Today's Selection - Amazing Grace -
ちょっとまじめな話。
テレビでアフリカタレントのゾマホンが熱弁してました。
黒人文化でのHIPHOPが生まれるず~っと前。数百年も前。
アメリカに黒人が移住した(移住という言葉もおかしいが…)きっかけの一つ。
「奴隷貿易」
言葉こそ貿易というある種「清潔」な文字でごまかしてますが、実際は家畜以下の扱いによって3国間(欧州、西アフリカ、西インド・北米)で黒人を売り払い「物」の一部として砂糖・銃・衣類などと交換条件として売られた事実。=大西洋三角貿易。
HIPHOPを知る前にこの事実をもっと知らなければならないと思いました。
奴隷貿易 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
黒人への扱いは悲惨なものだったと調べてわかった自分の低能さにも頭にきてしまいます。
反乱を起こさないように家族・民族を分裂、首輪をされ、犯行する者には悲惨すぎるほどの罰を与え、ついには黒人本人達もが「奴隷」という言葉に疑問を持つことなくなってしまうほどにまで追い込ませたようです。
とあるサイトに載っていたのですが、どれだけ酷かったが一目でわかる数字で表した奴隷制度
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300: 大西洋奴隷貿易が続いた年数。
120000: 奴隷を強制された西アフリカ人の人数
9: 奴隷船で奴隷一人あたりに与えられた幅(インチ)
12500: アフリカからカリブ海諸国への旅で死んだ西アフリカ人の人数
100: 奴隷貿易廃止後、法に逆らっって奴隷を使った際の罰金(ポンド)
200000: 奴隷貿易廃止後、カリブ海諸国の英国植民地のプランテーション
の領主に払われた金額。
奴隷達には何も与えられなかった。(ポンド)
50: 成人男性1人を奴隷として売った際に受け取った金額(ポンド)。1760年当時では苦なしに1年間食べていけた
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Amazing Grace は日本では故・本田美奈子
さんが歌っているの有名ですが、作詞家/ジョン・ニュートン本人 (白人)の事も知っておいたほうが良いと思って今日の一曲を紹介します。
色々な議論があるらしいですが、黒人にとってこの曲は「救い」だったんだと。
世界中で歌われているこの曲は、とてもとても深い意味があるんです。
その中でも心を打たれた映像を。
心が入りすぎて原曲としてとどまってません。
Mahalia Jackson - Amazing Grace