先日、大雨の中で第23回ミラクルエイジ
ファッションショーがめぐろパーシモンホールで

開催されました。
土砂降りの中、会場は満員御礼!

 

私はステージの装花を担当させて頂きました。

 

 

シニアモデルさんたちは素人の方々で、
ダンスやウォーキングなど、
プロの指導を受けながらレッスンを
続けて本番を迎えました。

 


 

加齢とはミラクルだという発想に
私は大きく頷きます。
そしてそれを観客は目撃しに来たのです。

 

毎回演出が素晴らしく、

ファッションショーの枠を越えた

エンターテイメントの舞台でした。

 


今年はヤマタノオロチの朗読に、

エレクトーン奏者の方の作曲「飛龍」という、

壮大なスケールの曲が共鳴する素晴らしい演出あり。

 

朗読は元フジテレビアナウンサーで

女優の山村美智さん。
毎週「オレたちひょうきん族」を

楽しみにしていたファンとしましては、

舞台での共演に感無量です。

 

デザイナーの小林栄子さんは、
結婚出産で主婦をやっていた年月もあり、
本格的に復帰したのは60歳になってから
だとおっしゃっていました。

それ以来、海外で積極的に

ご自身のコレクションを発表し、

今年は11月にパリのギュスターブモロー美術館で
アンティーク着物ドレスのショーを行います。


今後2~3年はヨーロッパを中心に活動を広げる
とおっしゃっていました。
「私って欲深いの」と微笑む。
栄子さんこそミラクルエイジのお手本です。

 

 

 

装花の大きさお分かりになりますか。
みなさんきれいにお化粧して
素敵なドレスを身に纏う中、
私はといえば…
大雨の中での搬入搬出で、
ずぶ濡れ、汗だく、ノーメイク。
私ひとりだけ濡れ鼠。
それを栄子さんがパシャリと
写真に撮って送ってくださった一枚。

ちょっと恥ずかしいけれど、
栄子さんのあったかい人柄が感じられる
ポートレイトなのです。

「どんな視点を持って生きているか?」

自問自答。


花を生けることもそうですけれど、
こういう何気ない一枚の写真に
シャッターを押す人の心根が
写ってしまうのですね。