魔法使い泰蔵! -3ページ目

魔法使い泰蔵!

ある日突然、魔法少女が空から振ってきた!ってなるのが早いか、
俺が魔法使いになって、魔法少女を召還して空から落とすのが早いか、
伝説の戦いの幕を今開けてみる。
きっと明日はいいことあるはず

俺のスケスケジュールは超過密だ。

月単位といっても過言ではない!

今回はばあちゃんの49日で山口へ飛んだ。

新幹線だけど。新大阪から新山口の予定。



弟と0630マルロクサンマル大阪駅で待ち合わせ。

電車の時間とか全部調べて貰って俺はついて行くだけ且⊂(゚∀゚*)ウマー

部屋を5:30に出れば余裕で間に合う。

何でか四時台に目が覚めてしまったので

風呂ってネットサーフしつつまったり過ごす。

5:20そろそろ用意するか、と思っていると

”とあるフォルダ”にBeck23.zipの文字が。

おおっきたか、でも時間が時間だし仕方ない。

読むか。

結局6:00までかけて最後までちゃんと読んだ。

遅刻確定。

Beckおもれ~よな、ちょっと中だるみだけど良いよな~。

でもこれ前に読んどるわ、うん。



予定通り十分遅れで到着。

俺「いや~すまんすまん、ちょっとな、、、」

弟「別にええよ。余裕もたせてあるし。」

俺「ちょっと漫画読んでた。」

弟「>>1氏ね」(※弟はちゃねらーではありません)





しかし余裕を持たせていたためか一本早い博多行きに乗れることが判明。

弟「どうしょっか?」

俺「おし、乗ろうぜ!」


車掌「本日は新幹線をご利用いただき…」

弟「うえっ、すっぱ」

俺「なんそれ?」

弟「おにぎり、梅高菜。」

車掌「途中停車致します駅は新神戸、岡山…」

俺「しぶい選択やな。」

弟「昔は肉系やってんけど今は高菜とか昆布やな。」

俺「爺かw」

車掌「…広島、小倉となっています。」

Σ(・ん・;メ)

俺「おい、あれ」

弟「ん?なに?」

電光掲示板に光る文字。

”新神戸 岡山 広島 小倉”

「てめ~ヴォケ!大 人 を 逃 げ る な !」

弟「あいた~広島で次ぎの待つしかねえな。」

「飛び降りるザマスか?ぴょいっと!あ、の、広島と小倉の間のスペース空いたとこでぴょっこりよぉ!」

弟「あ~すまんすまん」

愚痴愚痴と広島まで弟を説教。おれ、呪うぜ!

つづく

泰蔵とかちょっとどうでもいいんで、

今日はちょっと感動した音楽について語ります。


例によってネットの海を

覚えたてアニメの同人誌を求めて徘徊する俺。

「そのアニメで抜くとこまでいってはじめて一流だぜ」とかなんとか。

久々に持ち曲を完全ランダムにしてヘッドフォンからだら~っと流してたら

耳に引っかかるアコギのラテンメロディーが…♪


ん?

俺こんなん持ってたっけ?

でも俺のツボに青春ストライクだなあっと思いながら音の方に集中しだすと

なかなかに音のクオリティが高い。構成もメロディも好きだ。

(まあ語れるほど知識も経験も無いんですがね。)

やっべえこれキタ―――――ヽ(´ー`)ノ―――――!!!とか言ってると

バラバラにされたシンセの

雪の結晶が砕け散って砂漠の夜空に輝いているような音が鼓膜から侵入してくる。

あっ、、あぁ脳がエンドルフィンに焼かれる、、、きもちぃい

しかも何度かそれは繰り返される。あと俺もリピートする。

俺のニューロンの数万個は確実にこの曲によって死滅した。


「こ、、こんっな、、快感、今まで味わっ、、、たこ、、と、、、んっ」

まあ今見てる同人誌なんですけど。

嘘です、今作りました。


調べてみるどうやら俺がお気に入りのHallucinogenともう一人神が組んでやってるらしいんで、

そら直球やわなあ、と。

まあ知ってる人にしたら今更なんでしょうけど、サイケに抵抗無い人はどうぞ、と。

おっす俺は泰蔵、魔法使いを目指す大学生だ。


先週はオープンキャンパスに行ってきたぞ。

っていうか俺がやる側なんだけど。

魔法女子高生なんてとんでもない最終兵器てぽどんが飛んでくる可能性があるから気を付けろ!

まあ工学部なんで女の子もあのそのなんというかしかし…。


俺はわけあって魔法使い見習いなんだけど、プログラムもやってて、うん。

今はAiboのプログラムやってるわけで、それを使ったデモを見せてたわけだ。

しかし、「あ~アイボかわい~ぃ、ずっと前から好きでした、おにぃさんの彼女にして下さい!」

なんつー魔法女子高生がいるはずもなく、かといって

「ろ、ろロボットプログラミングってあのぁの凄くおもしろいですよね、へへ」

なんつー真性もおらず、「ふーん」てな感じで反応は寒いもんだった。


(あ~、食いつきいい子がおれば盛り上がるのになぁ)とか何とか思ってると

神降臨、部屋に入りながら大声で一発ぶちかましてくれる男が来た。

玄武「あ~アイボみたいなんおる~」

相方「ぐへへっ」

一同「しーん」

冬の神氷んかよ…。参ったな…。


しかしどうやら紙も自分のギャグが

文字通りみんなを黙らせてしまったことに責任を感じているようで

次なる一手を用意しているように見えたので、期待して次を待った。

玄武「あ~アイボみたいなんおる~」

相方「えへへ」

一同「ざ わ ざ わ」

くっ…繰り返しやがったこいつ!ありえねえ、いんぱっしぼー。

無理だ、やばいあかんて、ちょっと考えろって、

自分の性能をもうちょっと見極めろっていうか消えろよ、今すぐ、この次元から。


何とか上手く受けて、客の笑いを取らなくては!俺は考えた。

しかし俺が逡巡していると、ほら、冬の神々のざわめきが聞こえる。

「いけよ」「へへ」「ほら」「無理やって」「ぐへへ」

ん…なんだ?

「あ~アイボみたいなんおる~」

こっこいつ…、ちょっと小声やし!

瞬間的に俺の脳内に二つの選択肢が生まれた。


 「オマエ眼鏡割るぞ」って言う

→「オマエ眼鏡割るぞ」って言わない


我慢した。

俺は我慢した。自分で自分を…。

しかし客はもう凍り付いてどうすることも出来ない。

どうしよう…。

俺は待った。

高校生と言えど、男ならこれまでのは布石でここから一発逆転ナインが待ってるはず。

彼はきっとやってくれる。

が…、

帰った。


待て待て待て待て

責任とってよ、このいくじなしー!


泰蔵はどうなってしまうのかー!!

やあ、おれの名前は泰蔵!

今日からある野望ゆめを叶えるタメに魔法使いの修行を始めるんだ。

まだ魔法はほとんど使えないけど、絶対にやり遂げるって誓ったんだ。



まあ別にぜんぜん泰蔵じゃないんだけどね。

うん。