なんか今考えたらすごくアホみたいな
夢を見た。
乙女が見るような夢を。

ピートドハーティが出てきて、そこは夜のロンドンで、ピートが「今から面白い所に行こう」と言って街を歩いて行くから、変なゲートがある所までついて行ったんだ。
途中女の子達にピートが声かけられてたけど、ピートは気にせず過ぎて行った。
ゲートまで着くと、そこにいた人に「30分までですよ」って言われて、ポケットから時計を出すと午後の5時40分過ぎくらいで、でもピートはまったく気にしていないようで、そこのゲートをくぐったんだ。横にはゲートを守る人がいて、自分達が通り過ぎるのを見てた。
ゲートの先は行ってみればイギリス版ディズニーランドのような所で、人が沢山いて、にぎやかな所だった。「こんな所があったんだ」と言うと、「知らなかったのかい」と驚いた顔でピートは言った。
ピートは子供のようで人と人の間を抜けて先に行ってしまう。俺は時計を再確認しながら後をついていった。
色々なものを見ながら二十分くらい過ぎた頃、俺はピートを見失ってしまって、ピートを探すことになった。薄暗いバーのような所で呼びかけながら探していると、ピートタウンゼントがこちらを振り向いた。
その横にはポールウェラーもいた。ポールウェラーはすごく厳しい顔をしてた。
しばらくするとピートがなぜか女みたいな格好をして現れた。
「なんでそんな女みたいな格好してるの?」と言ったんだけど、どんな返答をしたかは覚えてない。
「もう時間がないよ」と、本当に時間が無かったのでピートにそう言うと、ピートはゲートがあった入り口に戻るかと思いきや道ばたに座り、話をし始めた。
何を話したかは覚えてない。とにかく聞き取れないくらい早口で話してた。
その早口を聞いて、なぜか宇多田ヒカルを思い出した。
ピートはすごく楽しそうで、エネルギーに満ちていて、本当に大人と子供の中間みたいだった。
なぜか俺はすごく泣きそうで、ただ話を聞いていた。
いつの間にか俺の隣には女の子が一人いて、俺はその子を知っているはずなんだけど、誰かは思い出せなかった。俺はピートの話をずっと聞いていた。
おもむろにピートが立ち上がると、俺に手を差し伸べるので、その手を掴むと急に入り口に向かって走り出した。置いてかれた女の子の方に向かって手を振ると、最初は気付いてなくて違う方向を見てたけど、手を振ってるのに気付いて向こうも振ってくれた。結局誰かは分からなかったけど。
ピートはずっと走っていた。まったく喋っていなかったけど、そこらに吊るしてある幕や壁にピートの言葉がなぜか浮き上がってきて、俺は必死に辺りの壁の文字を追っていた。
長い通路を走っているとピートが急に立ち止まり、こっちを向いて話し出した。
その姿をみながらも俺はだんだん視界がぼやけてきて、ここで夢が終わるんだなと思った。
そうしたら目の前が真っ白になって目が覚めた。

俺はやっぱりピートにヒーローとしての憧れを感じているのかなあ。
ああいう夢、前にも見たしなあ。
とにかく先に行ってしまう、自由で楽しげで好きに生きてるような感じが夢の中で表れてる。
そのリバティーンさに憧れてるのかもな。