グランフロント大阪 GRAND ART FES ② | コップ半分の水

コップ半分の水

Is the glass half empty or half full?

★うめきた広場★

ヤノベケンジ(現代美術作家) サン・チャイルド

 

東日本大震災を受け、復興・再生の願いを込めた全長6.2mの巨大な子供像。

黄色い放射能防護服を着ているが、ヘルメットを脱いで左手に抱え、

顔に傷を負い絆創膏を貼りながらも、空を見上げて逞しく立っている。

放射能の心配のない世界を迎えた未来の姿。

右手に持つ「小さな太陽」は人々の希望や新しいエネルギーを象徴している。

 

ヤノベケンジ(現代美術作家) 風神の塔 litate Monster Tower

 

大地に突き刺さるような胴体と、風を引き起こす袋を両手に抱え、

背中に3つの風車を背負う風神像。

風車は小型風力発電機となり、蓄電されたエネルギーによって、

水を吸い上げ定期的に吐き出される。

阿武隈山地の自然や地域発電を目指す飯館村の人々との交流から

構想された大気と水の循環、大地の浄化のモニュメント。

 

ヤノベケンジ(現代美術作家) ウルトラ ‐黒い太陽‐

 

放射状にのびる黒い角に覆われた巨大な球体の中に、

テスラコイル(共振変圧器)を内蔵し、放電現象によって

稲妻と雷鳴を人工的に発生させる超越的作品。

個体・液体・気体に続く「物質の第四の状態」といわれるプラズマの彫刻。

宇宙では太陽、地球では雪、人工では核融合などに現れる状態であり

人智を超えたエネルギーの象徴。

「黒い太陽」とは岡本太郎の【太陽の塔】の背面にある顔の名前でもある。

 

ファブリス・イベール(現代美術家) Ted Hyber (テッド・イベール)

 

緑色は自然と人間の関係について提案し続ける彼の態度をあらわしています。

ここを通るみなさんに、水辺の楽しさを感じていただく役目を担っています。

 

 

ヤノベケンジ(現代美術作家) SHIP'S CAT(Black)

 

潜水服や宇宙服のような衣装を身に着け、ヘルメットを被り、

夜になると眼が光る巨大な黒猫の彫像。

旅をして福を運ぶ「旅の守り神」。

大航海時代に、ネズミから貨物や食料を守り、疫病を防ぐために乗せられた猫

「SHIP’S CAT」をモチーフにした。

また、黒猫は「夜の守り神」の使いとして信仰され、

「招き猫」の起源の一つにもなっている。

混迷する世界においても、未来を照らして旅立つ勇気を与えたいという

願いが込められている。