側は板面がでこぼこなのを気にしていましたが、それよりもはじく方が剣呑だと思います。「令和◎年度 ◎◎部」の文字が散りませんように。
ちなみに、別の支社でプロの書道家さんにお願いしたら1◎◎万円だったそうです。
私はカレンダー7本をお礼としていただきました。「医は仁術」の赤ひげ先生のように、謝礼は品物ってことで。
でも、れっきとした稼ぎです。なんだか、プロへの一歩を踏み出したようで高揚しました。