今度やる、山口芸術短期大学での
特別授業の《中村めぐみのしくじり先生》の
中身を最近、いろいろ考えていて
要するに、私の過去をみんなで
振り返りながら、若人たちに(死語?)
人生設計を考えるきっかけになって欲しい
と思っている訳なんですが…
今回、自分自身もいろんな事を
振り返るきっかけとなりました
そうそう…!
国立音大を奇跡的に首席で卒業した私ですが
その後、東京にてフリーとして
いろんなお仕事させて頂いてましたが
そんな中で、プロのオーケストラの
オーディションがあり、人生で
初めて、受けに行きました。
で、正直、自分なりには
普通に吹けたつもりだったけど
後々から、そのオーケストラの団員さんの
講評を、先輩を通して知ったんですが…
《あー、あの子ね!全然、ダメ。才能ないね》
今思えば、その一言が
私のドイツ留学への原動力となったと
気がつきました。
あと、もうひとつ、今回、思い出した事。
それは、《オーケストラって良いものなのかもなぁー》と、思ったきっかけは、
大学時代、(卒業してた?かも?)
当時、ドイツのケルン放送響の
首席オーボエ奏者だった宮本文昭さんが
東京のライブハウスみたいな所で
それこそ、間近で演奏されるコンサートをされ、聞きに行き、
その時のトークで
《僕がオーケストラで
上手く吹けた時は、セカンドオーボエが
うまくサポートしてくれてるからなんだよ》
と話されてました。
《いかにセカンドオーボエの人がすごいか?》をものすごい力説されてて
こんな所で(そのドイツ人もいないし)
そんな話をされてて
でも、それが妙に私の心の中に
ずっと残っていて
《オーケストラって、すごいんだなー》
と思ったのを思い出しました。
いざ、人前で話すとなると
本当にいろんな事を整理しないと
いけなくて。
結局、やっぱり最後は
《人との縁》てことになるなーと
しみじみと思う今日この頃です
で 結局、私は、その宮本文昭さんの
オーケストラのあるケルンに
住み、ケルンの大聖堂の所にある
ホールに通っていた、という訳です
私がついた先生も、ケルンの歌劇場の
オーケストラ奏者で
よくオペラも見に?聴きに行ってました