いきなりのエアコンの故障でドタバタして
アップできませんでした・・・
そして今も故障中。。。
修理?買い替え?
う~ん



「吉本・・・荒野」

俺がその名前を呼ぶと、うずくまっていた翔くんが
驚いて男の顔を見た。

「お前たち、グルだったんだな!」

吉本は手に持ったナイフを見せつけるように突き出し、
チラッと翔くんを見てから、俺に向かって叫んだ。

翔くんは吉本のすぐ傍らにいる。
刺激しない方がいい。

「何のこと?
 グルっていったい・・・」

「黙れっ!
 とぼけても無駄だっ!
 お前とこいつが一緒にいるところ
 何度も見たんだからなっ!!」

やっぱり、あの視線。
こいつだったのか・・・。

「ちょっと、落ち着いてよ。
 そんなもの、仕舞って・・・」

何とか落ち着かそうとするが、
吉本は逆にナイフを振り回した。

「うるさいっ、動くな!
 おまえのせいで、俺は!
 俺は、会社を辞めることになったんだ!!」

吉本がナイフを振り回しわめいた。
周囲の人間が後ずさる。

そんなん、知らねぇから。

「契約が取れないからって、
 俺は・・・俺は・・・土下座までしたのに・・・
 チキショーっっ」

そう言ってナイフを持ったまま、
頭を抱え込むようにしゃがんだ。

完全に逆恨みだな・・・。

「おい、いい加減に・・・」

こっちから近付くとまたナイフを突き出した。

「ふん、おまえよりこっちを痛い目に遭わしてやるか」

そう言って,翔くんの方を振り返って
ナイフを振り上げた。

「翔くんっっ!!!」


(続きます)