最後の歌舞伎 版画絵師(名取 春仙)名取春仙は、鳥居派以外の絵師による新しい新版画役者絵の様式を 誕生させました。 春仙の作品で特に際だつのが”似顔大首絵”の役者版画の作品群です。 春仙と渡邊庄三郎が手掛けた春仙版画の大きなシリーズは二つあります。 その一つは「創作版画春仙似顔集」で大正14年から毎月1回1図の予約出版 で、昭和4年1月に完了しています。 第二は「新版画舞台之姿絵」で、昭和29年に頒布を終えた25枚の作品です。 ここには、甘いベールにおおったような感じがみられます。