家族 | FLOAT JAM official blog 「BLOGGER HUSTLE」Powered by Ameba

家族

音楽をやっていて、過去に家族を持つと言う事や仕事の理由で音楽から離れざるえなくなった仲間がたくさん居た。


それはその人なりの価値観と決断だから僕にしてみたら物凄く尊敬に値する行為だと思う。



僕は24歳で父親になって、その時彼等と同じ様に「音楽を辞めるべきなのではないか?」と物凄く悩んだ。


でも一時の感情だと信じて今まで来れた。



それが正しいのかは今も分からないけど、子供が最近ピアノ教室に通い始めて気付いた事がある。



好きな事は中途半端になっても投げ出さないで欲しいと言う事。



中途半端と言うのは適当と言う意味ではなく、何かの理由でなかなか手が付けられないとか、好きなんだけど今は何となく好きになれないと言う意味で。



僕自身周りの仲間が頑張っている中、なかなか手がつけられない時機があったから。



僕は周りのお父さん達と比べると大して教えられる事もなく、ろくでもない父親じゃないか?と思う事があるけど、こんな僕でも一つだけ胸を張って教えられる事がある。



それは、夢は掴む物であって、手放す物ではないと言う事。



夢に対して何も出来ない時機があっても、常にその事を考え続ければ大きな前進はなくとも、夢に向かって1ミリずつでも進んでいると言う事を教えたいと常々思う。


世の中には早く芽が出る人も居るし、遅咲きと言われる人もいるけど、それはその結果だと思う。



これは自分の子供に気付かされた事だけど、例えば子供の視点から見て自分の父親が何年も続けていた事があって自分が生まれた事をきっかけに辞めてしまったと聞いたら恐らく子供の僕はショックを受けるし「夢を追うのは大変だ、だから普通の生活が一番だ」と言うイメージを植えつけてしまうのではないか?と考えた。



これは僕なりの考えなので正しいとは言えないけど、生まれた以上人より面白い人生を過ごして欲しいし、辛い事や大変な事もいっぱい体験して欲しいと思う所からこの答えに至った。


様々な出来事との出会いや別れを繰り返す人生こそ本当の意味での冒険であり、それこそが夢だと教えたい。




そして掴むのはお金ではなく、夢だと言う事も。


お金は現実問題必要だけど、お金が誰よりもあっても夢は買えないので。




そんな事に気付かせてくれる素晴らしい家族が僕には居ます。




64