やっとプロローグに無事に繋がりました。
皆さんの予想当たってました?
ということで、まだ、続きます。。。
よろしければお付き合いください。




え・・・・?


おいらは呆然と、一点を見つめていた。

おいらの見つめる先には・・・
翔くんが・・・

やっぱり呆然としておいらを見つめ返していた。



「智、おまえ、何でそんなにでかくなってんだよ?」

翔くんがおいらのことを見上げてそう言った。


おいらはハッとして我に返った。
翔くんの言葉においらはぶんぶんと首を振る。


違うよ、翔くん!
そうじゃない。

おいらが大きくなったんじゃない。

って思ったけど、言葉にならなくて・・・

おいらはとにかく何度も首を横に振る。


そんなおいらに翔くんが首をひねって、
辺りを見回した。


「なんじゃ、こりゃぁぁぁぁあ!?」


およそいつもの翔くんらしくない叫び声。

でも、わかるよ。
そうなるよね。

だって。

おいらの部屋でさっきまで隣に座っていた翔くん。

その翔くんがちっちゃくなってる。

おいらの作るフィギュアくらい!?



一体なんで?

どうしてこんなことになっちゃったの!?

おいらの頭ン中に「?」がぐるぐるしていた。

ふと、さっき聞こえた声。


『・・・大ちゃん、お待たせ!行くよ!
 しゃらしゃら〜ぽんっっ』


あの声って相葉先生だった。

おいらの願いを叶えるって、おいらの願いって・・・。


おいらの願いは・・・
戻れるなら子どもの頃に戻って

『小さな翔くんの側にいてあげたい・・・』


ん?

小さな・・・翔くん?・・・小さな?

小さな・・・翔くんっっっっっ!!!


おいらはもう一度、小さくなった翔くんをおそるおそる見た。


(続きます)