今の私、早希みたい。結末はわかってる、過程も。私はきっと彼のことを好きになる。交わることはないだろうけど。そして私は帰る。例えば灰皿から蟻が出てきたり、机の上の紙が床に落ちたりしない限り、彼の元には行かない。私は帰る。鍵は開くし、ソファーは話す。そもそもあなたの場合は気づかない。歪みのない愛を自ら手にしないように自分を裏切る。でも手が事故で触れたことで、寝顔を見たことで、私は彼を愛しいと思い始めている。













なにそれ、えっこれも私が用意したコンテクストなの?もしかして私のどこかはもう酔いはじめているだろうかアイアムソーバーアムントアイ?たしかに私はあなたに存在を認めて包んでもらおうなんて思うのは止めた、でも娼婦かよ、なにそれ、若くてぶすじゃない女ならいいのはそっちじゃん、被害者ぶんなあぁお互い様似た者同士が少し持ち寄って温めあってるのね、おもしろい私はあなたで寂しさを満たしたく、あなたは私で性欲処理を、気づいてたけどね、私がこうして私がつくったあなたによって発狂へのエネルギーをためていつか発狂して体を切っても例え目につくところにつけてもあなたには関係ない支障ないだから何も言わない、私の肌の黒さ汚さには触れて直させるけど、見えないところの汚さは知らないままであなたは村野さんにはならない。私はいつでも期待している。服を脱ぐたび村野さんが現れないか、美化、今私はイノセンスを聴いている、わかっている私には勇気がない
足りないならそう言って
与えるからそう言ってよ
僕が理解してあげる
君の指先から全て
足りないなら求めて
全然足りないと
そして僕は報われる
この嵐など止めれる
足りないならそう言って与えるから
足りないなら求めて
そして僕は報われる
足りないならそう言って与えるから
足りないなら求めて
そして僕は報われる












私は一度に両手に何かを掴みたいから困惑するだけだ。溶けて消えるくらい愛されたいのと、すべてを否定する私とみんなが並立するから。私はいかにも優しそうな人を探して勝手に好意を抱きながら向こうこそが好意を抱いていると思い込み、同時に私がいなくてもどこも痛くない人を探して惹かれて重ねて勝手に傷つく。だからこそ私は高尚な女になったり、敷居を低くして軽く見せて侮られる無知な女の子になったりする。独りよがりで、どこか満ちる部分も助けて、一歩も進展しない。私は彼に好かれたい好きだと言われて私が応えなくてもそれでも追いかけられたいそれを疎ましく思いたいそれでも好かれたい、同時に私はあなたに会って会ってまた傷つきたい崩れ落ちを知らないままに。あぁ金原ひとみが書いていたことは本当に共感できる。私は好きな人の奴隷になりたい。作ったうどんをひっくり返されたい。もうちゃぶ台ごとひっくり返されたい。でも一緒に笑いながらうどんをすすりたい思いも持っている。あらゆるものは矛盾を孕んでいてだからヘーゲルは弁証法を