馬具 肢巻のこと | flippan便り

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本日は、前回のホースブーツの選び方のPart2で、肢巻編です。
ここでは、運動用肢巻について、お話しします。
 
肢巻(または、ポロバンテージとも)とは、フリース素材の長いリボンの様なものです。
他にも、伸縮性に優れたゴムのものや、
ゴムとフリースの組み合わせ、または
ゲル素材とフリースの組み合わせなどの、ハイブリッドタイプもあります。
特に気を付けて頂きたいのは、ゴムを使用しているもの。
こちらは、良く伸びるために、締めすぎてしまう危険があります。
まずは、一般的なフリース肢巻を使用して、扱いに慣れていくのが良いでしょう。
 
肢巻の役割は、肢の保護ですが
柔らかい素材なので、フラットワークや馬場馬術で使われます。
馬場の砂やラチから肢を守ってくれます。
 
さらに!?
馬雑誌の記事で知ったのですが、
馬場馬術で肢巻が好まれる理由は
『白など明るい色の肢巻は、肢の動きが映える』ため
トレーナーにとっても見やすく、騎乗者も鏡越しで
馬場で重要となるリズムや動きを確認しやすい、
イレギュラーを見つけやすいからだそうです目
 
肢巻のメリットは、ポニーサイズがあるくらいで
細かなサイズに分かれていないため、
1セットあればどんな馬にでも巻ける点でしょうか。
また、基本的にはブーツより長い範囲を保護できるのも特徴です。
あと、機能面のメリットじゃないけれど
ブーツ類より格段に色柄の種類が豊富なので
自分の好みのデザインが見つけやすいです!!
あ、さらに、大抵のブーツよりは安いです(笑)
 
反対にデメリットは、
ブーツより、肢巻を巻く方が手間がかかる点。
また、慣れていないと、均等に巻けなかったり、
テンドンをきつく締めてしまって、肢を腫らせてしまうなど
むしろ肢に負担をかけてしまうこともあります。
あと、肢巻は、乾いた馬場で使うものです。
フリースは、水を含みやすいし、水を吸うと非常に重くなります!
そうすると、たわんで下にずれちゃうことも想定されますし、
万が一、運動中に外れて、それを馬が踏んだとしたら…ガーン
あ、あとフリース素材なので
ゴミが付きやすいですね…
乾草とか、つきやすく取りにくいドクロ
 
ちなみに、肢巻下(肢巻パッド)は、
使用する派の人と、しない派と、半々くらいなイメージです。
肢巻を直接巻くよりは、パッドがあることでフラットになるし、
滑り止めになるので巻きやすいと思います。
更に、パッドが緩衝材の役割を果たしてくれて
締めすぎ防止にもなります。
 
店長は、就職先のクラブで
肢巻が全然上手に巻けなくて怒られたことがありましたあせる
先輩方は、肢巻を巻くのも、取るのも、しまうのも、
本当に速かったです!
なので、家族の脚を借りて練習したこともあります笑い泣き
自分の足で出来れば一番いいのだけど、体勢的に無理ですからね~
 
肢巻初心者の方は、
必ず、インストラクターや、信頼できる人たちに
肢巻の巻き方を教わって、許可を得てから、使用するようにしてくださいね。

慣れれば、プロテクターと同じくらい楽ちん、簡単ですよ^^

 

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