一年分の映画祭り | flighty life

一年分の映画祭り

普段映画を見に行ったり、DVDなどを見ることもほとんどないあたし。
てこたぁ、つまるところブルーレイなんか無縁。
だがしかーーーし、4本とか立て続けに見ることも稀にある。ほんと、稀に。
それは、飛行機の中。

10時間とかのロングフライトでは、まぁ大体読書→ご飯→読書→ご飯・・・みたいな感じだが、
時々読書に疲れたり、電気をつけているのが申し訳ないくらいとなりが爆睡していたりすると
映画をボケーーっと見たりする。元来映画は普段見ないだけでキライじゃない。
この時は、仕事でノルウェーに行った時で、書類なんかを眺めているのに疲れちゃったんだね。
というわけで、4本も映画見るなんて貴重な体験なので、書いておこうと思う。

All About Steve [DVD] [Import]/出演者不明
¥価格不明 (←価格不明なんてことがあるんだな・・・・。)
Amazon.co.jp
サンドラ・ブロックが、ちょっと変わった一途な女の子を演じている。
ちょっとじゃないな。クロスワード作家の主人公メアリーは、
たまたま出会ったSteveに一目ぼれしちゃったもんだから、
いろんなハプニングに巻き込まれながらアメリカ中Steveをストーキング。
かなり変わり者のメアリーだけど、一途にSteveを追いかける旅の中で出会う人々に愛され、
困難を乗り越えていく姿は健気でとってもかわいい。
サンドラ・ブロックがこんな変な役をやるなんてとても意外だったけど。

ジュリー&ジュリア [DVD]/メリル・ストリープ,エイミー・アダムス
¥3,990
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半世紀も前に出版した家庭で簡単に作れるフランス料理のレシピ本で大人気になった
ジュリア・チャイルドと、現代のニューヨークで作家になる夢に破れたOLジュリーが、
自分の人生を変えるためにジュリアのレシピ完全制覇の過程をブログに綴る様子を
実話を元に描いた作品。合言葉は「ボナペティ」(笑)
ジュリアは夫の赴任先のパリでフランス料理に感動し、当時は男性ばかりだった名門料理学校
コルドン・ブルーに飛び込み、数年かけてレシピ本を完成させる。
一方ジュリアも失敗を重ね、挫折しそうになりながらもレシピに挑戦し、
ブログは次第に話題になり、人々が注目し始めていく。どちらの女性も、好きなこと、夢に向かう姿勢と
行動力が素敵で、それが実話だっていうからなおさら感動的。個人的にはとても共感できた。
そんな二人それぞれの女性を支えたのはパートナー。理解ある夫やボーイフレンドなしには
成し遂げることができなかったと二人の女性は作中で話している姿にもじーんときてしまった。
一般的には特に、”感動できる作品”というわけではないと思うが、個人的にはグッと来てしまった。
しかも、ジュリーのNYでの生活を見て、自分の北米在住時代を思い出してはまたじーんとし、
大きなオーブンが恋しくなった。(笑)そして、原作を読んでみたいと思った。

ブロンド・ライフ [DVD]/アンジェリーナ・ジョリー,エドワード・バーンズ,トニー・シャローブ
¥1,490
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邦題は「ブロンド・ライフ」というのを、ブログを書きながら今初めて知った映画音痴なあたしです。
原題は「Life or something like it」。
アンジェリーナ・ジョリーが演じる主人公のレイニーは、プロのベースボールプレイヤーをボーイフレンドに持ち、
自身も売れっ子キャスターという申し分のないセレブなキャリアウーマン。
富と名声もすでに手に入れてしまった”完璧な生活”を送るレイニーは、
ある日ホームレスまがいの預言者から一週間の余命宣告を受けたことをきっかけに、
本当に大切なものを探し、真に愛してくれる人、自分らしく輝ける”ライフ”を見つけていくストーリー。
すぐに映画の世界に吸い込まれてしまう単純なあたしは、すっかり「人生ってなんだろう!?」的な
バカとも哲学者ともつかない自問自答をし、レイニーの姿を見ながら妙に頷いてしまったり、
またも感動の大安売り。隣に座っていたオッサン、うざかったろうなぁ。


House of Branching Love
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さてさて、4作目はアマゾンでタイトルが見つからず、上記の写真のみだが、
今回フィンランド航空に乗っていたということで縁があったフィンランド映画。
「House of branching love」というタイトルのこの映画は、一言でいえば「フィンランド式離婚劇」かしら。笑
低所得者家族のカウンセラーをしているJuhani(フハニ)とバリバリのキャリアウーマンTuula(トゥーラ)は
冷めきった関係でありながらも同居を続け、互いに見せつけるためだけに、
ニセの恋人を二人が暮らす家に連れ込んだりするのだが、
憎しみの裏側にはまだ相手を想う気持ちもあり・・・・。
割とコミカルな部分もあり、シリアスな部分もあり、サブストーリーも結構面白い。
エロティックな場面も多く、大人な映画。映像の雰囲気は結構アーティスティックできれいな感じ。
フィンランド文化って、興味あるなぁ!と改めて感じる初めてのフィニッシュムービー。
フィンランド語はわけがわからんが、英語の字幕ありだったので、かなり楽しめた!
去年のトロント映画祭 でも上映していたみたい。


と、まぁこんな感じで、成田からフィンランドのヘルシンキへ向かうまでの約10時間の中で、
一人映画祭りを開催していたのでした。一年分の映画を満喫。オモシロカッター。ごっつぁんです!

Cheers!!

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