フローラ薬局 公式ブログ
  • 01Nov
    • 不妊症と中医学

      初めて薬局を訪れた人は必ず驚きます。ふくろうの置物の数にです。ふくろうは、夜の闇の中でも、獲物を捕らえることができることから、お先真っ暗の受験、浪人生、不妊や大病を患っている人達を勇気づけてくれます。毎日苦労の連続の人には、🦉不苦労という言葉が使われますが、それは一部で私には 次のような変化がおこっているような気がします。🦉ー梟ー福籠ー福朗ー不苦労ー福廊-福老。福をためとけば、朗らかになり、笑顔が見られ、人間関係がうまくいき、齢をとっても体が元気で幸せだと思うのです。そして多くの人に慕われ。「笑福来門」が基礎にあるのだと思います。福を橋渡しするのが、中医学。ママがいつまでもめそめそしていたら、可愛いベイビは寄ってきませんよ。私は、皆さんが幸せになるように、京都の有名な神社でいただいた梟のグッズをさしあげています。最近妊娠の報告が増えています。

  • 16Jul
    • 不妊症と中医学

      今回は、妊娠して無事出産に至った🅰子さん(39歳)の話です。一度妊娠して、流産した経験があります。病院で治療もしていました。不妊治療、検査結果、先生への気遣いなどたくさんストレスを抱えていました。漢方薬との併用は大変だったので、気分転換も含めて病院通いを少し休もうかと考えていました。今まで頑張ってきたのに、ここでやめたら後で後悔するのではないかと少し不安もありました。それを吹き飛ばしてくれたのが夫の言葉。「今まで頑張ったのだから、少しは体をいたわってあげたら。漢方薬で調子いいんでしょ」考えてみれば、以前に比べて基礎体温がきれいになり、生理前の超イライラが消え、冷え症も改善され、そして何よりも心に余裕が生まれ、そして笑顔が戻り、夫との会話が楽しくなってきました。その結果、妊娠、出産。かわいい赤ちゃんが我が家にやってきたのはそれからまもなくのことでした。高齢出産がんばりました。もう一人のため漢方薬、続けたいと思います。

  • 25Mar
    • 不妊症と中医学

      ずいぶんとご無沙汰しております。多くの方から「読んでたよ」とか「次はいつ書くの」とか、プチ反響の大きさに恐縮です。中には、「今までの記事、全部読んだよ」。といろいろ言われています。ここに再開することができましたのは、皆さんの温かい励ましがあったからです。感謝します不妊の相談をしていて気が付いたことは、皆さんが不妊症でお悩みの時、何に困っていたか。それは、孤独だったことでした。よく冗談で言うのですが、もしあそこで不妊の記事を読まなかったら、相談しなかったら、今頃は、電気の消えた部屋で、一人ひきこもって泣いていたんじゃないかと。今でこそ笑い話で済みますがその時は悲惨な姿。頭はぼさぼさで、化粧はせずスッピン状態。このような女性は彼女だけでなく、たくさんいます。今でこそわが子を抱いて笑顔を振りまいている美人ママさんも、その時には頭の中にはいつも離婚の2文字。「子供が欲しいなら、ほかの人と結婚して」。これは禁句です。さて妊娠力を高めるために、少しお勉強をしませんか。テキストは無料のジネコとチャイナビュー。最新の西洋医学と東洋医学が学べます。当薬局でさしあげています。ではまた次回お会いしましょう

  • 29Oct
    • 秋の養生

      爽やかな秋です。と言いながら実はこの季節を苦手にしている人もいます。そんな人のために秋の養生法について考えてみたいと思います。「陰陽五行」によれば秋と関係の深いのは次の通り。  秋ー肺ー燥ー鼻ー皮ー白―辛ー毛ー大腸秋の季候の特徴は、{燥}つまり乾燥した空気。これが体に悪い影響を及ぼすとき燥邪といいます。燥邪の影響を最も受けやすいのはのどや鼻、気管支などの呼吸器系、つまり肺グループです。その大本肺には「喜潤悪燥」(潤いを好み乾燥を嫌う)という性質があり、健康な人の肺は陰液(血液や体液に相当する)によって潤され、呼吸や防衛能力の働きをしています。肺は燥邪の影響を受けると、陰液が不足し、から咳、鼻やのどの渇き、声のカスレ、喘息、そして関係の深い、皮膚や大腸にも影響が及んできます。乾燥肌や便秘などはその例です。ですから治療には{身体に潤いを与え陰液を補う食材}や{酸味と甘味の食材を一緒に取る}とよいでしょう。中国漢方では「酸甘化陰」つまり、「酸味と甘味を合わせると陰分がわいてくる」という考え方があるからです。乾燥しているからと言って水を飲んだだけでは肺をうまく潤すことはできません。できれば旬の食べ物で、地元でとれるものを選びます。

    • フローラハーバリウム教室

      フローラで初めて、飛田先生を講師にお迎えして、ハーバリウム教室を開催します❗️今回は、クリスマスにぴったりのハーバリウムランプとおしゃれなハーバリウムボールペンを作ります💕薬局ならではの薬草で作る薬膳茶も楽しめますので、是非お越しくださいませ。

    • NHK漢方薬膳講座

      今日は、NHKの秋講座スタート❗️篠原泰友先生からは、風邪の症状に合った漢方薬の選び方。久仁子先生と栄養士さんからは、秋の美肌の風邪対策の薬膳と薬膳茶を紹介させて頂きました。鳥手羽の八角煮と秋のナッツの低糖質ケーキ。これはラカントさんから新発売された低糖質のナッツを使ってフローラの栄養士さんが考案したレシピ。美味しく出来ました。秋の薬膳茶は、生姜やシナモン、棗、陳皮などポカポカ温まります。フローラ薬局河和田店、友部店で来局の方に、無料で飲んで頂けます。500円で販売もしていますので、是非お立ち寄り下さいませ。

  • 05Jan
    • 第5回 新年からの養生法

      穀物をしっかり食べて健やかにまず胃腸強化を心がけ、タイプ別の漢方薬を新しい年を迎えて、いかがお過ごしでしょうか?昨年は暗い話題ばかりが目立ち、世界中に元気が感じられませんでしたね。ただ、中国漢方には、「陰極まれば、陽を生ず」との考え方があります。つまり、「悪い状態は長くは続かない」というわけで、今年こそ回復して欲しいものです。私たち1人ひとりもまた元気でいきたいもの。まずは、体内に必要な元気を溜めることです。そのために、今日から試していただきたいことが。例えば、穀物をしっかりとることもその一つです。早速、1年を元気で過ごす養生法をご紹介していきます。中国漢方の考えでは、生命を維持し、機能を高める物質が気です。気は、①親から受け継いだ先天の気としてのパワー、②食べ物、③呼吸から得た後天の気としての酸素、以上で作られます。この3つがしっかりしていれば、元気な人といえるのです。そこで、今年1年を大過なく健やかに過ごすためのポイントを、ご紹介していきましょう。【消化管を丈夫にする食べものを】■まず穀物をしっかりとること先天の気に関しては、変えようがありませんから、食べもので元気を養う方法からみていきます。からだは、食べものによって維持されているわけですから、まず消化器官を丈夫にさせる食品がいいですね。これは、中国漢方でいうところの、補気健脾作用のあるものとなります。気を補い、脾を健やかにするものというわけです。さまざまにありますので、ここでは甘味に関して、お話ししていきましょう。甘味には、からだの疲れや衰えに対処できる滋養の作用があるからです。実際、からだが疲れたとき、甘いものを欲した経験は、どなたにもあるのでは?では、具体的にはどのようなものがいいかといえば、粟、米、麦となります。まずは穀物を毎日、しっかりとってください。トウモロコシや豆、山芋もお勧めできます。実は、穀物を十分に食べている方は、疲労時に、それほど甘いものを欲しがりません。仕事疲れなどからケーキやチョコレートを食す人は、穀物からのエネルギー摂取が少ないのです。主食のご飯の摂取量が少ない人ほど、疲れやすく、甘いものを多くとりがちといえるでしょう。周囲を観察してみて下さい。ご理解頂けるはずです。もちろん、主食のとり過ぎは問題ですが、それより問題なのは、甘いもののとり過ぎによる肥満。いくら滋養作用があるからといって、単純に甘いものをとればいいというわけではないのです。ですから、食事全体の6割は穀物、野菜・果物3割、肉類1割が歯の構成からもいいと考えられているのです。■甘味には薬用人参・西洋人参では、穀物が十分であるにもかかわらず、甘味を欲した場合、何がいいでしょうか。薬用人参となります。中国では昔から、特に寒い冬は、からだを温めてくれ元気にもなれるので、よく利用してきました。ただし、地球温暖化や空調機器の充実、また食べものの環境が変化したことから、昨今では逆に、からだの温かい方が増加を。そこで今は、西洋人参を利用するケースも多くなってきました。現代のように、頭脳労働が増えると、頭を冷やしてくれて、しかも元気の源ともなる西洋人参は、仕事の効率も上がり、重宝するはずです。受験勉強で疲れた時にもいいでしょう。余談ですが、無事、志望学部に進む事ができた、私の子どももとっていました。「頭がスッキリして、よかった」といっていましたね。そもそも、私自身、原稿執筆で疲れた時に、利用しています。ただし、注意が。薬用人参・西洋人参。いずれかの人参をとっているときは、大根は一緒にとらないでください。大根は、肉や餅を食す時ですと、消化を助けてくれていいのですが、人参と一緒ですと、その補気作用をうばってしまうからです。もしとる場合は、時間をずらせばいいでしょう。なお、野菜の人参は特に問題ありません。■ナツメ1日5個で美人に?他に疲労時にいいものとしては、ナツメもあります。甘味もあり、からだを温めてくれて、元気にもなれるはずです。胃腸を丈夫にもしてくれます。不眠が続き、精神が不安定な時にも、どうぞ。中国では、1日5個となると、「美人になる」「年をとらなくなる」などのいい伝えもあるほどです。乾燥させたものを食したり、小麦や甘草と一緒に、お茶として飲むのもいいですね。■ジャスミンティーでリラックスストレスなどで、落ち込んでいるときには、ジャスミンティーを。日本では、たえず笑顔が要求され、メールにはすぐ返信を出さなければいけないなど、いつも緊張状態にあります。ぜひ、リラックスタイムを、ジャスミンティーでどうぞ。気の巡りがよくなり、うつ傾向からの脱出をサポートしてくれることでしょう。そして、胃にもいいのです。【脾胃を元気にする漢方薬を】さて、食養生を守っていて、それでもなお、症状があるときには、ふさわしい漢方薬を使用してください。以下、大切なことをご紹介していきましょう。■がまんする女性向け漢方薬さて、今年こそストレスなく、元気にいきたいものですが、そこでお勧めしたいのが、逍遥散。がまんにがまんを重ね、ストレスの多い、今の日本女性にふさわしい漢方薬です。のぼせがある方には、加味逍遥散がいいでしょう。■胃腸を強化するタイプ別漢方薬日本人は相変わらず、養生下手なのか、胃腸の弱い方が多いですね。中国漢方では、胃腸のことを、脾胃と呼んでいますが、やはり生活の質を高める為にも、強化してください。「脾胃は、気血生化の源」ともいわれ、元気のもとの臓器なのです。以下、タイプ別に漢方薬を挙げていきましょう。疲れやすく、胃下垂の方は、補中益気湯を。食欲があまりない方は、六君子湯。慢性の下痢の方は、参苓白朮散。目の疲れ、肌荒れ、貧血、めまいがある方は、十全大捕湯。階段の昇降やカラオケなどで、すぐ息切れする方は、生脈散を。かぜの病み上がりにも用います。※教えて!篠原泰友先生 漢方的生活Q 疲れやすいのですが…漢方薬でなんとかしたいと思っています。やはり、年齢は隠せませんね…(63歳主婦)A 腎の強化が基本です。年をとり、疲れやすい方は、腎の強化が基本となります。腎もまた、老化と共に働きが低下するため、疲れやすくなってしまうのです。漢方薬に関しては、タイプ別に使い分けます。まず、冷えタイプ。排尿のトラブルもあるようでしたら、からだを温め、元気を補う八味丸、海馬補腎丸、参馬補腎丸を。逆に、ほてりや寝汗がみられるタイプでしたら、熱を冷ますようにします。目のトラブルもあれば、杞菊地黄丸、呼吸器系のトラブルや花粉症もあれば、八仙丸など。牛黄の製剤もいいでしょう。いずれにせよ、気軽に店頭でご相談下さい。フローラ薬局公式サイトはこちらhttp://www.flora-pharmacy.jp

  • 05Dec
    • 第4回 「アトピー性皮膚炎と漢方治療・スキンケア」

      アトピー性皮膚炎の病態や漢方治療の考え方など茨城県水戸市で医療機関と薬局が連携して、アトピー性皮膚炎の西洋医学と中国医学の結合治療を行い、効果をあげた取り組みを紹介致します。「アトピー性皮膚炎と漢方治療・スキンケア」 薬局でのスキンケア その他茨城県水戸市で、医療機関と薬局が連携して、アトピー性皮膚炎の西洋医学と中国医学の結合治療を行い、効果をあげた取り組みを紹介します。1:アトピー性皮膚炎の病態                  水戸済生会総合病院 皮膚科部長 飯島茂子アトピー性皮膚炎は、憎悪したり軽快したりしながら慢性に経過する痒みの強い湿疹病変で、アトピー素因を持つ人に多く発症するといわれています。アトピー性皮膚炎の湿疹病変とは、①外的刺激(ほこり、ダニ、食物、洗剤、花粉などのアレルゲン)や内的要因(IgE抗体の産生過剰、乾燥皮膚(ドライスキン)という体質など)に反応する皮膚の炎症性反応で、②痒みを伴う紅斑(皮膚の部分的な赤色の変化、皮膚面より隆起しない)、丘疹(皮膚の小きな(5mm以内)隆起)、小水疱(中に透明な体液のたまった小さな(5mm以内)隆起)、ぴらん(表皮の欠損で、一般に赤くじくじくし、ひりひり感を伴う状態)という急性症状や苔癖化局面(コケのように分厚くなったゴワゴワした皮膚)などの慢性症状が混在した皮膚病変のことです。原因には、上記の内的要因の他に、精神的ストレスなども関与しています。アトピー性皮膚炎患者の皮膚は、乾燥皮膚が基盤こ存在することから、さまざまな外的刺激により容易に炎症が誘発きれ、痒みが生じます。痒みは掻破を誘発し、掻破は炎症を悪化させ、乾燥皮膚に伴うバリアー機能の低下したアトピー皮膚は、刺激物の進入をさらに容易にきせるという悪循環が生まれてしまいます。アトピー性皮膚炎の治療は、すべての患者に対して画一的な治療ではなく、患者個々の悪化因子・生活様式・職種、さらに重傷度などに応じて、対応することが必要です。一般的には、①薬物療法(皮膚の炎症に対してはステロイド外用療法を主とし、痒みに対しては、杭ヒスタミン薬、抗アレルギー薬を補助的に用いる)、②(悪化因子(外的刺激、ストレスなど)の除去、③スキンケア〔炎症のない乾燥しているだけの皮膚にも保湿剤の外用)、④生活指導をしていくことが治療の基本です。しかし、多くの患者の中には、西洋医学的な薬物療法のみでは治療が困難な難治例に遭遇することもあります。こうした例に対して、薬局・薬剤師との連携により中国医学との結合治療を試み、漢方治療・スキンケアが効果的であった例を経験しましたので、漢方治療の考え方を紹介するとともに、自験例を提示・供覧いたします。 2:アトピー性皮膚炎の漢方治療の考え方             フローラ薬局 薬剤師・針灸師・国際中医師 篠原秦友             フローラ薬局 河和田店 薬局長 篠原久仁子中国医学(中医学)では、アトピー性皮膚炎の病因を、一人一人異なる外因(体質・ストレスなど)から証を見極め、その人の今の状態にあった漢方治療を考えでいきます。これを「弁証論治」といいます。例えば、皮膚の自覚症状で「風」という証は、突然発症し、あらゆる部位で、痒みがあったり消えたりする症状です。「湿」という証は、水疱、滲出性病変を伴う痒み、「熱」という証は、熟感や紅斑がある痒み、「血虚」という証は、全身的な鱗屑と肥厚を伴う痒みの症状を意味します。「皮膚は、内蔵の鏡」という言葉がありますが、アトピー性皮膚炎の中医学治療は、一人一人の体質の違いと皮膚症状の変化を見極め、弁証して、現在の状態に最も合った漢方薬を選ぼうという考え方です。 3:西洋医学と中国医学の結合治療によって効果をあげたアトピー性皮膚炎の症例             水戸済生会総合病院 皮膚科部長 飯島茂子             フローラ薬局 薬剤師・針灸師・国際中医師 篠原秦友             フローラ薬局 河和田店 薬局長 篠原久仁子西洋医学的治療だけではコントロールが困難であったアトピー性皮膚炎の患者に、漢方薬局による漢方治療・スキンケア指導を試み、良好な結果を待た得た症例を供覧します。この症例は、本院皮膚科と薬局薬剤師との連携による中西医結合治療の第1例です。患者:S.M.25歳女性.無職 <西洋医学診断名>アトピー性皮膚炎 <現病歴>3歳項より、アトピー性皮膚炎と診断され、近医に通院加療していた。この項は、肘のうら、膝のうらに軽度の病変を認めるのみであったという。18歳時に短期大学に入学し、京都に一人住まいを姶めた。この時通院した医師より、ステロイドを使わない治療を受けたところ、ステロイド離脱によるリバウンド現象が出現し、皮膚炎が悪化。約1カ月半入院した。その後、単位不足による留年、短大卒業、親族の死などのストレスにより、皮膚炎が悪化した。25歳時、専門資格を得るための試験勉強をしているときに皮膚炎が悪化した。水戸市に帰省し、近医に通院中であったが、皮膚の症状が思わしくなく、平成13年6月25日、本院皮膚科に初診し、即日入院した。 <入院時皮膚所見>全身の皮膚は乾燥性で、漫潤の強い紅色調の湿疹性病変で占められていた。痒みが強く、各所に掻破痕が散在していた。耳、乳頭部からは、滲出液も見られた。<入院時検査結果>白血球数10.000/ul(好酸球40%)。IgE3.300IU/ml,IgE(MAST):コナヒョウヒダニ・ハウスダスト2・ネコジョウヒ・イヌジョウヒ・オオアワガエリ・ハルガヤ・スギはクラス3、ブタクサはクラス2。<入院捷の経過>ステロイド軟膏によるリバウンド現象を経験しているため、ステロイドに対する恐怖感が強く、このまま使い続けて次第にステロイド軟膏が強くなったらどうしよう、強くなったら治るのだろうか、という不安をもっていた。そのため、弱いステロイド外用剤でもごく少量しか外用しようとしなかったため、下記の保湿剤、非ステロイド軟膏、Weakクラスのステロイド含有軟膏による外用療法および内服治療を行った。<西洋医学的薬物治療>外用剤アズノール軟膏(保湿剤、全身)、アンダーム軟膏(非ステロイド軟膏、顔の湿疹部)、グリメサゾン軟膏(Weakクラスのステロイド含有軟膏、顔以外の湿疹部)内服薬エバステル錠(10mg)1錠、アタラックスP(25mg)1カプセル/1日1回寝る前。セディール錠 3錠/1日3回毎食後患者にステロイドに対する強い恐怖心があるために、ステロイド外用剤による急性期のコントロールがうまくできないことから、平成13年7月16、漢方治療・スキンケア指導を薬局に依頼した。<薬局での中医学的アプローチ>春先にストレスあり。全身の痒みひどく、夜間悪化する。とくに首、背中が痒い。便秘あり(1週間こ1度)。熱感あり、微熱が続いていた。(舌質 紅、舌苔 黄膩)①皮疹の種類・・・顔、背中、首に紅斑、滲出液、痂皮、苔癖化局面あり。②中医学弁証・・・湿熱・熱毒証(赤みがあって、炎症を起こしているタイプ)③治療法則・・・清熱利湿(熱を冷まして湿気を追い出す)・解毒④漢方方剤・・・竜胆瀉肝湯、黄連解毒湯、五行草など⑤前じ薬・・・リュウタン3g、サンシシ3g、オウゴン3g、タクシャ3g、シャゼンシ3g、モクツウ1.5g、生ジオウ10g、セキシャク3g、シャカンゾウ1g、オウレン1.5g、チンピ2g、ハクセンピ3g.カッセキ6g、ダイオウ3g⑥スキンケア・・・病院で処方された保湿剤を全身に塗って包帯で密封していても、ドライスキンですぐ乾燥し、苔癖化した局面も自立っていた。そこで、時に痔みを訴えていた首と背中には、水(パイウォーター)のスプレーで角質層に水分を与えた後、皮脂の組成に近く低刺激性であるオリーブオイルを保湿剤として塗り、それから病院から処方された外用剤を塗るように指導した。また、下肢は掻き壊したための痕が多数見られた。このことから、同部では皮膚のバリアー機能が著明に障害され、r痒み一掻破」の悪循環が存在すると考えた。そこで患者本人に、医師から処方されたステロイド軟膏を適切に使った方が、角質層のバリアー機能が早く保持できるようになることを説明した。<その後の経過>平成13年7月23日(7日後)除々に皮膚の水分含量が増え、やわらかく、滑らかになってきた。また、グリメサゾン軟膏に対しても納得して適切に使うようになった。しかし、痒みは軽度軽減したものの、体の熱感はまだあり、頭が熟い。便通もあまり良くないとのことで、ダイオウの量を増量し、石膏を加えた。ダイオウは別包調剤とし、便通によって量を調節して服用してもらうこととした。平成13年8月2日退院平成13年8月6日(3週間後)便通は毎日あるようになり、体の熱感・かゆみも軽減した。平成13年9月12日(約1ヵ月後)熱感が落ち着いてきて、痂皮、滲出液も少なくなり、熱毒証の皮膚症状から血熱証の症状へと変化してきた。同時に、皮膚が乾燥して鱗屑を伴うようになったため、オリーブオイルを中心とするスキンケアを指導した。スキンケアに対して、より積極的な姿勢がみられた。また、病院より処方されていた顔面へのプロトピック(タクロリムス)軟膏の使用についても相談を受けた。平成13年12月(約5カ月後)皮膚の調子が良いので、アルバイトを始めた。平成14年3月 (約8ヵ月後)人間関係によるストレスが生じたのでアルバイトを辞めた。皮膚の症状に悪化はみられなかった。平成14年9月(1年後)紅斑は消失し、熱感もない状態となった。西洋医学治療・漢方・スキンケアを続け、皮膚は滑らかで、つややかになった。平成15年4月(1年9ヶ月後)頚部から屑、前腕に漫潤性紅斑、下肢に紅色丘疹がみられるが、皮膚は十分保湿されていた。仕事が忙しく、漢方薬を煎じる時間がなくなったので、エキス剤を希望した。白虎加入参湯、滋陰降火湯を処方した。平成15年5月(1年10ヵ月後)紅斑があるものの、滲出液は見られず、鱗屑を伴う乾燥状態が見られた。湿熱証が改善され、血熱証へと変化していると考えられたため、清熱作用とともに補陰作用(保湿)のあるジオウを含む処方(三物黄きん湯合黄連解毒湯)に変更。平成15年7月(2年後)東京から水戸への通院が大変となってきたので、東京の病院に紹介した。 4:薬局でのスキンケア             水戸済生会総合病院 皮膚科部長 飯島茂子             フローラ薬局 薬剤師・針灸師・国際中医師 篠原秦友             フローラ薬局 河和田店 薬局長 篠原久仁子皮膚を清潔にし保湿することで乾燥、痒みを防ぐアトピー性皮膚炎患者の皮膚は、乾燥して荒れやすいので、汗や汚れ、ダニなどの刺激物が入りやすく、痒みが生じやすくなります。そのため、スキンケアによって、皮膚を清潔にし、保湿することで、乾燥による痒みを防ぎ、刺激から保護してくれる効果があります。保湿剤には基剤の種類により、・油脂性軟膏・・・白色ワセリン、サリチル酸ワセリンなど・乳剤性軟膏(クリーム)・・・親水軟膏、尿素含有軟膏、ヘパリン類似物質含有軟膏コラ-ゲン含有軟膏、スクワレン含有軟膏、ビタミンA・E含有軟膏、セラミド含有軟膏など・油製剤・・・オリーブ油、ツバキ油など・ロ-ション剤などに分けられます。セラミドは、角質細胞間脂質の1つとして、生体内でつくられる脂肪酸です。スキンケアは外用の基本ですから、急性期・慢性期にかかわらず積極釣に行うとよいでしょう。ただし、使用時期や内容については、主治医の先生の指示を受けて下さい。また、傷のある皮膚では、尿素系の軟膏は刺激を受けることがあります。ごくまれに、こうした保湿成分や非ステロイド糸の軟膏にかぶれる方もいます。現在、化粧品は全成分表示が義務付けられ表示などされています。アトピー性皮膚炎の患者は、敏感な肌と心の持ち主の方が多いので、薬局薬剤師は、ぜひスキンケア商品の化学成分とその患者の皮膚症状、ステロイド外用剤の使用状況をよく見極め、相談にのってあげることが大切で、前述した症例のように精神的なケアにもつながります。スキンケア商品はまずサンプルを試してもらい、皮膚に刺激性がないかを慎重に確かめ、個々の症例に合ったものを安全に選べるようアドバイスすることも必要だと思います。 5:最後に 病院、薬局薬剤師の連携による結合治療も重要                    水戸済生会総合病院 皮膚科部長 飯島茂子自験例は、18歳頃より種々のストレスによって悪化しでいたアトピー性皮膚炎で、本院に初診したときからステロイドに対する強い恐怖感を抱いていた症例です。西洋医学では急性期の炎症の強い症状を治すことは得意ですが、これにはステロイド軟膏が必要不可欠です。本症例のように、弱いステロイド軟膏にも拒絶反応を持っている場合には、治療に長期間を要しますが、漢方治療の好ましい適応と考えられます。自験例では、素直に漢方治療およびスキンケアを受け入れ、まじめに実行していました。今までに蓄積していたいろいろな不安や問題点も、医師ではなく、薬局という極めて中立的な第三者からの意見により、徐々に解決されたことと思います。本症例での退院時の目標は、「仕事に就いて、自立した生活ができること」でした。精神面が解決されたことから、アルバイトを始め、人間関係でのストレスにも屈することがなく、最近では、仕事が忙しくて漢方薬を煎じられない、さらに東京からの通院も大変、と社会的に立派に自立できるようになっているようです。医療者として大変喜ばしいことと感じています。ただ心配なことは、忙しすぎて、スキンケアの基本である「毎日の日課としての保湿」を忘れてしまうことです。最近では病診連携(病院と開業医との連携)という言葉をよく開くようになっていますが、病院と薬局薬剤師との連携による結合治療も重要なのではないか、と痛感しています。フローラ薬局公式サイトはこちらhttp://www.flora-pharmacy.jp

  • 05Nov
    • 第3回 「骨粗鬆症と漢方」

      「生活習慣予防に役立つ薬膳の考え方」・「骨粗鬆症の予防に良い薬膳」・「骨粗鬆症の予防とツボ療法」・「骨粗鬆症の予防に良い運動法」など。「骨粗鬆症と漢方」 その他 フローラ生活習慣病予防教室より                      国家公務員共済組合連合会水府病院                       整形外科・漢方診療科部長  医学博士 五十嵐康美骨粗鬆症とは、骨がもろくなって骨折の危険が増した全身性の疾患と定義されています。(骨粗鬆症とは(1)参照)閉経後は、女性ホルモンが減少することで急激に骨量が減るため、骨粗鬆症は、女性に起こりやすいのが特徴です。起こりやすい骨折は、足のつけね、背骨、腕のつけね、手首で、特に足のつけねの「大腿骨頚部骨折」は寝たきりの主要な原因となり、ほとんどの場合、手術が必要になります。 日本骨粗鬆症学会の試算によると、大腿骨頚部の骨折による入院・手術代は、一人あたり約132万円。このうち12%が寝たきりになるとして、4年間の総医療費・介護費用は約1719万円。 大腿骨骨折は、年間約10万人いるといわれていますので、骨粗鬆症は、日本における高齢化社会の大きな問題になっています。骨粗鬆症を予防するには、まず食を基本とした生活習慣の改善が大切で、皆が元気で暮らせるような東洋医学の知恵を紹介します。   ◆骨粗鬆症の薬物治療◆    骨粗鬆症に対しては、骨粗鬆症に用いられる薬に示すように、いろいろな薬があります。カルシウムとビタミンDとビタミンK、骨の代謝を調節するものでは女性ホルモンやビスフォスフォネート剤がよく使われます。女性ホルモンは発ガン性の問題があり、今後の骨粗鬆症の治療は、骨折の頻度を減らすといわれるビスフォスフォネート剤が中心になると思われます。ただし、いったん減った老人の骨量は、薬で治療しても維持するのが精一杯です。 ◆骨の質を高める漢方◆ 骨粗鬆症の治療の目的は、日本骨粗鬆症学会のガイドラインでも「骨折しないこと」とされています。最近では、骨の強度は、骨量のみでなく、骨の質などにもよることがわかってきました。(骨粗鬆症とは)(2)参照)東洋医学では、2000年も前に「金き要略」という漢方の古典に、「上工(上手な医者)は、未病を治す」とあり、まさに東洋医学の考え方は、まだなっていない病気を治す、(骨折の)予防という意味で、骨粗鬆症には漢方治療が向くといえます。漢方は、骨量を増やすと同時に骨折しにくいように骨の質を向上させる可能性があるので、総合的な基礎治療として現代薬との相乗効果を期待でさます。  漢方では、人間のライフサイクルについて、「黄帝内経」の中に「男は八の倍数、女は七の倍数の歳に節目がある」と書いてあり、節目の歳には「腎」の働きによって、変化がおこるといっています。東洋医学でいう「腎」は、成長・発育・老化や生殖などさまざまな場面をコントロールし、エネルギーをためておく生命活動の基本で、骨、骨髄、腰と密接に関係しています。老化とともに、骨がもろくなり、足腰が弱ってくる骨粗鬆症の症状は、「腎」の衰えと深い関係があるので、「腎」補う治療(補腎)が中心になるわけです。「腎」を補うものには、食べ物ではヤマイモ、ゴマ、黒豆、クルミなど。漢方薬では、六味地黄丸を基本に、身体の状態に応じて、例えば手足の冷えがある場合には八味地黄丸、尿の出を良くしたい場合には牛車腎気丸など様々なバリエーションの薬があります。既に痛みがあるときには、独活寄生湯や大防風湯を使います。これは、「腎」を補うとともに気や血も補って痛みを和らげる薬です。しかし、骨粗鬆症の漢方治療には、腎だけでなく「脾」も丈夫にすることが大事です。東洋医学の「脾」は消化吸収の働きを担っており、食物から骨をつくる材料を吸収して骨まで運んで骨をつくるために必要だからです。「脾」を元気にする(健脾)生薬にはヤマイモ、サンザシ、インゲンマメなどがあります。漢方では四君子湯、六君子湯、補中益気湯、帰脾湯などが使われています。  こうした漢方薬の中で、八味地黄丸、牛車腎気丸、補中益気湯は、動物実験で骨量を増やすことが証明されています。ただし、一人ひとり体質や症状はちがうので、漢方薬を飲むとさには、必ず専門家によく相談して、自分にとって合う漢方薬を選んでもらうようにしましょう。  最近の研究で、大豆イソフラボンが骨粗鬆症に大変良いことが、明らかになってきました。中でも納豆はビタミンKも含まれ、特にお薦めしたい食品です。東洋医学における骨粗鬆症の治療の要点は、「腎」を補い、「脾」を健やかに保つことにあります。食事をベースにして、漢方薬を基礎治療に用います。老人になられて骨量が少なくなったものを大幅に増やすことはでさません。だからこそ、骨量を大きく増やせる若いうちから世代を通じて骨の質を高めていくことが大事です。これは、家族皆で考えていただきたいことです。                      監修:フローラ薬局 河和田店 薬局長 篠原久仁子「生活習慣予防に役立つ薬膳の考え方」                     フローラ薬局 薬剤師・針灸師・国際中医師 篠原秦友                         フローラ薬局 河和田店 薬局長 篠原久仁子 「薬膳」とは、中国伝統医学(中医学)の理論を基に、疾患の予防と治療、病後の回復、健康増進、老化の防止、強壮の目的で、生薬や食べ物を用いて作られる料理のことです。 「薬(医)食同源」という言葉は、薬と食べ物は同じ健康を守る源であるという意味。そもそも薬(漢方薬)というものは、植物や動物、鉱物であれ、皆自然にあるものです。その中には、生妻(しょうが)や肉桂(シナモン)など私たちが、普段摂取しているものもあります。薬膳は決して、中国の宮廷料理や薬膳のレストランでしか食べられない高級漢方を使った料理ではないのです。中国医学の理論を基に食べ物の働きを良く理解し、家族の体質や季節に合わせて調理すれば、普段の家庭料理でも、立派な薬膳料理になります。◆薬膳における食性(食べ物の性質)◆ 古代中国では、食物のとらえ方は、たんばく質、脂質、炭水化物といった栄養素やビタミン、ミネラルなどの概念はありませんでしたが、四気、五味、帰経という陰陽五行説にもとづいた分類がありました。(五行表参照)五行説は、事物を木火土金水の五行に分けて考える中国の自然観、宇宙観であるとされています。五行説は、その人の体質をつかみ、治療に必要な漢方薬を選ぶときの大事な考え方でもあります。 五行説にもとづいて、食性を考えてみましょう。食性の一つである「四気」という考え方は、食べ物の性質を寒、熱、温、涼の四つに分類したものです。食べると身体を冷やすものが、寒性で、温めるものが熱性、その程度の軽いものが温、涼で、寒熱に左右されない中間の食べ物をへいせい平性といいます。「五味」という考え方は、食べ物の味を酸、苦、甘、辛、鹹(しおからい)の5つの味に区分けしたものです。帰経は、食べ物が五臓(肝、心、脾、肺、腎)のどの部分に作用するかをあらわしています。例えば、ヤマイモは、生薬名では山薬といい、八味地黄丸といった重要な補腎の漢方薬にも用いられていますが、性味は、甘・平性で、帰経は、腎・脾・肺です。健胃作用があり、腎や肺を強化するので、骨を丈夫にし、風邪の予防にも役立つ食べ物というわけです。  五行の表でみていくと、腎は、骨と関係していることがわかります。古代の人は、このことを「腎は骨を主る」といい、腎の衰えは(腎虚)は、骨に影響することが知られていました。腎は、色でいうと黒と関係し、黒ゴマや黒豆、黒きくらげなど黒い食べ物は、腎を強化し、骨を丈夫にする食べ物です。こうした理論にもとづいて調理することが、骨の質を高め、骨粗鬆症の予防に良い薬膳となります。「骨粗鬆症の予防に良い薬膳」                          フローラ薬局管理栄養士・調理師 橋本直美◆カルシウムとビタミンDを意識して摂取を◆        骨粗鬆症は長年の食生活の偏りが大きな原因となっていますから、毎日の食事をバランス良く摂ることがすべての病気を予防する基本です。しかし、栄養に注意している人でもカルシウムの摂取が不足してしまうのが現状です。そこで、いろいろな食品をしっかりと食べることを基本として、そのうえでカルシウムとビタミンDを意識して摂取することが望まれます。毎日の食卓にさらに200ミリグラムのカルシウム、目安として牛乳1本分、豆腐なら半丁を加えるようにしましょう。薬膳の考え方では、骨粗鬆症の予防には、「腎」や「脾」を強化する食物(山芋・ゴマ・豆類・エビ・イカなど)が良いとされています。とろろ汁や冷奴、ゴマ和えなどがおすすめです。 その中でも郷土(水戸)の名産、納豆は骨粗鬆症に有効な大豆イソフラボン、ビタミンK、カルシウムが豊富で、骨を丈夫にします。さらに気血をめぐらせる「三つ葉」と、腎の気を補う「エビ」を入れたかきあげでおいしくカルシウムを補給しましょう。カロリーが気になる方は、納豆とDHA豊富なまぐろの山かけ丼なども、手軽な和食の家庭薬膳になります。 納豆とエビのかきあげ作り方(4人分)①三つ葉一把は茎と葉を小口切りにする。②適量の小麦粉と片栗粉と水で衣を作り①と納豆3パックとエビ50gを混ぜる。③掲げ油を熱して、②をスプーンで落とし入れて揚げる。④レモンの絞り汁をかけていただく。                     監修:フローラ薬局 河和田店 薬局長 篠原久仁子 「骨粗鬆症の予防とツボ療法」                            フローラ薬局針灸師・薬剤師 入野真規子 ◆骨粗鬆症には腎のツボと胃のツボを強化しよう◆ 東洋医学、特に中国医学では、漢方薬治療と針灸治療は密接に関係しています。針灸治療でも使うツボ(経穴)を利用して、家庭でも簡単にできるのが「ツボ療法」です。「健康増進」「生活習慣病の予防」などの養生法としてぜひ取り入れていただきたいものです。 ツボは全身に分布しており、ツボとツボを結ぶ線が経絡です。経絡は体表だけでなく内臓にも分布するので、体表のツボを刺激することで衰えた内臓(五臓)に働きかけ、体質を強化することもできるのです。 中国医学には、「腎は骨を主り、髄を生ず」という言葉があるように、骨の成長、発育、骨髄の質には、腎が深くかかわっています。骨粗鬆症には、腎と脾を強化する目的で、腎のツボである「太谿」脾のツボである「三陰交」、胃のツボである「足三里」髄(骨を成長させる)のツボである「絶骨」(懸鐘)に棒灸することをおすすめします(棒灸による自己治療を参照)。 棒灸はもぐさを棒状に固めたもので、片一方の端に火をつけて、皮膚から3~5cm離した状態であたためます。●太谿:足の内くるぶしとアキレス腱の間。●三陰交:足の内くるぶしの一番高いところから3寸(指4本)上●足三里:手の指4本を揃えて、膝の皿を抱えるように外側からあてる時、中指があたる所。●絶骨:足の外くるぶしの-番高いところから3寸(指4本)上                      監修:フローラ薬局 河和田店 薬局長 篠原久仁子 「骨粗鬆症の予防に良い運動法」                            フローラ薬局健康運動指導士 佐藤日佐子 腰付近の、背中の筋肉の内側にあります背骨と、太ももの骨である大腿骨をつないでいます大腰筋の3つの機能①背骨をひっぱる:姿勢を自然なS字型に保ちます②骨盤を支える:腸骨筋と連動して少し前傾した位置で支えます③太ももを上げる:股関節を屈曲させて、太もも引き上げます◆継続してウォーキング、筋肉トレーニングを◆ 骨は重力の刺激が加わった時こそ健康に保たれます。運動による強い刺激が加わると骨は強くなり、運動しないと使わない筋肉が衰えるように、骨もやせ細ってしまいます。いつまでも自立して生きていくために、ぜひ生活の中に運動を取り入れましょう。骨を強化する運動としては、縦方向の動きになるものが効果的です。気軽に行えるウォーキングはお勧めです。ただ歩くだけではなく次の5つのポイントを心掛け、さらに質を高めてみましょう。 ①良い姿勢(おへそを引っこめる感じで)②少し歩幅を大きく(膝が伸び、踵着地)③肩の力を抜く(呼吸を楽に、腕の振りを大きく)④さっさと歩く⑤楽しい気分で。 次に筋肉を介して骨を効果的に刺激することができる筋力トレーニングをお勧めします。簡単かつ短期間で腰痛、下腹ぽっこり体形、便秘、冷え性も解消し、姿勢も良くなる大腰筋トレーニングを紹介します。これらの運動を継続して行うことが最大のポイントです。 大腰筋トレーニング●骨盤の歪みを整える仰向け足踏み 左右合計20回骨盤の左右を交互に上げ下げすることで、骨盤の歪みを正します。①仰向けになり、膝を真っ直ぐに伸ばしたまま右足を下に伸ばして左足は腰のほうに引き上げる。②今度は反対に左足を下に伸ばして、右足を引き上げる。●骨盤の位置を引き上げる その場足踏み 左右合計50回太ももの筋肉を強化して、骨盤の位置を正しく前に引き上げます。①背筋を真っ直ぐ伸ばして立ち、大きく手を振りながら、右の太ももを足のつけ根から水平に持ち上げる(骨盤ごと引き上げる感じで)②右足を静かに下ろし背筋を伸ばしながら、左足を持ち上げる。●大腰筋を強化するレッグレイズ(脚上げ)10回①仰向けになり、膝を立てるこの時、背骨が伸びているか確認する。②太ももを引き上げて、両膝を胸に近づける。太ももと膝に力を入れ、両脚をそろえて、ゆっくりと息をはき、お腹に力を込めながら、脚を持ち上げていく。③お腹、お尻、脚の筋肉を使い、ひざを伸ばす。足首は90度に曲げ、お腹まわりとお尻、太ももと膝の裏側に力を入れて、約5秒間キープする。 ④ゆっくりと脚を下ろし①に戻す。息を吸いながら、ゆっくりと②の状態へ、そこから最初の状態に戻す。                       監修:フローラ薬局 河和田店 薬局長 篠原久仁子「フローラ習慣病予防教室の様子」   演題「骨粗鬆症予防と漢方」についてフローラ薬局公式サイトはこちらhttp://www.flora-pharmacy.jp

  • 05Oct
    • 第2回 「更年期障害」 

      「更年期障害」 日ごろからの養生を大事にしよう!               フローラ薬局 薬剤師・針灸師・国際中医師 篠原秦友  老化した卵巣から女性ホルモンの分泌が減少、一方で反応の鈍くなった卵巣を何とかしようとがんばる脳。これらのアンバランスが自律神経にもおよび、さまざまな症状となって現れるのが更年期障害です。更年期対策には、若いころからの気配りがとても大事。以下、どのように迎えたらいいのか、またその時期をどのように過ごせばいいのか、見ていきましょう。 ●自分の状態を客観的に把握女性は七の倍数でからだの変化が起きるといいます。 例えば7×2=14で初潮といったように(図参照)。 そうなると閉経は7×7=49で、49歳前後ということに。 しかし実際には、35歳ごろから卵巣の機能低下、骨量の 減少が見られてきます。 そこで、更年期対策には、若いときからの養生がとても大事になるのです。そして、いざ更年期になったとき、今度は 自分のために生きる時期です。いかにしたら、快適な生活を送れるか、考えてみましょう。 まず、自分の状況をしっかりと把握することが大事です。 何か症状があった場合、年齢からいって更年期障害かと 思っていても、他の病気である可能性もあります。 必ず産婦人科を受診しましょう。 その上で、更年期障害と診断されたら、よくその病気を 理解してください。更年期に関する本がたくさん出版されています。 病気を理解する前向きな姿勢があれば、不安は少なくなり、 治療もしやすくなるわけです。治療としては、更年期障害がホルモン分泌の不足により起こることから、最近ではHRT (ホルモン補充治療)が注目されています。しかし、誰にでも いいというわけではなく、乳がんや子宮体がんの既往歴のある 人や肝臓が悪い人、子宮内膜症や子宮筋腫のある人、 女性ホルモンの影響で起こる病気、例えば血栓症や高血圧 などが心配な人は注意が必要です。 また、HRTはホルモン不足による症状にはよくても、自律神経系からくる症状については効果が弱いといわれています。 こんなときには、漢方薬を上手に利用しましょう。ホルモンの調節と自律神経の安定、両方に活躍します。漢方にくわしい病院やおクスリ屋さんでご相談を。きっとあなたにぴったりの漢方薬を選んでくれるはずです。   ●生活上の注意点食事の面では、和食を心掛けてください。閉経すると動脈硬化やコレステロールが見られやすくなることから、和食が望まれます。中でも、カルシウムの多い物、大豆製品は多めにとりましょう。カルシウムは、骨粗しょう症予防のために、若いうちからとっておいてください。また大豆には天然の女性ホルモンがたくさん含まれています。欧米人に比べて、日本人は更年期の症状が少ないそうですが、それは日本人が大豆食品を多くとっているからだとか。中国医学では、ホルモンと関係があるのは、”腎”だとしています。ここに含まれる腎精から、エネルギーが生まれ、またホルモンも作られるのです。”腎”を養う食べ物としては、色が黒い、ネバネバ、ぬるぬるがキーワード。山芋や黒胡麻、海草や納豆などがいいですね。そして、血液をさらさらにする青い背の魚を、季節に応じてとりましょう。毎日とってください。適度な運動も大事。特にウォーキングがいいでしょう。からだを動かすことは血行をよくして筋力をつけ、骨の強化にもなります。ストレス解消にもなりますので、無理をしない程度に、毎日歩くことがお勧めです。フローラ薬局公式サイトはこちらhttp://www.flora-pharmacy.jp

  • 05Sep
    • 第1回 「生活習慣病対策 高脂血症」 

      「生活習慣病対策高脂血症」予防法は、生活の改善から             フローラ薬局 薬剤師・針灸師・国際中医師 篠原秦友  高脂血症が問題となるのは、将来的に動脈硬化を引き起こし、さらに脳梗塞、心筋梗塞など、 命にかかわる重大な病気につながっていくからです。ただ、本人の自覚症状がないため、治療の継続が難しい場合もあります。●自分の血液を知ろう中医学では、高脂血症を”痰湿”と”お血”の合わさった状態と考えています。 ”痰湿”は、コレステロールや中性脂肪、水分の多い状態のこと。血管の中で、 ドロドロの状態で存在し、その結果、血液の流れが悪くなったり滞ったりする ”お血”の状態です。まず、自分の血液がドロドロかどうか確認してみましょう。①肥満、ブヨブヨ体質である。②舌の色が赤紫色である。③舌が大きく、両側に歯のあとがあり、苔が厚い。④耳たぶに横溝がある。⑤からだが重くだるい。⑥下半身がむくむ。これらは、あくまでも目安ですが、気になる点の多い方は病院で検査を受けてください。●食事を改善食事は”痰湿”を取り除く作用のあるもの、血行をよくするものを、 毎日の食卓に取り入れたいものです。魚介類、野菜、海草、大豆などを。要するに、和食を中心にすることがポイントです。 魚介類は、含有するEPA、DHAが、血液をサラサラにする働きをしてくれます。また、 たんぱく質が血管を強化。一日百グラムを目標にとりましょう。 野菜にも血管をサラサラにする作用が。さらに食物せんいが多く含まれており、 腸管でのコレステロール吸収を制御し、排泄を促す働きがあります。 カリウムも多く、塩分の害も予防。海草にも、食物せんいが豊富です。 大豆には食物せんいがあるほか、イソフラボンが含まれ、コレステロールを下げ動脈硬化を起こさないようにして、血栓も予防してくれる作用が。豆腐半丁、納豆なら60グラム(1パック)を、毎日とってください。ただし、寝る3時間前には食べないようにしましょう。 寝る前に食べると、摂取したエネルギーが消費されないので、眠っている間に、 肝臓でコレステロールや中性脂肪がどんどんつくられてしまうからです。 ところで、中国で”羊が食べると脂肪が落ちる”といい伝えられている三痩茶があります。 これを中国の学者が研究したところ、中性脂肪やコレステロールを下げる作用と脂肪を 燃やす作用、脂肪分解作用があると分かったとか。最近、日本にもようやく輸入されるようになりました。●運動しよう運動面では、早足のウォーキングを。食事療法と合わせると、効果的です。 中医学では、中庸を大事にしています。コレステロールや中性脂肪は、なくても困るものです。あまり目の敵にせず、上手にコントロールしましょう。 肥満は必ず改善を。体重の10パーセントを減量するだけで、血液検査の 数値が正常になるということも多くあります。フローラ薬局公式サイトはこちらhttp://www.flora-pharmacy.jp

  • 16Sep
    • 産後の養生 ⑥

      松田聖子・千秋・福田萌子・木下優樹菜・山本モナ・山田花子。この芸能人達の共通点は何かわかりますか。帝王切開で赤ちゃんを産んだ人たちです。木下優樹菜さんはビキニを着ても目立ちません。さすがです。女性にとって気になる傷跡は、3ケ月で赤みが取れ、1年で目立たなくなるそうですが、人によっては体質的に、ケロイド状態になることもあります。これは手術により血液の流れが停滞して起こる瘀血という症状です。これをほおっておくと、産後に起こる瘀血が原因の、様々な病気の原因となりますので、早めの対策が必要です。特に高齢者は年齢が高くなると、それだけ回復も遅れますのでご注意ください。帝王切開後の養生としては、体の回復を促す婦宝当帰膠に、血のめぐりをよくするとともに止血作用のある田七人参、皮膚の粘膜を改善する紅サージを服用してもらいます。体力の回復のみならず、傷口の回復も早まります。中国の山東中医医科大学へ研修に行ったとき、病院でとても興味深い話を伺いました。女医さんたちは子作りの方法として、体外受精と帝王切開を希望しているそうです。中国では男女平等もあってか仕事の内容に差はなく、違うのはトイレぐらいなものです(笑)。日常の勤務や研究、学会の参加などスケジュールがいっぱいなので、妊娠・出産は計画的に行わなければならないそうです。もちろん、確実に妊娠・出産するために、体外受精と帝王切開を組み合わせるのです。中医学を併用し漢方薬を服用するので問題はないとのこと。妊娠の年齢はいつごろにするのか尋ねてみたら、30歳前後が多いようでした。良質な卵子が取れる年齢ですね。これが今、日本でも同じようなことが起こり始めています。保育園問題です。生まれつきによっては入園できませんので、大変です。少なくとも中国のように、漢方薬をうまく利用して母子ともに元気でいることを願っています。フローラ薬局公式サイトはこちらhttp://www.flora-pharmacy.jp

  • 22Aug
    • 産後の養生 ⑤

      福山雅治さんの妻、吹石一恵さん(33歳)、妊娠したんですってね。おめでとうございます。この時期、妊娠=出産ではないのでくれぐれもお体を大切に。私の所でも「妊娠したからもう漢方薬はいらない」と油断している人ほど流産の確率が高いです。ましてや長い治療の中でやっと授かった人は、なおさら注意が必要です。最近意外と多い相談が逆子。赤ちゃんの位置が大体決まってくる28週ごろ知らされます。改善方法としては逆子体操、外回転術がありますがここで取り入れてほしいのが鍼灸ツボ刺激による逆子治療法です。よく使われるのは、足の小指の横にある「至陰」と足の内くるぶしから指4本分上にある「三陰交」。中国では至陰、日本では三陰交を多用しています。ここを針やお灸で刺激。34週未満に効果がみられますので、27~28週で診断がついたらすぐに実行するとよいと思います。以前、東邦大学の産婦人科では、お灸による方法で効果を上げていたそうです。最初は鍼灸師にツボの取り方と、できればお灸のやり方を教えてもらってください。成功率は高く、そのほとんどが1~4回までに改善されているそうです。現代医学では、逆子を治すより、分娩時の危険をいかに回避するかを重視する傾向があります。その一つが帝王切開。赤ちゃんの安全を考えるとやむを得ないのですが、初産の場合、第2子も可能性があり、ママの体の回復が遅れます。子宮の戻りが遅い、悪露が長引く、母乳の出が悪い、傷跡が残るなどが欠点。当然、血管を切りますので、血の滞りが見られます。漢方でいう瘀血です。体の回復を促す婦宝当帰膠に、血のめぐりをよくする田七人参、皮膚の粘膜を改善する紅サージを産後、服用してもらいます。現在、10人に一人が帝王切開。「赤ちゃんは産み方より育て方」と言われます。中国の医科大学へ研修に行ったとき、とても興味深い話を聞きました。女医さんたちは、体外受精と帝王切開を希望するそうです。詳しくは次回に。フローラ薬局公式サイトはこちらhttp://www.flora-pharmacy.jp

  • 10Aug
    • 産後の養生 ④

      出産には2つの意味があります。ひとつは女性の体から多くの気血(生命エネルギーや体のの栄養成分)が奪われること。もう一つは悪露(中国漢方では瘀血に相当)を体外に排泄すること。ですからママを元気にし、赤ちゃんに愛情を十分に注ぐためには出産で失われた気血を補い、瘀血を体に残さないように養生をしっかりすることです。中国では「産後の養生」をとても大切にしています。まずは食事。中国には、各家庭に、産後に飲む秘伝のお茶やスープがあり、それを母親に飲ませるそうです。家によって作り方は違いますが、基本的な食材は同じ。体を大切にするのなら、産後1ケ月は消化が良く吸収しやすいものを。雑穀類や豆類、緑黄色野菜を中心に。いわゆる和食ですね。これは母親から代々伝えられる伝統的なもので、一つの宝物といえるでしょう。早く栄養を取ろうと、カタカナ文字の食事を母乳の分泌がよくなる産後3日目くらいからとると、乳房が張って出にくくなり、苦しい思いをしてしまいます。フローラ薬局公式サイトはこちらhttp://www.flora-pharmacy.jp

  • 25Jul
    • 良質の卵子

      不妊の相談を受けていて女性は本当に大変だなと思います。子供がいない時には「子供はまだ?」「作らないの」、「嫁として失格だ」、「人間として欠けている」、「昔だったら追い出されている」など。「産まなければ」という重圧から不妊治療に通ったけれどもうまくいかず、徐々に精神的に追い詰められ、その果てが離婚(女性だけの責任じゃないのに)。妊娠したら、育児と仕事の両立。さらにマタハラ。核家族の上、高齢出産だと母親の年齢を考えるとお手伝い頼めず、全部ママの手に。これがまた大変、そしてそのストレスが自分や子供に向けられ、「産後のうつ」や「育児ノイローゼ」に。働こうにも保育園が不足。入れたとしても、子供の病気等で急な呼び出し。仕事との両立は綱渡り状態です。さらに自分の収入は高額な保育料と家賃に消え、これでは子育てに余裕などあるわけもなく、第2子不妊の治療は経済的な問題も考慮しなければなりません。これからは子供は減るということを前提に、それを防ぐために、せっかく授かったいのち。妊娠したら流産をしないように、生まれたら子供をよりよく、元気に育てることに社会全体で協力し合うべきかと思います。少子化問題は女性だけの責任ではないのです。中国漢方では晩婚化の不妊対策に向けて、良質の卵子を作るための方法を取り入れています。体の若返りケア中国漢方版です。妊娠するためにはARTの場合もそうですが、良質の卵子が必要であるということは言うまでもありません。妊娠に大切なのは量より質です。そのために、卵子の原料となる補血薬と腎精に血のめぐりをよくする活血薬を加え、骨盤内の血流を改善し、新鮮な血液が十分に卵巣や子宮に行きわたるようにします。そうすることで卵巣の働きが良くなり、排卵や着床が促進されて妊娠しやすくなります。この方法は、検査でAMH(卵巣予備能)の数値が低い、FSH(卵胞刺激ホルモン)が高いという人にも用いられ、喜ばれています。フローラ薬局公式サイトはこちらhttp://www.flora-pharmacy.jp

  • 11Jul
    • 産後の養生 ③

      最近の芸能人の結婚・妊娠報道をみていると、女性の年齢が7の倍数前後になっています。この頃は女性が最も輝く時期。堀北真希さん(27歳)もそうでした。無事、出産を終えたら、次は育児と一緒にママの体力回復も。出産時には、女性の体から多くの栄養成分である気血が奪われてしまいます。特に血は精神作用の基本栄養物質でもあるで、これを怠ると産後のうつや育児ノイローゼの原因となってしまうことも。よく眠れない、不安感、イライラ、体がだるい、やる気が起こらない、そんな自分に嫌悪感を覚えるなどの症状が少しでもみられたら、精神安定剤などを服用する前に漢方薬で気血を補いましょう。妊産婦は育児を楽しめる、体力づくりを忘れてはなりません。気血を補う婦宝当帰膠を基本に、症状に応じた漢方薬を併用します。不安、不眠、食欲不振、目の下のクマは、+心脾顆粒。夢が多く動悸するときは、+天王補心丹。イライラし怒りっぽい、落ち込む場合は、+逍遥丸、シベリア人参など。フローラ薬局公式サイトはこちらhttp://www.flora-pharmacy.jp

  • 29Jun
    • 産後の養生 ②

      堀北真希さん(27歳)が第一子を妊娠したんですね。予定日は来年の1月だとか。おめでたいことです。この時期の辛いことはつわりと、そして流産ではないでしょうか。日本では昔からつわりに対して、いろいろな処方を用いてきました。健胃顆粒、勝湿顆粒、半夏厚朴湯、小半夏加茯苓湯などがよく使われます。流産の予防法としては補腎養血安胎という原則で対応し、婦宝当帰膠に双料参茸丸や参馬補腎丸などを併用します。私はいつも思うのですが、つわりは赤ちゃんのママへの愛情確認ではないかと。一次的な元気な赤ちゃんのいたずらではないかと。これくらいでママはあなたを嫌いになったりしないと応えてあげましょう。ママ力をみせてあげましょう。産後の養生も大切です。睡眠を十分にとり、心を穏やかに。出産前に漢方薬を飲んでおくと、赤ちゃんの成長に役に立つだけでなく、夜泣きもせず、ママの手をあまり煩わせません。この時期は婦宝当帰膠に補腎薬を併用し、ママと赤ちゃんの体づくりをします。産後のうつの予防にもなります。フローラ薬局公式サイトはこちらhttp://www.flora-pharmacy.jp

  • 20Jun
    • 産後の養生 ①

      中国では、産後1ケ月から100日の間の、「産後の養生」をとても大切にしています。これは、体のエネルギー源である気や栄養物である血、体に潤いを与える水の不足を補うためです。これを怠ると体力が低下して大事な育児に差し支え、産後うつや育児ノイローゼになる人も。また、免疫力なども落ちやすくなり、気管支喘息や関節リウマチなどの難病もおこってきます。よく「産後の悪露尽きず」といいますが、これは産後、体外へ排出されるべき不要な血が体内に残って、汚れた血つまり瘀血となり、そのために病気が起こると考えました。産後の体質チェックは次の3つ。腹痛は?(悪露の排泄状況を見る)、便通は?(出産時に排出された体液の有無を確認)、母乳の出は?(気血の有無の確認)。産後は気血水を補い、巡りを良くし、悪露の排出や子宮の回復を促して良質の母乳が作れるようにすることがポイントです。体を冷やさないことも大切。冷えは体を縮こませ、流れを妨げるからです。フローラ薬局公式サイトはこちらhttp://www.flora-pharmacy.jp

  • 10Jun
    • 芸能人の出産 ②

      女優の上野樹里さん(30)が大安の5月26日に結婚しましたね。お相手はロックバンドのボーカル兼ギター担当の和田昌さん(40)。イラストレーターの和田誠と料理研究家平野レミご夫妻のご長男でもあります。上野さんは、25日に30歳になったばかり。妊娠はしていないそうです。そういえば、今年になって結婚した有名女優は北川景子(29)、田中麗奈(35)、千秋(44)、藤原紀香(44)相武紗季(30)などがいますね。仕事柄、どうしても私は女性の年齢を見てしまいます。中国漢方では、女性は7の倍数で体が変化。28歳が最高で、35歳すぎてから老化が始まるとされています。ここから年齢だけで考えると上野さん、北川さん、相武さんは早くいい報告が聞けそう。田中さん、千秋さん、藤原さんは必要であれば努力を惜しまないでください。漢方薬で体づくりのお手伝いをしますよ。妊娠、出産はとても体力がいるから、産後の養生はしっかりと行いましょうね。マタニティーブルーは、出産時の気血の消耗が原因で、防げるものです。次回に続く。フローラ薬局公式サイトはこちらhttp://www.flora-pharmacy.jp

  • 06Jun
    • 芸能人の出産 ①

      先日、俳優の東出昌大さん(28歳)と女優の杏さん(30歳)の間に双子の女の子が誕生しましたね。少し早めの出産ですが、母子ともに元気だそうです。中国には「十月懐胎、一朝分娩」という言葉があります。分娩の瞬間までの妊娠の長い道のりを表した言葉ですが、無事、出産したからといって安心できません。出産は、女性の体に大きな負担をかけています。ましてや、難産や帝王切開でしたらなおさら。元の体力に戻るためには「産後の養生」をしっかりしなければなりません。「産後 1ヶ月から100日までは特に大事」です。出産後1ヶ月以内にかかった病気を「産後病」と呼び、100日以内に治さないと、今の育児、次のお産に影響を及ぼすといわれています。第2子不妊などはその例です。子育ては大変ですが大きな喜びでもあります。ママと赤ちゃんが元気になるような情報をご紹介しましょう。1歳児検診のとき、ママも1年生になるのですが、それを見事に描いた「感動CMパンパース編」をご覧ください。感動ものです。私は見るたびに涙が出ます。次回に続く。フローラ薬局公式サイトはこちらhttp://www.flora-pharmacy.jp