教室に戻るとニノが駆け寄ってきた。
「智、授業サボってどこ行ってたんですか?」
「ん、ちょっと」
「・・・松岡先生、怒ってましたよ」
小声でニノに言われて、気が付いた!
やべ、松兄の授業だった!!
バコンッ
いきなり後ろから頭を叩かれた。
「俺の授業をサボるなんていい度胸じゃねぇか」
振り返るとすぐ後ろで松兄が丸めた紙束で首をポンポンと叩いてた。
「痛ぇじゃん、この、暴力教師!」
「ハァ?
サボった誰かのために補習用のありがたいプリント持ってきてやった
優しいセンセイ様だぞ!
感謝しろっつうの!」
そう言っておいらの前にその分厚い紙の束を差し出した。
「明日までにこれ、やって来い。
自分でやんなきゃダメだぞ。
明日の放課後、こんなかからテストすっからな!」
「ゲッ!こんなに?無理だって
鬼じゃんっっ」
おいらが文句言っても松兄はどこ吹く風・・・。
「はぁ~、授業サボったバカな生徒のために
俺ってホントいい教師だよな~、ハッハッハ」
そう言いながら松兄は行ってしまった。
おいらは分厚いプリントの束を見た。
これを?おいら一人で??
無理無理!!
「ニノ~~ぉ」
ニノの方を振り返った。
「智、ゴメンなさい。
今日はどうしても抜けられないバイトがあって」
ニノが顔の前で手を合わせて謝ってくれた。
マジか・・・。
松兄のヤツ~~
「俺が手伝おうか?」
(続きます)
「智、授業サボってどこ行ってたんですか?」
「ん、ちょっと」
「・・・松岡先生、怒ってましたよ」
小声でニノに言われて、気が付いた!
やべ、松兄の授業だった!!
バコンッ
いきなり後ろから頭を叩かれた。
「俺の授業をサボるなんていい度胸じゃねぇか」
振り返るとすぐ後ろで松兄が丸めた紙束で首をポンポンと叩いてた。
「痛ぇじゃん、この、暴力教師!」
「ハァ?
サボった誰かのために補習用のありがたいプリント持ってきてやった
優しいセンセイ様だぞ!
感謝しろっつうの!」
そう言っておいらの前にその分厚い紙の束を差し出した。
「明日までにこれ、やって来い。
自分でやんなきゃダメだぞ。
明日の放課後、こんなかからテストすっからな!」
「ゲッ!こんなに?無理だって
鬼じゃんっっ」
おいらが文句言っても松兄はどこ吹く風・・・。
「はぁ~、授業サボったバカな生徒のために
俺ってホントいい教師だよな~、ハッハッハ」
そう言いながら松兄は行ってしまった。
おいらは分厚いプリントの束を見た。
これを?おいら一人で??
無理無理!!
「ニノ~~ぉ」
ニノの方を振り返った。
「智、ゴメンなさい。
今日はどうしても抜けられないバイトがあって」
ニノが顔の前で手を合わせて謝ってくれた。
マジか・・・。
松兄のヤツ~~
「俺が手伝おうか?」
(続きます)